【2023/24】冬のスペイン旅行におすすめの観光地は？気温と服装を在住者が解説
冬のスペイン旅行は何が楽しめる？観光地はどこに行くべき？
冬のスペイン旅行はどのくらい寒い？気温や服装を知りたい
今年の冬休みはスペイン旅行に行く予定の方、楽しい旅行になるよう事前に情報収集をしておきたいですよね。
思ったより寒くて楽しめなかったり、クリスマスシーズンでお店が開いてなくて困ったりはしたくないはず。
そこで本記事ではスペイン・バルセロナ在住の筆者が、冬のスペイン旅行の魅力とおすすめの観光地やグルメを紹介します。
本記事の内容
- 冬のスペイン旅行がおすすめな5つの理由
- 冬のスペイン旅行におすすめの観光地・都市
- 冬のスペイン旅行で必ず食べたいグルメ
- スペインの冬（12月・1月・2月）の気温と天気
- 冬のスペイン旅行でおすすめの服装は？
- 冬のスペイン旅行をするときの注意点
本記事の信頼性
ほぺまゆ
- スペイン在住8年目
- 累計120万人以上に読まれているブログを運営
- 辰巳出版『旅の賢人たちがつくったスペイン旅行最強ナビ』共著
冬のスペイン旅行がおすすめな5つの理由
①あまり寒くない地中海性気候！
スペインの気候は地域によってさまざまですが、観光で人気なバルセロナは地中海に面しておりそれほど寒くありません。
日中の気温は10℃を下回ることはほとんどないですし、夜に気温が下がっても8℃前後。雪が降ることも稀です。
日本の底冷えするような寒さから逃げたい人はぜひ！
ただマドリードや北部のガリシア地方は気温がグッと下がり、雪が積もることも少なくないので、寒さが苦手な人は都市選びに注意しましょう。
②旅行者が少なく観光しやすい！
スペイン特にヨーロッパは7月8月あたりの夏のバケーションで旅行する人が多く、冬は観光客が少ないので穴場！
航空券やホテルの価格も夏に比べてグッと下がるので、格安でスペイン旅行ができます。
夏と冬の価格の違いについては、こちらの記事【2023年】スペイン旅行の安い時期は？格安航空券を買う方法と飛行機代の相場を解説！でも詳しく解説しています。
またスリの多いスペインですが、冬はカバンや貴重品をコートの下などに隠すことができるので安心です。
③クリスマスを1月6日まで楽しめる！
スペインのクリスマスは12月25日で終わりではなく、1月6日の東方三賢人の日（Los Reyes Magos)までクリスマス期間は続きます。
日本のように「12月25日が終わったらツリーを片づけてお正月気分！」というわけではなく、1月6日までクリスマスの雰囲気を楽しめるのです。
クリスマスムードが好きな人は最高！
さらに1月5日の夜には三賢人が街にやってくることを祝うため、街中でパレードがおこなわれます。
年末年始から少しずらしてスペイン旅行に来たら、きらびやかな街とともにスペインの文化に触れられるかも！
④街のイルミネーションが綺麗！
冬といえばやっぱりイルミネーション！
ヨーロッパの街並みとイルミネーションの融合は心を弾ませますよね。
バルセロナの冬のイルミネーション
マドリードの冬のイルミネーション
マドリードのマヨール広場は年末年始のカウントダウン場所としても有名で、海外で過ごす年越しを楽しめます。
セビージャの冬のイルミネーション
街ごとにイルミネーションが違っていて、見ているだけで楽しい！
⑤サッカーの試合がたくさんある！
スペインといえばサッカー大国！
レアルマドリードやFCバルセロナなど世界の強豪チームがひしめき、サッカーが文化の1つとして国民に根付いているほど。
冬はリーガだけでなくチャンピオンズリーグや国王杯などもおこなわれていて、毎日どこかで試合をしているなんてことも。
夏はサッカーがオフシーズンになり試合があまり見られなくなってしまうので、冬のスペイン旅行でサッカー観戦してみましょう！
冬のスペイン旅行におすすめの観光地・都市
セゴビア
セゴビアはカスティーリャ・イ・レオン州にある都市。
マドリードから鉄道で2時間ほどで行けるので、日帰り旅行もできます。
上記写真の「アルカサル」という王城は、ディズニー映画の「白雪姫」のモデルになっています。
雪化粧がかかった時期に行くと写真映えしますよ
全長728mに及ぶセゴビアの水道橋は、古代ローマの紀元1世紀ごろに造られた歴史ある建造物です。
バルセロナ
ビーチを楽しめるバルセロナは夏がベストシーズンですが、冬のバルセロナも違った楽しみができますよ。
世界遺産のカサ・バトリョは冬仕様になっていて、冬だけの限定感も楽しめます。
冬はサッカーの試合が週に2回ほどおこなわれるので、現地でサッカー観戦したい人は◎。
またバルセロナは夏になると観光客が一気に増えますが、冬はヨーロッパからの観光客などが少ないため、ゆったりと観光ができるのも魅力です。
マドリード
スペインの首都のマドリードは、日本から直行便が飛んでいるのでアクセスが抜群。
冬は寒いですが、雪景色やイルミネーションを楽しみたい人にぴったりです。
トレドやセゴビアなどマドリードから日帰りで行ける観光地もたくさんあるので、マドリードを拠点に冬のスペインを楽しむのもおすすめ。
カナリア諸島
カナリア諸島は冬でも比較的暖かく、寒さが苦手な人の避寒地として人気です。
特にビーチが好きなスペイン人は、夏を待てずに2月頃からカナリア諸島のビーチを楽しむ人もいます。
日本でいう沖縄のような場所なので、違った風土や気候を楽しめるのも魅力ですよ。
冬のスペイン旅行で必ず食べたいグルメ
チュロスとホットチョコレート(Churros con chocolate)
チュロスは日本でもおなじみの揚げたパンにホットチョコレートをくぐらせて食べるスイーツ。
出来たてのサクサクチュロスは格別な美味しさ。
スペインに来たらチュロス屋さんで出来たてを試してみて！
カルソッツ(Calçots)
カルソッツはネギを丸ごと炭火焼きにし、カルソッツソース（もしくはロメスコソース）をつけてそのまま丸ごと一本食べる、カタルーニャ地方の冬の伝統料理。
もはや料理というより、一種のイベントのようなもの。
一度食べるとやみつきになって止まらなくなるので、冬のスペイン旅行を予定している方はぜひ！
つい先日は大人6〜7人でネギ100本食べました
マドリードのコシード(Cocido)
コシードはスペイン語で煮込み料理という意味で、ポトフのようなもの。
野菜やお肉、豆など豊富な食材を煮込んだものから、パスタやソーセージ、大きなミートボールのみを煮込んでスープを味わうものまで。
マドリードのコシード（コシード・マドリレニョ）は有名な伝統料理です。
トゥロン(Turrón)
トゥロンはおもにアーモンドを使って作られるヌガー菓子。
スペインのクリスマスで食べられる伝統的なお菓子です。
柔らかいものから硬いものまで、チョコレートメインのものや卵黄・卵白メインのものまで種類はさまざま。
日持ちがいいので、お土産としても最適です。
スペインの冬（12月・1月・2月）の気温と天気
12月のスペインの気温と気候
| 都市 | 最高気温 | 最低気温 |
|---|---|---|
| バルセロナ | 15° | 9° |
| マドリード | 10° | 4° |
| バレンシア | 17° | 6° |
| セビージャ | 17° | 8° |
12月になると寒さが一気に厳しくなり、10℃前後の季節になります。
夏に比べると雨は降りやすいですが、それでも1週間に1、2回程度。
マドリードやスペイン北部のガリシア地方に行かれる場合は、さらに厳しい寒さなので覚悟しておきましょう。
1月のスペインの気温と気候
| 都市 | 最高気温 | 最低気温 |
|---|---|---|
| バルセロナ | 17° | 10° |
| マドリード | 10° | 3° |
| バレンシア | 16° | 5° |
| セビージャ | 16° | 6° |
1月も12月と同様、厳しい寒さが続きます。
厚手のコートにマフラーや手袋などの冬小物が手離せなくなるでしょう。
そんな寒さの中、太陽や外が大好きなスペイン人はテラス席で昼間からビールを飲んでいるなんてことも。
寒さに震えながら友人らとテラスで談笑している姿を見ると、文化の違いを実感して「外国だなあ〜」と思うかもしれませんね。
中に入って暖まればいいのに……と何度思ったことか
2月のスペインの気温と気候
| 都市 | 最高気温 | 最低気温 |
|---|---|---|
| バルセロナ | 15° | 9° |
| マドリード | 12° | 4° |
| バレンシア | 17° | 6° |
| セビージャ | 18° | 7° |
2月も変わらず厳しい寒さが続きますが、後半になると寒さは落ち着き暖かくなっていきます。
ただマドリードやスペイン北部などは5℃を下回ることもあるので、防寒対策をしっかりとしておきましょう。
冬のスペイン旅行でおすすめの服装は？
スペインは地域ごとに気温や天気が異なるので、あなたが実際に旅する都市の気候をチェックしておきましょう。
基本的に12月以降はコートが必須です。
マドリードやガリシア地方などに行く場合は、ダウンコートにマフラーや手袋などの冬小物を準備しておくと◎。
また室内はさらに寒く感じることもあるので、厚手の部屋着を持っておくとホテルでも快適に過ごせますよ。
おすすめの服装など詳しい内容はこちらの記事【スペインの天気と気温】バルセロナ在住者が月別の気候と服装を解説！で書いているのでぜひ見てみてください。
冬のスペイン旅行をするときの注意点
クリスマスや年末年始はお店の営業時間に注意
12月後半から1月前半にスペイン旅行を予定しているなら、お店や観光地の営業時間をチェックしておきましょう。
クリスマスシーズンは家族で過ごすことが前提なので、営業しているお店があまり多くありません。
スペインの一般的な年末年始の祝日
- 12月25日
- 12月26日（カタルーニャ地方のみ）
- 1月1日
- 1月6日
営業時間が変則的になりやすい日にち
- 12月24日
- 12月31日
お店や観光地の営業時間については、こちらの記事【徹底解説】スペインの年末年始(年越し)の過ごし方は？お店や観光地は休み？で詳しく解説しています。
祝日だけでなく日曜日も閉店している場所が多いので注意しましょう
寒さ対策でカイロを持っていこう
冬のスペインは地域によっては寒さが厳しいこともあります。
しかし残念ながらスペインにはカイロは売られておらず、現地で購入することができません。
寒さが苦手な人や寒さ対策を万全にしておきたい人は、カイロをいくつか持参するのをおすすめします。
カイロはかさばらないので、スーツケースに入れておくと便利ですよ
冬のセールは1月7日から！
スペインの冬のセールはクリスマスが終わった1月7日から始まります。
1月6日は東方三賢人の日で、スペインの子どもたちはプレゼントをもらえる日。
1月6日が終われば買い物需要が一気に下がるので、セールを始めるお店がたくさんありますよ。
1月にスペインに行くなら、ショッピングやお土産選びは時期を選びましょう
まとめ：冬のスペイン旅行は穴場！日本と違う冬を楽しもう
冬のスペイン旅行がおすすめな理由を5つ紹介しました。
- あまり寒くない地中海性気候
- 旅行者が少なく観光しやすい
- クリスマスを1月6日まで楽しめる
- 街のイルミネーションが綺麗
- サッカーの試合がたくさんある
冬のスペインは観光客が少なく寒さも穏やかなので、人混みや寒さが苦手な人はぴったりです。
冬ならではの街の様子やイベントごともたくさんあるので、いつもと違う冬を楽しんでみては。
スペイン旅行を検討しているなら、旅行会社のプランをいくつかチェックしておきましょう。
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