海外に住むのは簡単でも、住み続けるのは本当に難しい




こんにちは、スペインに来てもうすぐ2年になるMayu(@Jope_Mayu)です。

最近スペインにいる日本人の方たちの話を聞いていると、今年で日本に帰るという人をよく耳にします。

もう何年もスペインにいるけど、今年を目処に帰ろうと思っている(もしくは帰った)とのこと。

その理由はさまざまですが、大半は

  • ビザの更新が難しくなってきた
  • お金がもたなくなってきた

といったもの。日本でお金を貯めてからまた戻ってこよう、なんて人も。

やはり海外に住むのは簡単でも、海外に住み続けるというのは決して容易ではないんだなと思わされます。

 

「どうして住み続ける必要があるの?」「ゆくゆくは日本に帰る予定」という人がいるかもしれません。わたしもそのうちの1人でした。「いても2年とかかな〜」なんて最初は思ってました。

 

海外にもう少し住み続けたいと思ってしまう理由

2〜3年で結果を出すのはかなり難しい

わたしがサッカー留学としてスペインにやってきたこともあって、サッカーという目線で話します。

(ただサッカーに限ることではなく、何かを成し遂げたいと目標を持ってくる人ならばそれに置き換えて考えることもできます)

 

元々プロの選手としてスペインのリーガ1部や2部などからオファーをもらって移り住んできたというなら話は別ですが、それ以外の人はスペインでチャレンジするために海を渡るという人がほとんどでしょう。

現地に何かのツテがあって、下部リーグのチームに入ってからチャレンジを重ねるという人や、ツテも何もない場合(わたしはこのケース)、自らチームを探して、やっとの思いで見つけたらそこでスタート。

 

たとえば、

最初の1年→語学を勉強しながらチームを探す、練習参加をさせてもらう。

次の1年→本格的に選手やスタッフとして活動を開始する。

もうすでにこの時点で2年が経ってしまいます。

 

サッカーは基本的に1シーズン同じチームに所属。この1シーズンの間にポンポンと上のレベルのチームに上がっていくことって、ほとんどありません。

1シーズン戦い抜いて、何か認めてもらえればさらに高いレベルのクラブから次のシーズンのオファーが入る。

要するに1シーズン1シーズン着々と積み重ねるしかないのです。

 

そう考えると2〜3年で誰もが驚くような結果を出すことがいかに難しいか、想像できると思います。

気づいたら2年経っていたけど、まだまだ満足できるような結果は出せてない。だからもう少しここでチャレンジしなきゃ、住み続けなきゃ、という発想にいたるのです。

Mayu
もうちょっとスペインで戦いたい、というのがわたしの1番の本音

 

海外生活に魅了されてしまう

日本の生活とは違う、海外での生活。

刺激のある毎日、そこに住んでいる人の感覚や価値観も全く違うので、予想だにしないことも多々起こります。でもそれがおもしろくて、新鮮に感じる。

Mayu
海外に住むと、パッと意識を変えるだけで海外旅行ができてしまうというライフハック

 

それに「海外在住」というステータスのようなものに魅了される人もいるかもしれません。

 

個人的には日本で社会人経験を積んでいる人がいざ海外に移り住むと、日本の生活に戻るのってかなり難しいんじゃないかなと思います。

スペインはわりとゆったりとした生活が流れています。そんな中で日本の勤勉な生活、満員電車に揺られながら毎朝職場に通う生活を想像すると、「戻りたくない……」と思ってしまう人も多いのではないでしょうか。

 

現地で出来た友人や家族と離れられなくなってしまう

海外の友人や家族は、一度さよならをしてしまうと次にいつ逢えるのかは全くわからない。そしてもう一度逢うのって、すごくハードルが高い。

日本に帰ったあともう一度海外の友人に逢えるのって、お互いがはるばる遠い国から駆けつける必要がありますよね。

その一方で例えば、東京で働いていて地元に帰ってきた場合。もう一度東京の友人に逢えるのって、色々とチャンスがありそうですよね。

「出張で東京に行くことになった」「友人の結婚式で東京に行くことになった」など……

 

海外の友人とは、その土地を離れてしまうとなかなか簡単に再会できるものではありません。だからこそ離れられなくなってしまうのかもしれません。

 

こういった理由から海外にもう少し住み続けたい!もしくは永住したい!と思う方は多いはず。ただそう簡単に住み続けられるものではありません。。

海外に住み続けるために立ちはだかる壁

ビザを更新し続けなければいけない

外国人が海外に住むために必要なのは、やはりビザ

海外に出てチャレンジしたい!という人は、おそらく最初に取得するであろうビザとして、学生ビザワーホリビザなどが挙げられると思います。

 

ワーホリビザは最大1年(場所によっては2年)なので、1年経つと日本に戻らなくてはいけません。

そして再度そのビザを同じ国で使うことはできない。。

 

学生ビザは決まった期間はありません。

しかし語学学校などでビザを取得したとしても5年とか語学を学び続けるのってちょっと限界があります。。そんなに語学を学ぶのに時間がかかるはずはないだろう、とビザを出す政府から不審がられる可能性が高い。

その場合は語学以外の違う種類の学校に切り替えることもできるでしょう。

ただ何年も学校に通うとなると、もちろん毎年学費が必要になります。そこもクリアしなければなりません。

 

選手やスタッフとして就労ビザを出してもらうことはかなり稀です。もう一度言いたい、かなり稀。

プレミアリーグに挑戦するプロの選手がビザ取得に苦しんでいるぐらいなので、普通の人にはかなり高い壁だということは想像できるのでは。

そのためサッカーの分野で就労ビザを出してもらうことは、あまりあてにしないほうがいいでしょう。

 

もう長年海外にいる人の多くは、就労ビザを出してくれる会社で働いているもしくは自分で起業して事業活動をしている、のどちらかだと思います。

「いずれ自分は起業するかもしれない」と頭の片隅に入れておかなければいかないかもしれません。。

Mayu
起業なんて、わたしは未だ遠い世界のように思える

 

生活費をまかなうためのお金を稼ぎ続けなければいけない

先ほどビザ更新のためにお金がかかるという話をしましたが、それ以前に海外で暮らすための生活費を稼ぎ続けなければいけません。

スペインに住んでいる日本人で、海外赴任で移り住んできた人を除けば、日本料理屋さんなどでアルバイトをしている人がほとんど。

学生ビザで来た場合は週20時間までしか働けないため、おそらくお給料の相場は月400〜600€程度(5〜7.5万円程度)。この範囲でやりくりしなければなりません。

他にサッカーで活躍してお金をもらえるようになれば、さらにプラスされるでしょう。

 

ただバルセロナの家賃相場は年々上昇しており、1つのピソ(アパート、マンション)を何人かでシェアして住んでも1人あたり月350€〜(約45000円〜)といった具合。

支出がマイナスになってしまい、「お金がなくなってきたから……」という理由で帰国を余儀なくされてしまうことも。

海外で自由に暮らすだけのお金を稼ぐのはそう簡単ではありません。

 

海外に住み続けるハードルを下げるためにやっておくべきこと

日本を発つ前から長期的な視点でプランを持っておく

日本を出発前に海外生活での長期的なプランを考えておくことをおすすめします。

絶対に1年で帰らなければいけない!というのであれば話は別ですが、スペインに行ってどうなるかはまだわからない〜という人こそ計画は立てておきましょう。

事前に考えておくべきこと
  • どのビザで滞在し続けるか
  • どの都市に滞在するか
  • どの学校に通うのか
  • どのようにしてお金を稼ぐのか

……

計画通りに行くとは限りませんが、行き当たりばったりで苦労するよりはマシ。

 

たとえば、サッカーの監督としてUEFAライセンスを取得したい!と思った場合。

UEFAのライセンス取得にはヨーロッパでの永住権を持っていることが必須のようです。仮にスペインで永住権を申請する場合、最低5年間スペインに住み続けなければいけません。(学生の期間は半分として換算)

上記であげた住み続けるために立ちはだかる壁がある中で、5年間暮らし続けるというのは容易ではありません。しっかりと長期的な視点で考えておくことをおすすめします。

 

情報収集にチカラを入れておく

日本にしても海外にしても、よりよく生きていくためにはいかに情報を集められるかが鍵になってきます。

特に海外生活となると、日本語で得られる情報は一気に減ります。

ビザのこと、住む場所のこと、お仕事のこと、、色々な分野に情報のアンテナを張っておきましょう。自分に合った生き方を選択できる可能性がグッと広がります。

Mayu
このブログも情報収集先の1つになるはずなので、ぜひ毎回チェックを!ぜひ!お願いします!

 

どこでも働けるスキルを持っておく

今は場所にとらわれない働き方(ノマドビジネス)がたくさんあります。

正直色んな選択肢があるのって、日本人の特権とも言える気がします。

ビジネスとしてブログを始めてみるのもよし、プログラミングスキル、ライティングスキル、Webデザイナー、翻訳スキル、FXトレーダー、、

海外にいながらにしてお金を稼ぐことができるようにしておけば、かなり心強い。

日本にいる段階から準備しておくのをおすすめします。

>>参考:海外旅行や留学でのお金の悩みを一気に解決!海外へお金を持っていく方法

 

まとめ:海外に住む前にしっかりと計画を立てて備えておこう

お金を貯めて、いざ海外に住もう!というのは簡単でも、海外の暮らしが気に入ったから住み続けたい……となると難しいところ。

海外移住を考えている人は、万が一の場合に備えてビザのことやお金のことなどを日本にいるうちから考えておきましょう。

綿密な準備はいつか思わぬかたちで自分を助けます。「海外に行ってしまえばなんとかなる」ではなく、「こうなったときはこういう方法もあるな……」と選択肢を広げておくとよいでしょう。

Muchas gracias por leer♡




ABOUTこの記事をかいた人

スペイン在住のホペイロ(エキップメント)×ブロガー。 大企業を辞めスペイン語英語ゼロでバルセロナのサッカーチームに1人で乗り込み、マネジメント活動中。 現地スペインのサッカー情報、人生を楽しむ達人らとのラテン生活を発信。 九州女子。