【2024年版】スペイン移住の完全ガイド|在住者の経験や知識を一挙総まとめ
スペイン移住の方法は?仕事はどうする?
スペイン移住のメリットデメリットは?
海外旅行で訪れたスペインに一目惚れして、移住したい!と思う人や、
子どもをサッカー留学させたいから家族でスペイン移住したい!と思う人など、
スペイン移住に興味がある人は少なくありません。
とはいえ仕事の問題やビザの問題など、わからないことばかりでスペイン移住なんてできるんだろうか……と気になりますよね。
そこで本記事ではスペイン在住歴7年の筆者が、スペイン移住のためのノウハウやお仕事・ビザのことなどをガイド形式で紹介します。
本記事の内容
- スペイン移住の基礎知識
- スペイン移住のメリット・デメリット
- スペインへ移住できるビザ
- スペインのお仕事や給料
- スペイン移住の初期費用や生活費
- スペインに移住するときの家探し
- スペインに移住するときの保険や医療
- スペイン移住に必要な語学力
- スペイン移住プランの例
- スペイン移住に失敗しやすい人の特徴
- スペイン移住する前に必ずやるべきこと
本記事の信頼性
ほぺまゆ
- スペイン在住7年目
- スペイン学生ビザ3度更新
- スペイン長期ビザ取得
- 累計120万人以上に読まれているブログを運営
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スペイン移住の基礎知識
首都 | マドリード |
---|---|
言語 | スペイン語 (地域によりカタルーニャ語・バスク語・ガリシア語) |
日本との時差 | −8時間(夏期は−7時間) |
直行便 | あり(成田−マドリード間) |
飛行時間 | 14時間 |
スペインは全土において公用語をスペイン語としていますが、地域によっては二言語併用主義が根づいており、公用語として2つの言語を採用しているところもあります。
スペインで二言語が公用語の地域
- カタルーニャ州とバレアレス諸島州……スペイン語とカタルーニャ語
- バスク州……スペイン語とバスク語
- ガリシア州とナバーラ州の一部地域……スペイン語とガリシア語
スペインの主要都市と地図
スペインの主要都市はマドリード、バルセロナ、バレンシア、セビリアで、いずれも日本人移住者や留学生に人気の街です。
ほかにも人口の多い地方都市としてサラゴサ、ビルバオ、マラガ、ムルシアなどがあります。
サラマンカは学問の街として大学生が多く、留学生にも人気です。
写真には入ってないですが、モロッコの隣くらいにカナリア諸島もあります!
スペインの気候や天気
スペインは地方によって気候がさまざまで、大まかに分けると北部・中央部・東部・南部によって差があります。
詳しく知りたい方は、こちらの記事【スペインの気温と天気】バルセロナ在住者が月別の気候と服装を解説!もぜひ参考にしてみてください。
スペイン移住のメリット・デメリット
スペイン移住のメリット
- 気候がいい
- 料理が美味しい
- 公立の医療費が無料
スペイン移住のデメリット
- 就職が難しい
- 日本から遠い
- 各種手続きやサービスが遅い
スペイン移住のメリット:料理が美味しい
パエリアやアヒージョなど日本人にも馴染みのあるスペイン料理。
お店の味から家庭の味まで、日本人の口に合うものばかりなので食に困ることはないでしょう。
バスク州にあるサン・セバスチャンという都市は美食の街としても有名で、各バルにあるピンチョス巡りをしてみるのもおすすめです。
スペインの食べ物については、こちらの記事【スペインの食べ物図鑑】日本人に人気なスペイン伝統料理を一覧で紹介!でも詳しく紹介しています。
スペイン移住のメリットについては他メディアでも紹介されているので、本記事ではデメリットについてより詳しく紹介します。
スペイン移住のデメリット:就職が難しい
参考:IMF World Economic Outlook Databases/eurostat euroindicators
スペインの失業率はヨーロッパの中でも最も高く、15〜24歳の若年層にいたっては約3人に1人が働きたくても働けません。
ちなみに日本の失業率は2.55%です
わたしの個人的な体感としても、周りに職のない若者がいても珍しくはありませんし、20代後半で学生をしている人もいます。
コネ社会とも言われているように、就職先を見つけるのに人とのつながりが大切になってきます。
日本人移住者は外国人という立場なので採用する優先順位も低く、スペインで仕事を見つけるのは難しいのが現状です。
スペイン移住のデメリット:各種手続きやサービスが遅い
スペイン人はおおらかでのんびりとした国民性なので、手続きやサービス対応が遅い傾向にあります。
ビザの手続きやお役所での行政手続きなど、数ヶ月かかることはあたりまえ。
とくにコロナ禍ではビザの申請をしてから、審査OKをもらいビザを受け取る頃にはビザの期限が切れていた(さらに1年以上経っていた…)なんてことも。
わたし自身住民票の登録に半年くらいかかりました
ほかにもインフラ関係(水道・電気・ガスなど)の設置や修理なども、頼んでから実際に来てもらい完了するまでかなり時間がかかります。。
しかもサービス対応の質が悪く、電話をたらい回しにされたり謝罪がなかったり、完成形が綺麗じゃなかったりとイライラすることも。
日本人のサービスに慣れていると、スペイン人の対応が嫌になり日本に帰りたくなることも少なくありません。
スペイン移住できるビザ・条件
スペインはシェンゲン加盟国なので、日本国籍を持つ人は「あらゆる180日の期間内で最大90日まで」ビザなしで滞在可能です。
ただしスペイン以外のシェンゲン加盟国にも滞在する場合は、それぞれ合算した日数が90日以内となります
スペインに90日以上の長期滞在をしたいなら、下記のような長期ビザが必要です。
ビザの種類 | 滞在可能日数 |
---|---|
学生ビザ | 通学期間による |
就労ビザ | 雇用契約内容による |
配偶者ビザ | 5年(まれに2年) |
パートナービザ | 5年 |
起業家ビザ | 1年(初回更新後は2年) |
投資家ビザ | 1年(初回更新後は2年) |
リタイヤメントビザ | 要問い合わせ |
ワーキングホリデービザ | 1年(現地更新不可) |
デジタルノマドビザ | 1年(最大5年間更新可能) |
ビザの内容については予告なく変更がある場合が多いので、ビザ申請をしたい方は大使館に問い合わせて確認しましょう。
学生ビザ
スペインの学生ビザは短期(91日〜180日間)・長期(180日以上)の2種類があります。
短期学生ビザは現地で更新不可なので、ビザの期限が切れると一旦日本に帰らなければなりません。
一方で長期学生ビザは現地でビザ更新可能なので、スペインに滞在しながら学生ビザを延長したり別のビザに切り替えたりできます。
スペインへの長期移住を考えているなら、スペインの長期学生ビザを取得するのがおすすめです。
スペインの学生ビザは現地就労に制限があるのでご注意を。
スペイン留学についてはこちらの記事【スペイン留学をしたい方必見】準備に必要な9つのステップを確認しよう!を参考に。
就労ビザ
スペインで就労ビザを取得するには、現地でビザの取得サポートをしてくれる雇用主が必要です。
スペインは失業率が高く、ただでさえスペイン人にも仕事がない中、ビザの発行が必要な外国人を雇用するのはハードルが高いのが現状。
さらには「雇用する、ビザのサポートもする」と言いながら、ギリギリになって「やっぱりしない」と言い出す無責任な雇用主がいるのも確か。
就労ビザを使ってスペイン移住する場合は、信頼できる雇用主か(外国人雇用の実績があるか等)をしっかり見極めて選択するようにしましょう。
配偶者ビザ
配偶者ビザはスペイン人もしくはスペイン在住でEU国籍を持つ人と、婚姻関係にある場合に発行されるビザ。
結婚手続きをしたときにスペイン政府側から発行される家族手帳(Libro de Familia)と婚姻証明書が必要です。
ほかのビザに比べて滞在可能日数が長いのが魅力ですが、国際結婚する場合は偽装結婚ではないことを証明するための面接や、これまで2人で撮った写真などが必要になることもあります。
パートナービザ
パートナービザはスペイン人もしくはスペイン在住のEU国籍を持つ人と、事実婚状態にある外国人に付与されるビザ。
申請条件や必要書類などは州によりさまざまですが、少なくとも1年以上は同居している証明(同じ住所の住民票など)が必要です。
一度取得すれば滞在可能日数が5年と長く、現地就労も可能。
5年のうちに他国へ出国できる期間は最大10ヶ月(1年の間に最大6ヶ月)と決まっているので、日本へ長期帰国したい場合は注意しましょう。
起業家ビザ・スタートアップビザ
起業家ビザはスペインで起業をして、スペイン経済の向上に貢献する方を対象にしたビザ。
申請には詳細な事業計画書などが必要ですが、スペインでビジネスを始めたい方にはおすすめのビザです。
投資家ビザ
投資家ビザは資金が潤沢にありスペイン経済に投資をしたい方を対象にしたビザ。
投資家ビザ取得の条件
- 50万ユーロ(約6,500万円)以上の不動産投資(申請者あたり)
- 200万ユーロ(約2億6,000万円)以上のスペイン国債購入
- 100万ユーロ(約1億3,000万円)以上のスペイン企業の株式購入
- 100万ユーロ(約1億3,000万円)以上のスペイン金融機関への預入
スペインの居住権を取得するには上記のいずれかを満たす必要があります。
リタイヤメントビザ(非営利目的ビザ)
リタイヤメントビザは月額2151.36ユーロ(約28万円)以上の年金受給者、もしくは定額収入がある方を対象にした非営利目的のビザ。
ワーキングホリデービザ
ワーキングホリデービザは18歳以上30歳以下の方を対象に、年間500名限定で発給されるビザ。
最大滞在日数は1年間で、現地で別のビザに変更・更新もできないので、ビザが切れると必ず日本に帰る必要があります。
とはいえ30歳以下で2,000ユーロ相当の貯金があれば申請できるハードルの低いビザなので、お試し移住で1年間滞在したい人におすすめです。
デジタルノマドビザ
スペインのデジタルノマドビザは2023年1月よりスタート。
リモートワークができる非EU国籍者にスペインの滞在権が与えられます。
デジタルノマドビザ取得の条件
- スペイン以外の企業と雇用関係にある(収入の最大20%はスペイン企業から取得可)
- 仕事の分野の資格や経験があることを証明できる(大学の学位や証明書、3年間の実務経験)
- スペインの最低賃金の200%を上回る収入がある(現在は月額2,334€、年間28,000€に相当)
- スペインでの犯罪経歴がない
デジタルノマドビザは制度ができて間もないので、スペインの大使館や領事館に詳細を問い合わせてみるのがおすすめです。
スペイン移住のお仕事や給料
現地でスペイン人と同様に職探しをするのは難しい
スペインは他のヨーロッパ諸国と比べても経済状態が悪く、失業率が高いのも現状です。
外国人が仕事を見つけるのは難しいため、現地にとりあえず行って仕事を探すのはハイリスク。
スペイン移住に向けて日本で仕事を辞める前に、ある程度スペインでも生計を立てられる術や仕事を見つけられるアテを作っておきましょう。
スペインの給料は日本と同じくらいか、少し安い
実際にバルセロナに住んでいるわたしの体感ベースですが、周りの20代30代の友人の給料などから考えても、手取りはおよそ1,000〜2,000ユーロ(約13万円〜26万円)が平均的です。
マドリードやバルセロナ以外の地方都市であれば、さらに手取りは低くなります。
希少性の高い専門職やマネージャー職であれば給料も上がりますが、正直日本に比べるとあまり貰えないなという印象。
ボーナスは年1回あるかないかといった感じ
基本的に年俸制で仕事内容により給料が変わるので、日本のように勤続年数が増えるにつれて給料が上がるわけではありません。
海外就職はエージェントに仲介してもらうと安心安全
海外就職は1人ですべてやろうとすると雇用契約の手続きや契約内容を把握するのが難しく、トラブルを引き起こしかねません。
海外就職に強い転職エージェントを利用して、スペインもしくは欧州の仕事を見つけるのが得策です。
スペインだけに限定して転職先を見つけるのはやや難易度が上がるので、ヨーロッパ就職を目指して一旦ヨーロッパ移住して、
ヨーロッパでの永住権を得たあとにスペインに移住するのも1つの手です。
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外資系企業や日系グローバル企業の、ミドル〜ハイクラスにあたるポジションの転職支援を得意としています。
質の良いグローバル求人が揃っていて、転職後のサポートがしっかりしているのが他エージェント比べても大きな強みです。
現在エンワールドで海外求人の取り扱いはないようですが、国内の有名外資系企業や日系グローバル企業の案件を保有しているので、将来的に海外勤務できる可能性があります。
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スペイン・ヨーロッパの求人の例
財務 – 日系メーカー
- 勤務地:オランダ
- 想定年収:〜70,000ポンド
取扱エージェント:
JAC Recruitment
スペインの求人の探し方についてはこちらの記事【スペインの求人情報】現地在住日本人が教える仕事の見つけ方5選!もぜひ参考に。
スペイン移住の初期費用や生活費
初期費用はビザの種類による
どの種類のビザでスペイン移住するかによって初期費用は異なりますが、航空券代や医療保険、最初の1ヶ月の住居費等で、最低でも30〜50万円は必要です。
学生ビザであれば追加して学費が必要だったり、配偶者ビザでパートナーの家に住むのであれば住居費が不要だったりするので、人によってさまざま。
学生ビザや起業家ビザなどは経済能力を証明する必要があるので、最低でも100万円程度の貯金は確保しておきましょう。
生活費は日本よりも安い
スペインで生活するには単身であれば月8〜10万円で生活できます。
スペインの家賃は基本的に日本よりも高いため、数人でシェアハウスをして暮らすのが一般的です。
バルセロナでシェアハウス(1人部屋・共同キッチンバストイレ)をする場合は、1人あたり月300〜500ユーロ(約39,000円〜65,000円)程度。
毎回外食をすると生活費はかさみますが、自炊をすれば月10万円以内で暮らすのは十分可能です。
通信費は安くて、月額10ユーロ(約1,300円)程度でスマホを使えますよ
スペインに移住するときの家探し
スペインで家探しをするなら下記サイトがよく使われます。
シェアハウスが一般的なので、1人暮らし用の物件を借りるのは難易度高め。
月額家賃が予算内でも、物件を借りるときの審査が厳しくて通らないことも。
一般的に月額家賃の3倍程度の収入があることが求められます
基本的な収入証明に加えて、外国人1人に貸すのを渋られることも、、、
スペインに滞在したことがあるならまだしも、日本にいるうちから家探しをして契約するのは失敗する可能性もあるので、
まずは移住して1ヶ月程度ホテル暮らしや民泊をしながら、住みたい場所をリサーチして、現地で家探しをするのがおすすめです。
物件情報の中にはスパムアカウントや詐欺(前払い金を支払ったあとに音信不通になる)も横行しているので十分注意を!
スペインに移住するときの保険や医療
スペインの公的医療保険について
スペインに労働許可のあるビザで居住している場合は、公立の社会保険(Seguridad Social)に加入できます。
社会保険加入者は公立病院での医療費は基本的に無料ではありますが、そのぶん多くの人が受診するので緊急時以外は予約が必要です。
予約は数週間先になることも多いので、何かあったときにすぐに病院を受診できるようスペインの私立保険に入っておくと安心。
学生ビザの場合は公立保険に加入できません、私立保険に加入必須です
学生ビザ申請には現地の医療保険加入が必須
学生ビザ申請では、スペイン現地の医療保険に加入することが必須です。
スペインの医療保険に加入するなら、オンライン&日本語対応のinnoinsure(イノインシュア)での契約がおすすめ。
innoinsureはスペインの複数の保険会社の公式国際オフィスとして、認可を受けたアライアンスです。
代理店や仲介業者と異なるアライアンス契約なので、保険会社と直接保険の契約ができます。
公式国際オフィスinnoinsureを利用するメリット
- 保険会社と直接契約ができる
- 契約内容は各保険会社にて管理・保護される
- 保険購入後、3営業日以内に書類をメール送付
- 仲介手数料がなく割引価格を利用できる
- 日本語対応で保険契約ができる
ビザ申請の適用条件を満たす留学生向けの医療保険コースがあるので、まずは気軽に問い合わせてみましょう。
LINEでかんたんに日本語で問い合わせできますよ
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スペイン移住に必要な語学力
マドリードやバルセロナなどの大都市では観光客が多いぶん、英語さえできれば生活できることもありますが、
スペイン人は基本的にあまり英語ができない人が多いので、スペイン語の日常会話くらいはマスターしておくと役立ちます。
とはいえ日本でスペイン語を学ぶ時間に多く費やすよりも、現地に来て現地で学んだ方がスペイン語の上達は圧倒的に早いので、
スペイン語に自信がなくても思いきって移住するのも◎。
現地就職を考えているならほとんどの会社で英語力が求められるので、英語で話せるようにしておくと良いでしょう。
外国人は特に英語が話せて当たり前と思われているので、英語が話せないとかなりの機会損失です、、、(経験済み)
スペイン移住プランの例
スペイン移住について紹介してきましたが、あまり移住ステップのイメージが湧かない人もいると思うので、
だれにでもできそうなスペイン移住プランの例をいくつか紹介します。
必ずしもうまくいくという保証はないので、参考程度に読み進めてくださいね。
①ヨーロッパ就職→ヨーロッパ永住権取得
スペイン移住プラン1の流れ
- スペインもしくはヨーロッパで海外就職
- 5年間就労ビザで働く
- ヨーロッパ永住権取得
海外就職エージェントを利用してヨーロッパで働ける求人を探し、ヨーロッパ就職。
欧州のどの国もおおよそ5年間居住すれば永住権を取得できるので、就労ビザで5年間滞在したのちにヨーロッパで永住権を得てスペインへ移住が可能になります。
②留学生orワーホリ+在宅副業→スペイン現地就職
スペイン移住プラン2の流れ
- 学生ビザorワーホリビザでスペインへ
- 3年ほど留学生+在宅副業
- スペインで現地就職する
- ヨーロッパ永住権取得
在宅副業で稼げるスキルを持っている人や、潤沢な貯金を持っている人なら、学生ビザやワーホリビザで一旦スペインへ。
語学学校や大学に通いながらスペイン語や専門分野を学びつつ、スペインで現地就職するパターン。
スペインで就労ビザを切り替えることができたら、プラン1のように永住権を取得できます。
③留学生+在宅副業→スペインで起業
スペイン移住プラン3の流れ
- 学生ビザでスペインへ
- 1〜3年ほど留学生+在宅副業
- スペインで起業する
- ヨーロッパ永住権取得
プラン2と同様に留学生としてスペインへ滞在したあと、スペインで起業してビジネスをはじめます。
ビジネスがうまくいき起業家ビザを更新し続けて5年が経てば、永住権を取得できるのでスペイン移住完了です。
いずれのプランもヨーロッパで外国人パートナーと出会い、国際結婚してビザ・永住権取得という方法に切り替えることも可能です
スペイン移住に失敗しやすい人の特徴
スペインに移住すればだれでも上手くいくわけではなく、やはりスペインで数年過ごしたけど日本に帰らざるをえなくなった人もいます。
わたし自身7年間スペインに住んできて、後ろ髪を引かれながら日本に帰っていく人をたくさん見てきました。
スペイン移住に失敗しやすい人の特徴
- 移住前に一度もスペインに来たことがない人
- 移住前に短期旅行でしかスペインに来たことがない人
- 貯金を握りしめて裸一貫でやってくる人
- 現地のバイトで収入を賄おうとする人
- チャレンジ精神がない人、行動力がない人
スペイン移住前に住むことを意識した短期滞在は必須
海外移住先はあなたの人生の多くの時間を過ごし、生活習慣だけでなく性格や人間性までも変えてしまうかもしれない場所。
ただスペインが好きだからスペイン移住とか、サッカーが見たいからスペイン移住とか、アイデアベースで考えるのは要注意です。
移住前に一度も来たことがないのはご法度。スペイン旅行に来たことがある程度でも不十分。
スペイン移住をしたいなら、短期滞在でもいいので旅行ではなく「住むことを意識した滞在・リサーチ」をしておきましょう。
- 街の雰囲気はどう?治安はいい?
- 現地のローカル飯は口に合う?
- ホテルではなくアパートの住み心地はどう?
- 現地の医療体制はどう?
- もし子どもができたら、教育の質はどう?
……etc
旅行では目につかない部分まで、事前にリサーチしておくことが大事です。
死ぬときまでここに住みたいと思えるか、人生に求めているものはここかなど自分と対話しておくことが大切ですよ
稼ぐスキルはいずれあなたを助けてくれる
『お金を稼ぐ=会社や組織に入って労働する』という意識が強い人は要注意です。
日本にいると高校や大学を卒業して、新卒で会社に入り会社員としてお給料をもらいながら生きていくのが自然ですが、
海外では同じようなことが容易にはかないません。
ビザの関係でそもそも労働許可が得られなかったり、外国人だと語学力の問題や現地人雇用の確保で内定をもらいにくかったり。
そんな中でも生活費はかかるので、お金を稼がなければならない。
就職できないから、収入がなくて生活できない。もう日本に帰るしかないな……
という考えで終わらせずに、
スペインで起業してみるとか、スキルを身につけてフリーランスや個人事業主で稼ぐとか、
そういった柔軟性や死に物狂いでお金を稼ぐ気持ち、とりあえずやってみるチャレンジ精神が必要です。
とくに海外でも稼げるスキルを身につけておくことは、日本にいるうちでもできます。
ただ貯金を握りしめて裸一貫でスペイン移住するのと、稼ぐスキルを身につけておいて
お金が必要なときは〇〇で稼げばいい
と考えながら移住するのでは、大きく差があります。
一生懸命貯めたお金はかんたんに減っていきますが、身につけたスキルは失われません。
たやすくはない海外移住でいつかあなたを助けてくれるはず。
現地就職や現地のアルバイトに望みをかけて移住するのではなく、稼ぐスキルを身につけておきましょう。
1人でスペイン移住は難しい、周りの助けを借りよう
スペイン移住はたった1人で成功させることはできません。
日本人や外国人に限らず、スペインに住んだことのある人やスペインに実際住んでいる人たちと話す中で知ること、スペインで生きていくための知恵があります。
友人や知人とのつながりは宝です。
1人でやろうとすることも大事ですが、先人たちの知恵を生かすことができるよう積極的に交流していきましょう。
当ブログもぜひ参考に!
スペインへ移住する前に必ずやるべきこと
①海外就職できるか調べてみよう
まずあなたが今の状態で海外でも仕事に就けるか、チェックしてみましょう。
いちばん手っ取り早いのは、海外就職エージェントに聞いてみること。
1人であれこれ考えるよりも、海外就職のプロに相談してみる方が圧倒的に効率がいいですし、
もし海外就職できるようなスキルや経験を持っていない場合は、自分に必要なものも第三者目線でわかります。
②稼げるスキルを身につけよう
海外就職できるようなスキルを持っていない、もしくは海外からリモートワークできる仕事をしてみたいという人は、場所を問わず稼げるスキルを身につけましょう。
海外移住で役立つスキルの一例
- プログラマー
- Web制作
- Webデザイナー
- イラストレーター
- トレーダー
……etc
総じて手に職をつけておくと、海外でも食いっぱぐれることはありません。
③語学力を身につけよう
海外移住に役立つスキルを持っていて余裕があるなら、語学力を身につけましょう。
英語でもよし、スペイン語でもよし。
日本にいるうちにコツコツと外国語学習を積み上げていけば、日本の将来を不安視する必要もなくグローバル化に対応できるようになります。
おまけ:海外で使えるクレジットカードを作る
日本で会社をやめてスペイン移住するという人は、会社員のうちにクレジットカードを作っておきましょう。
会社をやめて学生やフリーランスになると、社会的信用が低くなりクレジットカードの審査に通らないことも出てきます。
クレジットカードの中には海外で役立つものもたくさんあるので、仕事を辞める前に作っておきましょう。
こちらの記事海外移住におすすめのクレジットカード5選【海外赴任・駐在の人も必見】は海外で役立つクレジットカードをまとめています。
まとめ:スペイン移住の準備を今すぐここから始めよう
スペイン移住ノウハウや移住プランを在住者の視点で紹介しました。
大事な点をおさらいすると、スペイン移住のために今からやれることは以下の3つです。
- 海外就職できるか調べてみよう
- 稼げるスキルを身につけよう
- 語学力を身につけよう
スペイン移住はハードルが高くて達成するまで大変なイメージがあるかもしれませんが、大事なのは最初の一歩を踏み出すこと。
スペインで暮らしながら日本へ行き来する生活を目標に、今すぐ上記3つに取り組んでみましょう。
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Muchas gracias por leer♡