【本音】スペイン移住の後悔・デメリット10選を告白【海外ヨーロッパ移住の失敗談】
スペイン移住したいけど、後悔しないか不安……
海外移住に興味があるけど、デメリットはある?
海外生活はかっこいい、日本の堅苦しい雰囲気から解放されて最高!みたいなイメージがあるかもしれませんが、実際のところはどうなのか?
わたし自身スペイン移住4年目。スペインでの生活は楽しいですが、ぶっちゃけ後悔してることもたくさん。
スペイン移住の後悔やデメリットをざっと考えただけでも10個ありました。10個よ。ありすぎ。
本記事では海外移住したスペイン在住4年目の筆者が後悔していること、デメリットを10個まとめてみました。
この記事を読めば、海外移住という大きな決断をしても本当に大丈夫か再確認できますよ。
本記事の内容
- スペイン移住の後悔・デメリット10選
- スペイン移住で失敗や後悔しないための対処法
本記事の信頼性
ほぺまゆ
- スペイン在住7年目
- スペイン語も英語もわからないまま単身渡西
- 日本が大好きなのに海外移住
- 累計120万人以上に読まれているブログを運営
スペイン移住の後悔・デメリット10選
①家族や友人のそばにいられない
海外に住んでいると日本にいる家族や友人にはそうそう会えません。
日本で会ってお別れするときは、次いつ会えるかもわからない心境になり、かなり心にグサっときます。
海外滞在中もし家族の身に何かあっても、陸続きの日本国内とは違い、日本への航空券を予約し半日〜1日近くかけて帰国。
親の死に目にもあえないかもしれません。
うちのお父さんも
まゆはお父さんの死に目には立ち会えんかもしれんなあ……
なんて言って悲しそうにしているので、その姿を見るだけでも辛いものがあります。
日本が地中海に浮かんでたらな〜と願ってやみません
②日本人との結婚は難しい
結婚をする前に海外移住した場合ですが、一度海外に住み始めると日本人をパートナーにすることが難しくなります。
海外移住者が日本人パートナーを見つけるのが難しい理由
- 海外での出会いは圧倒的に外国人
- 日本との遠距離恋愛は大変
- 日本人同士の夫婦だと海外に住み続けるハードルが高い
- 外国人の愛情表現に慣れると日本人が物足りなくなる
- 外国人を元カレ元カノに持つと、今後出会う日本人に身構えられてしまう
……etc
日本人との結婚をとるか、海外に住むかを選ばなきゃならない可能性あり……。
とはいえ、
わたしは国際恋愛がしたい!日本人じゃなくてもいい!
という人もいるはず。
ただ国際恋愛も楽しいことばかりではありません。
国際恋愛のデメリット
- 生活習慣や文化が違う
- パートナーが日本語を流暢に話せない
- 日本人なら当たり前に知っていることも度々説明が必要
- 笑いのツボが違う
- 邦画や本などを一緒に楽しめない
1周まわってやっぱり日本人がいいな……と思うこともしばしば
また日本人パートナーと一緒に海外に住み続けるのは、ビザの問題が常につきまといハードルが高いです。
③ビザの手続きが面倒
海外で生活するために必須なのはビザ。
永住権を獲得するまでは、常にこのビザの手続きと格闘しなければなりません。
日本にいると『今住んでいるこの国から立ち退かなければならない』という恐怖を感じること、1ミリもないですよね。
日本で暮らすことは日本人にとって当たり前の権利です。
しかし海外に住むと『この場所で生活するため』に、常にビザと戦う必要が出てきます。
ビザ問題が簡単にサクッと解決すればいいですが、ビザの手続きはかなり面倒でお金も時間もかかる。運次第なことも多い。
ビザの手続きを繰り返していると、だんだん
そんな苦労をしてまでも住みたい場所なの……?日本だったら何もせずに住めるのに……
という想いに駆られてきます。
会社が全部やってくれるから大丈夫!という人は気にしなくてOK
④お金を貯めにくい
日本企業の海外駐在として海外へ派遣される場合は、手当などもついて豊かな生活を送れますが、
留学やワーホリ、国際結婚で海外移住する場合は、お金を貯めにくいのが現実です。
海外移住するとお金を貯めにくい理由
- 十分な稼ぎが得られない(仕事に制約がある)
- 留学なら毎年高い学費がかかる
- ビザ取得にお金がかかる(申請費用、弁護士費用など)
- 現地の給与水準によっては働いてもお給料が低い
- ボーナスがほとんどない海外企業もザラにある
- 日本への一時帰国でお金がかかる
- 日本食スーパーの食材は普通よりも高い
……etc
日本へ一時帰国するたびに交通費で1人10万円程度かかりますし、久しぶりの帰国で色んな人と会うと交際費もかさむ。
日本でしかできない買い物で支出も増える。
どうやってやりくりすればいいんだーーー!!!
そんな厳しい生活を送っている中で、日本にいる人たちの『結婚式挙げました』『家建てました』な姿を目にすると、
こりゃやばいわ……
と寒気がしてきます。女子は特に。
お金がすべてではありませんが、お金は心の余裕や安心感をもたらしてくれる大切なものです。
本記事であげる後悔のほとんどはお金が解決してくれますよ
⑤日本のサービスやシステムが使えない
日本のサービスですごいなと思うのが、ポイント制度。本当に日本はポイント大国です。
楽天ポイント溜まったから、〇〇買えちゃった〜
ポイ活で貯めたポイントで日用品買ってるから、家計に優しいわ〜
なんてことよくありますよね。ポイント使って安くなるなんて朝飯前。
一方でスペインには、生活の中にポイント制度がほとんどありません。一部のスーパーくらい。
そもそもクレジットカード保有はお金持ち層のみのイメージで、普通の人は銀行のデビットカードもしくは現金で支払うだけ。
みんな使ってるアマゾンもポイントが貯まる制度なんぞありません。
スペインの人に日本のアマゾンはポイントがつく話をすると、めちゃくちゃびっくりされます
日本のサービスを使えたら、生活ももっとお得になるのにな〜なんて思ってしまいます。
⑥医療サービスに不安がある
海外に住んでいてズーーっと健康!なんてことはありません。
むしろ健康だとしても定期検診は必要。つまり病院にお世話にならない人生は送れないのです。
でも海外の病院ってなんだか不安ですよね。本当に大丈夫かな?とか、病気のことを説明されても言葉がまったくわからないとか。
日本でよくわからない病気にかかって説明されても理解できないくらいなのに、外国語で説明されたらなおさら謎
さらに女性は妊娠出産を海外でする場合もあります。海外だと不安だなあと思う人もたくさんいるはず。
⑦常に語学の問題がつきまとう
海外に移住すると、生活のどの部分にも語学の問題がつきまといます。
海外生活で語学の問題に向き合う瞬間
- 病院にかかるとき
- ビザの手続きをするとき
- 行政関係の手続きをするとき
- 不動産を購入もしくは借りるとき
- インフラやサービスを契約するとき
……etc
ましてこういった事柄は専門的な用語やフォーマルな形式で表現されていることが多く、理解するのは容易ではありません。
現地の人に読んでもらってもよくわからないと言われたときは絶望した……
苦労する分、学びを得ることも多いですが、日本語の世界に舞い戻りたくなることもしばしば。
⑧仕事のスキルや経歴が身につきにくい
日本で働きながら語学力を鍛え、海外の外資系企業へキャリアアップ転職!という場合ならよいですが、
日本の仕事を辞めて海外へ留学orワーホリをするなら、仕事を思うようにできない期間が出てきます。
海外移住したらまずは語学の勉強をし、生計を立てるために日本人でもできる仕事(日本食レストランなど)を始める人がほとんど。
海外でのキャリアアップは英語力とスキルがかなり大事
その一方日本で働き続けていたら、専門的スキルが高まり、役職も上がり、〇〇といえばこの人!という生業ができます。
さらに日本に住んでいると気軽にセミナーへ参加できたり、学校へ通ってスキルを身につけたりできるので、新しい分野へのチャレンジもしやすい。
日本で開催されているセミナーやイベントなんて行けた試しがない
海外生活の経験は語学力や生き抜く力などで有利になるかもしれませんが、経歴を積むのはなかなか難しいのが現状です。
⑨日本食を楽しめない
海外の日本食は高い。
さっきお金を貯めにくいって言ったばかりなのに、日本食は高い。もう辛い。
日本人による本物の日本食レストランは手が出にくいものばかりだし、かといって中国人経営のお店は行って後悔する。
友人に日本食ビュッフェレストラン(中国人経営)に誘われる
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) August 26, 2018
↓
偽物とはいえお寿司食べれるなら…と誘いを受ける
↓
奇妙な日本料理、中国風の味付けをくらい後悔する
数ヶ月後
別の日本食ビュッフェ(中国人経営)に誘われる
↓
お寿司食べたさに行ってみる
↓
後悔する
何回繰り返せば学ぶんや自分…
日本食スーパーに行くと1つ1つの食材が高い。
日本で一人暮らしを経験してから行くと、なおさら値段の高さに驚くはず。
日本だったら〇〇円で売ってるのに……と何度絶望したことか
しかも日本食スーパーがあるからといって、すべて揃うわけではありません。特に地方ならではの食材なんぞありません。
日本にいたら当たり前のように日本食を食べられて、旬の食材も楽しめるのにな〜と思うと、日本に戻りたくて仕方なくなります。
なおさら日本食はスーパーヘルシーな料理なので、
ピザとかハンバーガー生活じゃなくて、日本食を食べながら年取りたい……おみそ汁……納豆……
なんて思うこともしばしば。これからの身体の健康が心配です。
⑩日本語の紙の本が読めない
読書家の方なら共感してくれるはず。日本語の紙の本の恋しさ。
日本語の本は海外からでも電子書籍を使えば読めないことはないですが、やはりたまには紙の本で読みたくなるときもあります。
読みたい本が電子書籍化されていればまだいいですが、単行本のみだったら絶望するしかありません。ちーん
もはや日本に帰ったら買う単行本のリストを作ってます
さらに厄介なのが、紙の本は結構かさばるので海外に持って行くのに制限があること。
しかも本は重い。スーツケースの重量オーバー。厳選した本のみ持ち帰るしかありません。
また個人的には本屋さんをぶらぶらしながら目に留まった本を立ち読みする、という時間が最高に好きなのですが、本屋さんぶらりもできません。
アマゾンの『あなたにはこの本もおすすめ!』と言って出てくるのとは違うんだよね、、、
スペイン移住の後悔やデメリット10選を挙げましたが、悔やんでいても解決しません。
海外・スペイン移住をして後悔しないための対処法を3つ紹介します。
スペイン移住(海外移住)で失敗や後悔しないための対処法
海外移住の目的を明確に持っておく
海外移住のデメリットが全くない人はいません。誰しも必ず『日本だったら……』と考える場面に出くわします。
後悔する気持ちに打ち勝つもの、それは海外移住を志した目的です。
嫌なこともあるけど、わたしは〇〇のために海外移住したんだ!そのためなら耐えられる!
と思えることが大事。
『海外にいるからこそできること』の部分に熱い気持ちを持てるなら、あなたの味方になってくれますよ。
どこでもお金を稼げるスキルを身につけておく
所詮はやっぱりお金。
お金があるだけで自由度や融通の利き方、安心感がぐっとあがります。
今はインターネットのおかげで、場所を選ばずともできる仕事はたくさん。
日本にいるうちに『自分でお金を稼げるスキル』を身につけておくと、海外移住の大きな助けになりますよ。
移住先の国選びは慎重にする
海外移住先の国は、あなたの人生の第二のふるさとのような場所になります。
人生の大部分を過ごす街なので、移住先の国選びは慎重にしましょう。
移住先選びでチェックしたいポイント
- 食事はあなたに合っているか
- 気候はあなたに合っているか
- 言語を習得できそうか(英語で生活ができそうか)
- 経済状態や治安、政治はどうか
- 働ける見込みはあるか
- 医療体制は整っているか
- ビザは取得できそうか
……etc
下調べは大事ですが、実際に行ってみて気づくこともたくさんあります。
その国での生活をイメージできる短期留学ができるなら、事前にやっておいたほうが◎。
旅行で訪れるのと海外移住で暮らすのは違いますよ
まとめ:スペイン移住(海外移住)で失敗や後悔しても人生はやり直せる
海外・スペイン移住して後悔したこと、デメリットを10点紹介しました。
- 家族や友人のそばにいられない
- 日本人との結婚は難しい
- ビザの手続きが面倒
- お金を貯めにくい
- 日本のサービスやシステムが使えない
- 医療サービスに不安がある
- 常に語学の問題がつきまとう
- 仕事のスキルや経歴が身につきにくい
- 日本食を楽しめない
- 日本語の紙の本が読めない
本記事を読んで、海外移住することに不安になってしまった人もいるかもしれません。
ただ、何よりもいちばん怖いのは『やらない後悔』です。
何も行動に移さないままあなたが死ぬときになって、『やってみればよかったな……』と後悔する方が絶望的。
わたしは色々と後悔している部分もありますが、それでもやらなかった後悔を想像すると300倍マシだなと今でも思えます
海外移住でたとえ後悔しても、そのあとの行動次第であなたの選択を正解にすることは可能です。
日本に戻ることになっても、何度だって人生はやり直すことはできます。
海外移住の経験がのちの人生にプラスに訪れるときが必ず来るはずです。
海外移住への興味が少しでもあるなら、行動に移してみてはいかがでしょうか。
Muchas gracias por leer♡