スペイン生活のおもしろエピソード9選!ナンパ事情や働き方など文化の違いを紹介
スペイン生活楽しめるかな?
スペイン留学でカルチャーショックとかある?
スペイン暮らしが始まると、日本とは異なる文化や習慣でびっくりすることも多いですよね。
筆者自身もスペイン留学が始まった当初、面白いことばかりでいつも笑っていました。
ご近所さんの歓声でバルサが点を入れたことに気づける街、バルセロナ。
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) January 28, 2018
スペイン生活というか、周りのスペイン人が面白い。日本人と性格が正反対のよう。
そこで本記事ではスペイン生活で経験した数多くのおもしろエピソードを紹介します。
スペイン人のココが面白い①話すのが大好き
誰といても一人でも話題に困らない
スペイン人=話題を生み出す達人
まさにこれです。センター試験出ます。
選手のママさんに新年の挨拶したら、「日本に帰った?」て聞かれたけん「いや帰ってないんよ」と言うと、
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) January 2, 2018
「遠いし高いもんね。この間知り合いがタイ人の子と結婚してね、年末年始はタイに帰ってて……高いし大変よね」
という一連の会話をして、つくづく話すのが好きな国民性だなと思った。
日本に帰ったか?という話題から、タイ人の子と最近結婚した知り合いの話まで持っていきます。
圧巻の話題転換力。
またスペイン人はこちらが特に何も言わずとも急に1人で話し始めます。
これはサッカーの練習帰り、車で送ってもらっていたときの話。
今日のスペイン人との会話、この後お金を引き出して学校の口座に振り込まなきゃいけないとか、今晩は何食べよう冷凍している鶏肉を焼こうかな、ピザは週末にとっておこう、そのあとはシャワーを浴びて寝る……とか聞いてもいないのにひたすら話してて、つくづく話すのが好きな国民性なんだと思った。
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) January 25, 2018
「このあとお前が冷凍している鶏肉を食べるとか知らねーよ!」なんて言わないであげて
話が長すぎて帰りが遅くなる
〜サッカーの練習終わり〜
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) January 19, 2018
Mayu帰るぞ!
→一緒に帰るAちゃんオフィスへ
→別のスペイン人がきて「Mayuビールごちそうするよ!」
→ビールを飲みながら待つことに
→Aちゃん戻ってきて電話し始める
→飲み終わり車へ向かう
→別の人と出会いAちゃん話し始める
→車に乗って急かす
実際帰るまで計30分
スペイン人、別れ際も会話が止まらないので、帰ろうと言ってから実際に帰るまでが長い。
なんと会話の途中で突然、よし帰ろう!と言ってすぐに帰ってしまうと
急にどうしたんだろう?大丈夫か?
と思われかねないそうです。(スペイン語の先生いわく)
日本人のあなたは「外国人だから仕方ない」という特権を使えばすぐに帰っちゃうことも可能
わたしの分析結果でいえば、
会話の途中で、Bueno(ブエノ)、……と言ったときが帰るタイミングです。
ただこのBueno(ブエノ)は別れ際の会話で何度も登場しては、違う話題に切り替わってしまうことも多々あるので、そのチャンスを逃してはいけません。
帰るのにも一苦労かよ
そんなこと言ってたら
実際に帰らなくちゃいけない時間過ぎちゃわない?
と心配しちゃいますよね。そりゃそうです。読めません。
そんなあなたも大丈夫!
こう思う人のために、スペイン語にはおもしろい表現があります。
スペイン語のおもしろ表現
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) November 29, 2017
*Me voy a ir yendo
別れの挨拶をしたあとも喋り続けるため、実際に帰るまで結構な時間を要するスペイン人。
ほんとうに帰らなきゃいけない時間を計算して、その何分か前に前もって帰ることを知らせるための表現らしい。
動詞のIrが3連チャンの最強表現
この表現は例えば実家に帰ったとき、
夕方17時に実家を出なければいけない、とします。
ただ17時に「母さん、俺帰るわ〜」と言っても、
あら、もう帰っちゃうのね。じゃあこのお菓子持って帰りなさい。お父さんお母さんじゃ食べきれないから。ちょっと待って袋はどこにあったかな…そうそう、このお菓子ね、いとこのおばちゃんがくれたのよ。なんか〇〇に行ったときの……
という会話が始まり、すっと帰れない。
こんなときのために予め16時半くらいから、「俺そろそろ帰らなきゃいけないからね〜」というアピール、ジャブを打っておかなきゃいけません。
そのときの表現がこの「Me voy a ir yendo(メボイアイルジェンド)」
この表現で使われているvoy、ir、yendoは全て「行く」という意味です。
3度も行くことを訴えている最強表現
噂話はスペインの国民的スポーツ
スペイン人の話のネタはほとんど、誰かしらの噂話らしい。
以前スペイン語の先生が、
En España, Gossip es un deporte nacional
と言ってました。噂話はスペインで国民的スポーツらしい。
スペイン語の語学学校ではスペイン人のいろんな特徴や文化などを教えてもらえるので、本当におもしろい。
前にこんなこともありました。
「スペイン人は話しだすと止まらないので、あなたたちは上手いこと会話をさえぎるもしくは中断させるコツを身につけなければなりません。それでは始めましょう。」とスペイン語の先生が言って、ディベートの練習がはじまったのはなんだか腑に落ちた。
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) January 31, 2018
切り口が上手い
スペイン人のココが面白い②おっちょこちょい
何語を話しているかわからない
スペイン人と生活していてよく思うことは、おっちょこちょいだなということ。
何度笑わされてきたか。
ミーティングでチームの分析担当(アンドラ人)がカタルーニャ語を話して、監督がスペイン語で補足を加えるという状態に笑った。混同。
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) October 21, 2017
終わった後に「さっきカタルーニャ語話してたよね?」と聞くと、「え!俺話してた?!」といって他のスタッフに問題なかったか聞く。無意識すぎて更に笑えた。
カタルーニャ話者のスペイン語とカタルーニャ語の使い分け問題は根深いです。
これで1記事書けちゃうんじゃないかと。
彼らはこの切り替えを無意識にやってます。
昨日のチームの夕食会、コーチ陣がいつものようにカタルーニャ語で話してたから、思いきって
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) February 18, 2018
カタルーニャ語禁止!🙅♀️
って言ってみたら
そうだったごめんMayu…無意識だ🤦♂️🤦♂️
と言ってたけど5分後にはカタルーニャ語で話が白熱してて、もうこれはわたしが勉強するしかないと悟った
バルセロナに留学したい、というあなた。諦めて勉強することも大事です。
しかしついこの前、試合終わりにコーチ陣で話していたら
おい、スペイン語で話せ〜
と言ってくれたのです…!
そのあと別のコーチ2人からも2回、計3回……!
(3回も言わなきゃ直らないのかということは置いておいて)この意識の変化がなんと嬉しいことか……!
心の中で拍手喝采
それからはもちろんカタルーニャ語にまみれた会話ですが、もう構いません。
バナナの食べ方がスペイン式
これはもはや常識という概念をぶっ壊された出来事です。
スペイン人がバナナ食べ始めたと思ったら最初に皮全部剥きだしたけん、「そうやって食べるったい!」てツッコミして、「普通半分まで剥いて食べて、もう一回剥くもんじゃない?」って言ったら「たしかに手汚れん」てびっくりしてた。
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) January 2, 2018
そこから違うったい。最終的に自らスペイン人はバカだと言ってた
先日バナナの食べ方を教えたスペイン人コーチがバナナを🍌のかたちでちゃんと食べてた!
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) January 15, 2018
学んでるやん!といじってみたら「日本式の食べ方いいな!」と言ってた。一皮目は一気に最後まで剥いてしまったけど、途中で思い出して他の皮を🍌のかたちでちゃんと止めたらしい。もう愛らしくてたまらない。 https://t.co/TgEfu32liZ
あなたが想像したバナナの一般的な食べ方は日本式らしいです
学んだよ〜と言わんばかりの顔で自信気にバナナを見せてくるスペイン人。
「愛らしい」という言葉の定義に使ってください
着ている服は気にしない
これはもうおっちょこちょいというより、衝撃でした。
相手チームのサブのキーパーがこっちのフィールドユニフォームと全く同じ上下青のユニフォーム着てたから、審判が「それじゃ出られないよ」って試合前に言ってたにもかかわらず後半始まったらそのまま出てた。さすがに文句いって試合中着替えてもらったけど、思わず「彼はバカなの?」と言ってしまった
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) January 21, 2018
そもそもゴールキーパーのユニフォームに上下青を取り入れるという発想が、すでにイジるポイントではありますが、そこに注意を受けたにもかかわらず気にせず試合に出場しちゃうという。
「相手チームみんな俺と同じ服着てるな〜」と思わなかったのだろうか
ただ先日コーチが柄つきのTシャツを裏返して着てしまっている、という場面に遭遇したので、着ているものに対してあまり意識がないのかもしれません。仕方ないです。
謎のメールが届く
たまにこんなメールも届きます。
スペインの父ちゃんから
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) January 7, 2018
Ar saque sxpd
というメッセージが届いたけど意味がさっぱりわからない。
いつも誤字が多いから予想しながら理解するんやけど、こればっかりはピンとすらこない。
ましてつい出たカタルーニャ語とかだったら、完全に守備範囲外。
聞き返したものの、おそらく正解は返ってこない
もちろん正解は返ってきませんでした
スペイン人のココが面白い③踊るのが大好きで陽気
「遊ぶ=踊る」が定番
フラメンコで有名なスペイン。
ラテン系民族のスペイン人はもちろん踊るのが大好きです。
昨日は友だちと出かけたよ〜と話すと百発百中で、「踊ったのか?!」と言ってきてその場で軽く踊りだすスペイン人がすき。
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) November 24, 2017
このやりとりはもう数えきれないほどしています。
踊ると聞いて、若い子が六本木のクラブで踊るのをイメージしたかもしれません。
いいえ、ここスペインには歳なんて関係ありません。年齢はただの数字です。
結婚して子どもがいようが関係ありません。自分が楽しむことは忘れません。
今週の金曜日は選手のママ会ディナーに参加させてもらうことに。
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) November 29, 2017
夕食のあとはもちろんクラブに踊りに行くらしい。
結婚してようが子どもがいようが、踊ることは忘れないスペインママ。
ちなみにディナーの場所は有名クラブから歩いて1分という徹底ぶり。 #bailar
最終的に夜の3時頃までクラブで踊っていたスペインママたち。
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) December 3, 2017
中には50歳を超えるママもいて、もう尊敬。
みんなと踊るのが楽しくって、はじめてdiscotecaたのしい!と思った。
わたしもあんな風にノリノリでダンスできるようになりたい。
スペインで生きていくのにダンスは必須。
もはや当初のディナーよりクラブがメインだったのではないかと。
この次の日サラゴサ遠征で、往復8時間のバスに死にかけました。
クラブで踊るのに年齢は関係ない
スペインではもちろんクラブに行く年齢の上限もありません。
いつも練習や試合を見にくる86歳のおじいちゃん(OBさん)が20歳前後の若者2人と仲良く話しながら写真を見ていたので私も見せてもらったら、土曜日一緒にクラブに行ったときの写真だった。86歳と20代の若者と40代のコーチも一緒にクラブに行ってたらしい。スペイン人の底力を見せられた気分だった。
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) January 21, 2018
あなたのおじいちゃんがクラブに行くのを想像できるだろうか
ポップな音楽が流れたらリズムを取って踊りだすスペイン人。
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) December 19, 2017
Mayu、薬だ〜と言ってビールを差し出してくるスペイン人。
今日もみんなげんきです。
こんな楽しい日常を過ごしています。
スペイン人のココが面白い④愛情にあふれた国民性
周りの人にはみんな愛情表現
スペインといえば、情熱の国・ラテンな国。
街を歩いてて、「可愛いね」とか言ってくるのはよくあることです。
車を運転している人が窓を開けて言ってくることもありました
キューバはもっとすごいらしい
そんな彼らは普段から愛の言葉であふれています。
スペイン語の先生が生徒たちのことをamor,amores,cariño,guapa…って呼ぶのを聞くと、改めてラテンな人たちやなと思う。
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) December 21, 2017
日本語にすると愛する子、可愛い子ちゃん…
日本だと大体あなたとかみなさんとかしか呼ばないような気する。
学校の先生が生徒に「アモール!」て呼んだらびっくりするやろうな
こう考えてみると日本人って結構冷めてるのかなと。
家族や友だちと逢ったときも握手したりハグしたり、ほっぺにキスしたりすることはありません。
「おーひさしぶり」とか言って、そっと空間を共にするだけ。
愛情表現をすることが恥ずかしいという人、多いと思います。
しかしスペイン人は愛情表現に抵抗がありません。
周りの目を気にすることは全くなし。
言葉でもしっかり表現するし、身体のふれあいもしっかりする。
ナンパや褒め言葉は日常茶飯事
これはもうすでに結婚して、わたしと同世代の子どもを持つ男性に言われたこと。
「僕が死んで生まれ変わったら、キミを僕の恋人として迎えにいくよ」
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) December 17, 2017
とさらっと言えるスペイン人がすごい。
ラテンの血はすごい。
こんな言葉を正面向いて直接言える。すご。
ある日、スペイン人の友だちといわゆる恋バナをしていたとき。
スペイン女子に「好きなひとがいたらどんな風にアプローチするの?」と聞いたら、
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) December 17, 2017
「Cuando me invitas?(いつ私を誘うの?)って聞くよ」
と言われて衝撃を受けた。
めっちゃ上からやん!と思ったけど、これが普通らしい。
これぞ文化の違いか。
いやもうちょっと待って、ついてけないワタシ……
かっこよすぎ……
わたしがこの国で生きて行くことを諦めた瞬間でもありました
ある日の授業で、スペイン人のナンパについての話になりました。
日本では、ナンパ=悪、チャラいというようなイメージがあると思います。
しかしスペインでは特に悪いイメージはありません。
素敵な人に出逢ったらどうやって仲良くなるんだ?声かけるしかないだろう、という考えです。
そんな話をしてたら、
日本ではナンパが悪いとなると、男女はどうやって付き合うの?
と聞かれました。
……ワタシだって知りたい。
誰かこの答えを教えてください
スペイン人のココが面白い⑤話の大半が冗談
暇さえあれば冗談
スペイン人=Bromista(ブロミスタ、冗談ばかり言う人)
これも大学の前期試験出ます。要チェック。
だってもう彼ら、自分たちで言ってたくらい。
スペイン人と話してて聞き取れなかったとき、聞き返してみるとおそらく過半数は「いまのはbroma(冗談)だ」と言われる。そのことを伝えると、「そりゃそうだ、俺たちはbromista(冗談好きな人、ひょうきんな人)だからな!」と言われる。
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) December 30, 2017
わたしもスペイン語で気の利いた冗談を言えるようになりたい。切実
冗談が大半だから話すときはみんな笑ってて、こっちまで楽しくなります。
ですがこの冗談、たまに生活に支障きたします。
今日練習終わりに管理のおいちゃんがコーチに
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) January 4, 2018
「あしたはCadeteチームが練習試合するらしいけど、お前たち練習どうするんだ?」
「まじかよ!じゃあ練習時間早めて◯時開始にするしかないかー」
このまま話終わったけど、これ冗談。
スペイン人は真顔で冗談を言うから本当か嘘かさっぱりわからん。
このときてっきり練習時間が変更すると思ったワタシは、そのあとに時間の確認をしました。
なーに言ってんだ、冗談だよ。練習試合なんてない。いつも通りだよー
……このレベルの冗談いる?笑
冗談は言ってもいいとして、せめてその場で嘘だよとか言ってくれ
あなたがスペイン人と真顔で話した内容、それは冗談かもしれません。
とっさの冗談に返すコミュ力が必要
そんな冗談好きの彼ら。
冗談はいきなり放り込まれます。
その上わけのわからない固有名詞を駆使してくるので、外国人のわたしたちには意味をすぐ理解するのはかなり難しい。
この間はよくわからない山の名前を使って表現してきました
ですが、めげずに学んでいきましょう。
スペイン人の1発冗談みたいなのをちゃんとすぐに聞きとれるようになりたい。「もう一度お願いします」とか「どういう意味ですか?」とか、ボケを聞き返されることほど生殺しなものはない。
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) February 4, 2018
ボケの聞き返し、これはもはや罪です。
スペイン人を生殺しにするのはやめましょう。
スペイン人のココが面白い⑥今この瞬間を楽しく生きる
今を楽しむ“Carpe Diem”
スペイン人はどんなに年を取っていようが、結婚して家庭が出来ようが、そのときそのときを楽しく生きることは忘れません。
こんな言葉があります。
“Carpe Diem” = 今この瞬間を生きよう!
読み方はカルぺ・ディエム。
これはラテン語が由来の言葉なので、スペイン語の辞書には出てきません。
過去の後悔や将来の心配などせず、今この瞬間を楽しもう!という考えです。
素敵な考え方ですよね。
スペイン人を象徴する言葉で、たまにWHATSAPP(日本でいうLINE)のプロフィールにこの言葉を載せている人なんかも見かけます。
貯金はしない
こないだ「スペイン人は今を生きる国民性だよね」っていう話になったとき、既婚者スペイン男子が
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) December 21, 2017
「そう!俺たちはお金も貯めない!」
って言ってて、退職後はどうするのか聞くと
「政府が補助してくれる!医療費もタダ!問題ない!」
とバッサリ言いきってた。
このくらいの潔さは逆に気持ちいい。
やっぱりスペイン人すげぇ……
なんだろう、もはやメンタルの強さ?
お金を貯める堅実な日本人からすると、度肝を抜かれる発想です。
スペイン人のココが面白い⑦細かいことは気にしない
多少車がぶつかってもOK
スペイン人は細かいことを全く気にしません。
いいんだいいんだ!そのくらい!が口癖です。
先日スペイン人と車に乗っていたらこんなことがありました。
スペイン人とワゴン車でギリギリのスペースに縦列駐車チャレンジ。お尻から入れてたら通りすがりのアラブ系おじちゃんが「もうちょい行ける!」と応援。結局切り返したときに前にドンっ、後にドンっ。なんとかねじこんだ。運転してたスペイン人は「いい運転した!」と喜ぶ。
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) February 6, 2018
いや完全にアウト。
「いや2回当たっとるやん!」と突っ込んでみると、「なーん、あのくらい気にすんな!👻」と言ってた。
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) February 6, 2018
今まで路上で見てきた「これどうやって出られるん?」て感じの縦列駐車は全てこうして成り立ってるんだと察した。スペインで運転できる自信はない。
車を前後ぶつけようが、特に気にしません。
むしろ難しい縦列駐車ができたことを喜び、入れこんだ自分を褒めるくらいです。
他の人の駐車具合を見る限りだと前後の隙間ほぼなし、というのをよく見かけるので、たぶん彼だけじゃありません。まあだからいいんだと思います。
ただ彼の息子の車が若干ぶつけられていたのを見たとき怒っていました
スペインでかっこいい車をぶいぶい乗ってやりたいぜ!という方は、器の大きい心がもれなく必須です。
負けた試合は気にしない
先日レアル・マドリード対FCバルセロナのクラシコを観てて、レアル・マドリードが負けたとき
バルセロナでクラシコみるとマドリードファンの人は若干肩身狭そうなんだけど、試合の結果に対しては
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) December 24, 2017
「しょうがない!まあ俺たちはヨーロッパチャンピオンだからいいんだ」
て言ってた。置き換えが実に得意。
サッカーになるとかなり熱くなる、いや熱くなりすぎるスペイン人ですが、チームが負けるときはやはり悔しい。だがそれ以上に周りにいる人に負けたくない!という想いからきた言葉でしょう。
負けた試合はもう気にしません、だってわたしたちチャンピオンズリーグ制覇してますから。ふふ
という気持ちが漏れまくりです。
サッカーになると、少年のような心になるようです
地下鉄にビールグラスを持ち込んで飲む
23時を過ぎて乗った地下鉄。
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) March 17, 2018
往復8時間のバス移動で疲れと眠気からげっそりしているわたし。
そこにグラスのまま🍺を持ち込んで乗り込んでくる集団。
温度差といい、グラスごと持ち帰りアリなの?という疑問が止まらない
何人かのグループがどこかのバルのものであろうグラスを手に、ビールを飲みながら入ってきました。
地下鉄の中でお酒飲むのアリなの?という疑問に始まり、
そのグラスはバルに返さなくていいの?
そもそもお金払った?
みたいな色んな疑問が湧き出ました。
まあ、いいんでしょう。
例外:別れ際には時間をかける
何でもアリ感満載な彼らですが、気にするところは変に気にします。
授業中に「🇪🇸では別れ際に時間をかけるべき」という話になり、「食事の途中で帰りたいときはどうすればいい?」という質問に対して先生が
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) February 21, 2018
・普通の日か特別な日か
・何番目の料理か
・何人の食卓か
と実況見分かのように聞いてた。全てのパターンで違うらしい。スペインの社会性を学ぶのは難しい。
何人かで話しているときは角を立てないよう、別れ際に時間をかけるとされています。
そこは気を遣うらしい。
どうしても途中で先に帰りたいんだっていう方には、シチュエーションごとに所作が変わってくるみたいです。
急に日本人さながらの気遣いが飛び出てくるギャップ
スペイン人のココが面白い⑧働き方が自由すぎる
手続きや修理系などの仕事は超遅い
スペイン人=働きたがらない国民性
これはもう揺るぎません。もはや結構有名な話なのでは?
- 生きるために働くがあたりまえ(日本人のように働くために生きる人はほぼいない)
- 家族の時間が削られるくらいなら出世さえしない
- 就業時間が終わったら、いくら仕事が残っていようが明日へ持ち込み
これらがスペイン人のモットーです。
日本人は見習うべきでもあります
働くモチベーションが高くない
効率があまりよくない
仕事を片づけてしまわない
という3本揃いなので、手続き系や各種工事などの進むスピードは亀レベルです。
うちのチームは地域の役所が管理しとるらしくて、電気が切れたとかドアが壊れたとか全部役所に問い合わせる。
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) January 4, 2018
ただ役所に問い合わせて、そこから業者に連絡するから直るまで程遠い道のりらしい。
用具倉庫には電気がないけど、つけるつける言いながらかれこれ1年経ってる。
管理人のおいちゃんはこの状況を怒りながら話しますが、
まあこれが俺たちスペイン人だからな
といって終了です。催促することも特にありません。
以前家のWi-Fiが使えなくなって通信会社に観にきてもらうことになったのですが、1週間経っても音沙汰なしかついつになるかさえわからないという状態でした。
そんなときにルームメイトから言われたこと、
Mayu、わかってると思うけど私たちは今スペインに住んでる。こういった件については完全に死んでるから。
この言葉は忘れられません。
日本人のわたしたちが実感しやすいのはビザの手続き。
どの国もだいたいそうだと思いますが、ぜんっぜん進みません。
ビザの申請が通り、ようやく受け取る頃にはすでにビザの期限が迫っているなんてことも。
スペインに来る場合は覚悟しておきましょう
仕事の休憩にアルコールを飲む
そもそもスペイン人って真面目に仕事してるの?
と思う人もいるんじゃないでしょうか。
もちろん、真面目にされている方はたくさんいます。
ただその
真面目の基準が、日本とは違うようです。
昨日昼食前のおやつalmuerzoの時間に、仕事中のスペイン人から「natural」という言葉とともにビールの写真が送られてきた。今日もalmuerzoの時間に「ビール飲んだの?」と聞くと、「うん、でも今日は冷たいビールだった。。」という返信がきた。いや違う、わたしがツッコミたかったのはそこじゃない。
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) January 31, 2018
ビールとお仕事の両立、これこそがスペイン人にしか成せない技です。
俺たちはビールと運転の両立も得意
もしあなたが朝出社して昼食までの間に、ビールが飲みたくて飲んでしまったら
スペインでは普通です
と言ってみましょう。なんとかなるかもしれません。
ならない
突然連絡もなしに仕事を休む
そんな彼らですが、仕事仲間が仕事に出てこようが出てこまいが特に気にしない部分もあるようです。
スペインの学校にいてよくあるのが、先生が連絡等もなく休むこと。
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) February 21, 2018
今日はなんでかわからんけどあなたの先生来てないから、こっちの授業にはいって〜
と言われることがある。
先生たちも無断欠勤?に関して特に気にしてないし、わたしもそうなんだ〜程度にしか思わなくなった。とにかく自由。
仕事に来ていない人がいて、他の人に理由を聞くと
いやー、よくわからん
という回答がほとんど。それで成り立ってるみたいです。
それでいいんかい
その人の評価がどうなるのか、というのはよくわかりませんが、怒られたりしているのは見たことありません。
接客が超シンプルなレジ係
接客業のお仕事だとしても、おもてなし文化の日本とは大きく違います。
お客様が神様という言葉は存在しません。
【🇯🇵と🇪🇸レジ店員さんの違い】
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) March 21, 2018
👨🏻💼🇯🇵お会計〇〇円です。……〇〇円をお預かり致します。お返しは〇〇円です。ありがとうございました。
👨🏼💼🇪🇸……12.55(合計金額)、お金を渡す→(おつりとともに)ありがと〜
単位のユーロは省略、ありがと〜もたまになし。
🇯🇵はめっちゃ丁寧だ
不必要な部分は全て削ぎ落とす、ある意味でミニマリストなのかもしれません。
いやたぶん違う
スペイン人のココが面白い⑨もう何だかよくわからない
お腹に優しい食べ物はフランスパン
最終的な結論として、もうスペイン人がなんだかよくわからなくなってきました。
とにかく日本人の感覚とは大きく違うということです。
あなたは身体の調子が悪いとき、何を口にしますか?
おかゆ?おうどん?それとも……
👱🏻♀️🇯🇵何か食べなきゃだけどお腹痛い
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) February 16, 2018
👨🏻🌾🇪🇸生ハムのボカディージョとかお腹に優しいもの食べり
👱🏻♀️わたしにとってそれ優しくないよ
👨🏻🌾じゃあ普通のハムかハモンセラーノ
👱🏻♀️いや具の問題じゃなくてボカディージョ自体が
👨🏻🌾じゃあパンなし!
何が残るんだろう
ボカディージョ、つまりフランスパンにトマトとかすりつぶしてオリーブオイルかけて、生ハムとかサラミとかを挟んだサンドウィッチみたいなもんです。
フランスパン噛むのって、結構大変ですよね?
なんなら厚みもあるから、大きい口開けてパンやら生ハムやらを一緒に噛み切る。
ましてお腹に優しい具材かと言われたら特にそうでもない。
しかもこのやり取りの結末が「パンなしのボカディージョを食べなさい」
本質を見失う典型的な例です
断るときはNOとはっきり言う
あと、紛らわしい言い回しには気をつけましょう。
メールでスペインのパパから夕飯のお誘いを受けたけど、行けなくて断ったら
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) January 7, 2018
父「OK、気にすんな!ハハ」
私「ごめんね、でも誘ってくれて嬉しかったよ」
最後のこの返しのせいで、わたしが結局来ると思ったらしく夕飯が用意されていた。
むやみに誘ってくれて嬉しいと言わないようにしようと学んだ。
誘ってくれて嬉しい、と受け取られて最終的にOKだと解釈される展開。
勘違いが起こりかねないので、今後は下手に感謝しないようにします
写真を撮るときはジャガイモ
これはもうほんと小ネタなのですが、
写真撮るときの「はい、チーズ」
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) December 23, 2017
スペインでは「パーターター」(じゃがいも、の意味)らしい。
笑顔を引き出す言葉もうちょっとあったろうに。
なんでじゃがいも?
パーターターって口の開き方的には笑顔につながらなくない?
みんなにイケメン・可愛い子ちゃん呼ばわり
スペイン人は日頃から
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) March 1, 2018
👱🏻♂️🇪🇸Hola guapa!(ハイ、可愛い子ちゃん!)
みたいな挨拶してくるから、
👩🏻🇯🇵ぶっちゃけ可愛くないなーって人にも言えるの?
と聞くと
👱🏻♂️🇪🇸んー、まあそうだな☹️
って言ってたから、間に受けないようにしてる。でも言われたらちょっと嬉しい。
スペイン人は日頃から
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) March 1, 2018
👱🏻♂️🇪🇸Hola guapa!(ハイ、可愛い子ちゃん!)
みたいな挨拶してくるから、
👩🏻🇯🇵ぶっちゃけ可愛くないなーって人にも言えるの?
と聞くと
👱🏻♂️🇪🇸んー、まあそうだな☹️
って言ってたから、間に受けないようにしてる。でも言われたらちょっと嬉しい。
自分たちは無意識に言っているようなことでも、実際にかっこいいと言われると喜ぶスペイン人。
わたしがつくづく思うのは、
スペイン人は単純なところがある
ということ。
単純なところが愛らしい
思ったことは口にします。違うと思ったらちゃんと訴えます。
逆に口にしてくれないと、何を考えているかわかりません。
正直で清々しい部分がある。
それがわたしのスペイン人の好きな部分かもしれません。
まとめ:スペイン人はラテンの生き方で面白い!
スペイン人のおもしろエピソードを大きく9つに分けて紹介しました。
違う文化を持つ人たちと共に生きるのって、小さなストレスが積み重なったりしますよね。
でもそんなときこそ「逆に楽しい」「おもしろくて興味がわく」と思えば、すっと心が軽くなって生活を楽しむことができます。
海外での生活が辛いと感じる人も、スペイン人って面白いな、スペイン生活案外悪くないかも、なんて思ってもらえれば嬉しいです。
Muchas gracias por leer♡