こんにちは!ビールを愛してやまないスペイン在住4年目のほぺまゆ(@Jope_Mayu)です。


やっぱり遠い国スペインまで来たら、日本のビールとどう違うのか試してみたくなりますよね。
ただ観光地をまわるだけでなく、スペインのビール飲み歩き旅なんていうのも楽しそう。
そこで今回はスペインのありとあらゆるビールを飲んできたわたしが、スペインのビール事情と有名ビール銘柄11種類の特徴を紹介します。

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目次
スペインではワインよりもビールが定番!

スペインと聞くとワインやサングリアなどが有名なイメージもありますが、
実際に現地の人たちはバルでビールを飲むのが定番です。
ちょっとした良いレストランで食事となるとワインやシャンパン(カヴァ)を頼むこともありますが、
日常的に飲んでいるのは圧倒的にビールなのです。

スペインの定番ビール5種類!
ここでスペインでよく飲まれているスタンダードなビールを紹介します。
1.ESTRELLA DAMM(エストレージャダム)

- 生産地:バルセロナ
- アルコール度数:5,4%
- 価格(1缶あたり):0,66ユーロ
エストレージャダムはスペインのカタルーニャ地方で圧倒的なシェア率を誇るラガービール。
日本のアサヒビールのように少し苦味はあるものの、あまりクセがなく万人に親しまれる定番ビールです。

FCバルセロナの公式ビールにもなっているので、バルサファンは必見!
日本でも取り扱いがあるので、スペインで飲んでみて気に入った!という人は日本で飲むこともできますよ。
2.MORITZ(モリッツ)

- 生産地:バルセロナ
- アルコール度数:5,4%
- 価格(1缶あたり):0,77ユーロ
モリッツはパッケージからもすぐわかるように、バルセロナ発祥の地ビール。
カタルーニャ地方ではエストレージャダムにシェア率は劣るものの、近年よく伸びているビールです。
それほど苦味は強くないですが、ホップの風味をよく感じることのできるビール。

黄色いパッケージのノーマルタイプの他に、エピドールという別種類のモリッツも売られています。
バルセロナにはモリッツが手がけたバル・レストランもあり、モリッツの色々な種類を飲み比べできるほか、ビール製造の様子をみることもできます。
こちらの記事バルセロナの地ビール”MORITZ”を楽しむならココ!お酒好きにおすすめのバルで詳しく紹介しているのでぜひ訪れてみては。
3.Mahou(マオウ)

- 生産地:マドリード
- アルコール度数:5,5%
- 価格(1缶あたり):0,65ユーロ
マオウはマドリード発祥の5つ星が目印のビール。
少し苦味はあるものの、万人ウケしやすいスタンダードなビールです。
発祥地でもあるマドリードのバルでよく見られます。

4.AMSTEL(アムステル)

- 生産地:セビージャ
- アルコール度数:5,0%
- 価格(1缶あたり):0,42ユーロ
アムステルはセビージャ発祥の麦芽(大麦)100%ビール。
少し甘みがあり、ビールが苦手な人でも比較的飲みやすいマイルドなビールです。
セビージャだけでなく、バレンシア地方でもよく飲まれている銘柄。
日本では入手困難なので、スペイン旅行中に試しに飲んでみましょう。

5.Estrella Galicia(エストレージャガリシア)

- 生産地:ア・コルーニャ
- アルコール度数:5,5%
- 価格(1缶あたり):0,80ユーロ
名前の通りガリシア州のア・コルーニャ地方のビール。
エストレージャダムと名前は似ていますが、製造元は異なるビールです。

少し苦味があって、味は若干強め。
ガリシア地方のバルでよく飲まれているものです。
ちなみにバルセロナで提供しているバルもありますが、缶タイプのものをスーパーで入手するのは少し困難かも。
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スペインの少し変わり種ビール4種類!
6.Xibeca(チベッカ)

- 生産地:バルセロナ
- アルコール度数:4,6%
- 価格(1缶あたり):0,47ユーロ
チベッカはビール会社DAMMが手がけている、エストレージャダムの兄弟ビール。
エストレージャダムよりは少しお手頃な価格帯なので、家庭でもよく飲まれています。
Xibecaという名前はカタルーニャ語から来ていることもあって、カタルーニャビールの象徴とも言えるでしょう。
ちなみにカタルーニャ人の集まりでXibecaを手土産に持っていくと、「よくわかってるな」と一目置かれるんだとか!

7.Voll-Damm(ボルダム)

- 生産地:バルセロナ
- アルコール度数:7,2%
- 価格(1缶あたり):0,78ユーロ
ボルダムもビール会社DAMMの手がけている別銘柄のビール。
苦味がしっかりとあって風味が強いので、少し大人向けのビールです。

他のビールよりもアルコール度数がかなり高いので、飲みすぎないよう注意しましょう。
日本でも取り扱っているので、お試しも可能です。
8.San Miguel(サンミゲル)

- 生産地:マラガ
- アルコール度数:5,4%
- 価格(1缶あたり):0,57ユーロ
元々はフィリピンのビールなのですが、ヨーロッパでの使用権をスペインの会社が買い、スペインでも販売されるようになったビール。
苦味があって、好みは人それぞれ分かれるかも。

9.Cruzcampo(クルスカンポ)

- 生産地:セビージャ
- アルコール度数:5,6%
- 価格(1缶あたり):0,61ユーロ
クルスカンポはセビージャ発祥でハイネケングループのビール。
定番ビールのエストレージャダムやマオウなどと味は似ていて、スタンダードな味わい。
チェーン店の安いバルなどでよく取り扱われているビールなので、地元の人の評判はあまり良くないことも。

スペインで人気のクララ(レモンビール)2種類!
クララというのはビールにレモンジュースを混ぜたレモンビールのこと。
ビールが少し苦手な人や、軽めに飲みたい人などにぴったり。
上記であげた各ブランドは同じようにクララバージョンも販売していますが、今回はよく見かける2種類を紹介します。
10.Damm Lemon(ダムレモン)

- 生産地:バルセロナ
- アルコール度数:3,2%
- 価格(1缶あたり):0,62ユーロ
ダムレモンはエストレージャダムのクララバージョン。

すっきりとした味わいで、暑い夏にはゴクゴクと飲み干したくなるようなレモンビールです。
アルコールは入っているものの炭酸飲料に少し近いかも。
あんまりビールを飲まないという人でもこれなら飲めるはず!
11.MORITZ RADLER(モリッツラドラー)

- 生産地:バルセロナ
- アルコール度数:2,8%
- 価格(1缶あたり):0,75ユーロ
モリッツラドラーはモリッツのクララバージョン。
ビールのホップの風味とレモンの味が強く出ていて、濃厚な味わいを感じます。

スペインのバルでのビールの頼み方
スペイン語でビールはCerveza(セルベサ)と呼びますが、それだけだと不十分でバルの店員さんに聞き返されるかも。
そこでバルでよく使われるビールのスペイン語を4種類紹介します。
<グラスビール>
- Caña(カーニャ)……一般的なグラスビール
- Jarra(ハラ)……ジョッキビール
<瓶ビール>
- Quinto(キント)……20clの小さな瓶ビール
- Mediana(メディアナ)もしくはTercio(テルシオ)……33clの瓶ビール

上記の言葉を使って、

と頼んでみましょう。
まとめ:スペインのビールは銘柄豊富!飲み比べしてみよう!
スペインは地域色が強いので、訪れる都市によってビールの傾向が異なることもよくあります。
旅行でいくつかの都市を周遊するなら、「この都市は〇〇ビールが多いな〜」なんて地域ごとの特徴に目を向けてみるのも楽しいかもしれません。
またビールを実際に飲み比べてみると味の違いがよくわかり、ビールをもっと楽しめます。
本場スペインで飲みきれなくても日本でいくつか取り扱いがあるので、飲み比べをしてみたりプレゼントをしたりすることもできますよ。
Muchas gracias por leer♡