【スペインの食べ物図鑑】日本人に人気なスペイン伝統料理を一覧で紹介!

こんにちは!スペイン在住で日々スペイン料理ざんまいのほぺまゆ(@Jope_Mayu)です。




スペイン旅行には欠かせないグルメ。
日本にもスペイン料理屋さんがあるとはいえ、本場ではどんな食べ物があるのか気になるはず。
そこで本記事ではスペイン在住4年目のわたしが現地で食べられているスペインの食べ物や伝統料理を一覧で紹介します。
<スペインの食べ物や伝統料理>スープ・煮込み料理
ガスパチョ(Gaspacho)
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ガスパチョは日本でも有名なので聞いたことがある人も多いはず。
スペインでは暑さをやわらげるための冷製トマトスープとして、夏によく飲まれます。
スーパーでも小さなパックで売られているので、食べ損ねた!という場合や冬だけど飲んでみたいという場合は買って試してみるのもよいかも。
サルモレホ(Salmorejo)
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サルモレホも同じくトマトベースのスープ。
一見ガスパチョにも似て見えますが、より濃厚でどろっとしているのが特徴。



ガスパチョには含まれているパプリカやきゅうり、お酢がサルモレホには入ってないのも特徴。
サルモレホの上には小さく刻まれた生ハムやゆで卵が乗せられていることが多いです。
サルスエラ(Zarzuela)
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サルスエラはスペインのブイヤベース。
お魚やえび、ムール貝、いかなどを煮込んだ魚介類のスープです。
スープとはいえ具だくさんなので、魚介類を食べているだけでお腹いっぱいになることも。
クリスマスでもしばしば食べられるスペイン料理です。
コシード(Cocido)
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コシードはスペイン語で煮込み料理という意味で、ポトフのようなもの。
野菜やお肉、豆など豊富な食材を煮込んだものから、パスタやソーセージ、大きなミートボールのみを煮込んでスープを味わうものまで。
マドリードのコシード(コシード・マドリレニョ)は有名な伝統料理です。
カジョス(Callos)
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カジョスはスペイン風ホルモンの煮込み料理。
ベースのスープは少しピリ辛のものもあるので、辛いものが苦手な人は少し注意。
ホルモンを食べつつ、パンをスープの中につけて食べきるのがスペイン流の食べ方。
ファバーダ(Fabada)
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ファバーダはインゲン豆を使った煮込み料理。
チョリソなどのソーセージと一緒に煮込まれるもので、スペイン・アストゥリアス地方から伝わった伝統料理です。
<スペインの食べ物や伝統料理>野菜料理
ピミエントス・デ・パドロン(Pimientos de padrón)
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ピミエントス・デ・パドロンはししとうを揚げて塩をまぶしたもの。
シンプルな料理です、一度ハマるとやみつきになります。ビールとの相性もバツグン。
たまに辛いししとうにあたることもあるので注意しましょう。笑



エスカリバダ(Escalivada)
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エスカリバダはナスやパプリカのグリル野菜で、オリーブオイルや塩、にんにくなどで味つけしたもの。
スペイン料理では数少ないヘルシーな料理なので(笑)、旅行で野菜不足のときに食べると良いかも。
チャンピニョネス(Champiñones)
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チャンピニョネスはスペイン語でマッシュルームのこと。
写真のようなまるごとのものから、細切りにしたマッシュルームを炒めたものまでお店によってさまざま。
マドリードにあるメソン・デル・チャンピニョンの名物マッシュルームは日本人にも大人気。(上記写真)
マドリードに行ったらぜひ訪れてみては。



エンサラディージャ・ルーサ(Ensaladilla rusa)
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エンサラディージャ・ルーサは直訳するとロシアのサラダ。
なぜロシアの料理がスペイン料理の名物なの?というのが疑問ですが笑、



中身はお店によってそれぞれ。
基本的にはじゃがいも、にんじん、ツナ、えんどう豆、ゆで卵、マヨネーズを混ぜたもの。
パタタスブラバス(Patatas bravas)
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パタタス・ブラバスはフライドポテトにブラバスソースをつけたもの。
カタルーニャ地方でよく食べられています。
ブラバスソースというのはお店それぞれで異なり、ちょっとピリ辛のものからマイルドなものまでさまざま。



トルティーヤ(Tortilla)
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トルティーヤはスペイン風オムレツ。
じゃがいもをメインにしたもの、ほうれん草やズッキーニ、茄子やパプリカが入った野菜のオムレツまでお店によってさまざま。
半熟のものからしっかりと焼かれたものまであるので、食べ比べしてみるのも楽しいかも!



<スペインの食べ物や伝統料理>魚・海鮮料理
プルポ・ア・ラ・ガイェガ(Pulpo a la gallega)
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プルポ・ア・ラ・ガイェガはガリシア地方名物のたこ料理。
ゆでたたこにパプリカパウダーやオリーブオイルなどを振りかけたもの。
ガリシア地方だけでなくスペイン全土で食べられるのでぜひ!めちゃくちゃ美味しいですよ!!



カラマレス・ア・ラ・ロマーナ(Calamares a la romana)
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カラマレス・ア・ラ・ロマーナは見た目の通りイカフライ。
カラマレス・フリトス(Calamares fritos)とも呼ばれます。
マドリードではボカディージョ(スペイン風サンドウィッチ)の具としてもよく食べられる料理です。
バカラオ・アル・ピルピル(Bacalao al pil pil)
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バカラオ・アル・ピルピルはタラのオリーブオイル煮。
バスク地方の伝統料理として有名です。



アヒージョ(Ajillo)
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アヒージョは日本でもおなじみのスペイン料理。
えびやマッシュルームをオリーブオイル漬けにして温かい状態で食べるもの。



ナバハス(Navajas)
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ナバハスはスペイン語でマテ貝のこと。
マテ貝の鉄板焼き(Navajas a la plancha)は見た目以上に美味しいのでぜひ!
ボケロネス・フリトス(Boquerones fritos)
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ボケロネス・フリトスはイワシのフライ。
外はカリッと中はホクホクしていて、一度食べ始めるとなかなか止まらない味。
ボケロネス・エン・ビナグレ(Boquerones en vinagre)
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ボケロネス・エン・ビナグレはイワシの酢漬け。
バルのショーケースにもよく並べられていて、ついついお酒がほしくなる一品です。
ブニュエロス・デ・バカラオ(Buñuelos de bacalao)
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ブニュエロス・デ・バカラオはタラのフリッター。
スーパーには温めるだけでOK!みたいなものもあるので、買って夜ホテルでお酒のおつまみに食べるのも楽しいかも。
メヒジョネス・アル・ヴァポール(Mejillones al vapor)
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メヒジョネス・アル・ヴァポールはムール貝の酒蒸し。
白ワインで蒸されたムール貝は絶品です。食べたらわかる。これも止まらない。
カラコレス(Caracoles)
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カラコレスはなんとカタツムリ……!
トマトベースのスープで煮込まれたものがポピュラー。
カタツムリ食べるの?!と最初は衝撃ですが、意外と食べられます。笑
<スペインの食べ物や伝統料理>肉料理
ハモン(Jamón)
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スペインといえばやっぱり生ハム!!
もはやこれを食べなきゃスペインに来たとはいえません。
日本で食べる生ハムとの違いに驚くはず。
コルデーロ・アサード(Cordero asado)
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コルデーロ・アサードは仔羊のロースト。
クリスマスなどのイベントごとで食べられることも多い料理です。
コチニーリョ・アサード(Cochinillo asado)
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コチニーリョ・アサードは仔豚のロースト。
こぶたさんのお顔部分も丸ごと焼かれて出てくることもあるので、ちょっと生々しいのは苦手……という人は注意。
チュレトン(Chuletón)
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チュレトンは肉厚のビーフステーキ!
スペインでお肉が食べたくて泣きそうになったらぜひ!
ボリューム大なことも多々あるので、頼むときはシェアして食べるくらいがちょうどいいかも。
アルボンディガス(Albondigas)
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アルボンディガスはスペイン風ミートボール。
トマトソースで煮込んだものが一般的。
ラコン(Lacón)
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ラコンとは豚のモモ肉を塩漬けして乾燥させたお肉のこと。
ポテトの上にのせて、パプリカパウダーとオリーブオイルをかけて食べるのが一般的です。
各種ソーセージ(Embutidos)
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スペインでよく食べられるソーセージはこんな感じ。
- チョリソ(Chorizo)……豚肉とスパイス、パプリカを使った赤みのあるソーセージ
- モルシージャ(Morcilla)……豚の血を使った黒いソーセージ
- フエ(Fuet)……白カビの乾燥ソーセージ
- サルチチョン(Salchichón)……豚肉とスパイス(コショウやオレガノなど)を使ったサラミ
- ロモ(Lomo)……ロース肉の塊をスパイスやパプリカで味付けして熟成乾燥させたサラミ
まだまだ種類はあります、、さすがハム・ソーセージ大国、、、



ブティファラ(Butifarra)
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ブティファラはカタルーニャ地方名産のソーセージ。
ひき肉やスパイスを使ったもので、食べるときは焼いたりローストする必要があります。



クロケタ(Croqueta)
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クロケタはスペイン風クリームコロッケ。
生ハムのコロッケやタラのコロッケ、ほうれん草のコロッケなど色んな種類があります。
ミニサイズなので小腹が空いたときに食べてみては。
<スペインの食べ物や伝統料理>パスタ・ご飯もの
パエリア(Paella)
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スペイン料理の大定番、パエリア。
海鮮パエリアや鶏肉・うさぎ肉のパエリア、野菜のパエリアまでさまざま。
スペインのバルやレストランでは木曜日がパエリアの日とされていて、日替わりメニューで出されることも多いので、食べるなら木曜日がおすすめ!
フィデウア(Fideuá)
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フィデウアはお米のかわりに短いパスタを使ったパエリア。
アリオリソース(にんにく入りマヨネーズソース)と一緒によく食べられる、スペイン人にも人気のパエリア。
アロス・ネグロ(Arroz negro)
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アロス・ネグロはスペイン語で黒いお米という意味。
その名の通りイカ墨で黒く染められたパエリアのこと。
ちょっと変わり種を試してみたいという人はぜひ。
アロス・カルドソ(Arroz caldoso)
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アロス・カルドソはスペイン語でスープのお米という意味。
魚介のスープがたっぷり入ったパエリアです。
パン・コン・トマテ(Pan con tomate)
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パン・コン・トマテはカタルーニャ地方で食べられるパンの1つ。
パンに熟したトマトとにんにくを切って塗りつぶし、オリーブオイルをかけて食べる料理。
お店によってパン・コン・トマテは異なるので、食べ比べしてみては。
カネロネス(Canelones)
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カネロネスは円筒状のパスタで中にひき肉やほうれん草、スパイスなどを詰め、ベシャメルソースをかけて焼き上げた料理。
イタリア料理として知られていますが、スペインでもよく食べられる身近な料理です。
<スペインの食べ物や伝統料理>その他
ピンチョス(Pinchos)
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ピンチョスは小さく切ったパンの上にさまざまなトッピングがされた軽食のこと。
まさにインスタに載っけたくなるようなキュートさよ。。。
美食の街バスク地方サンセバスチャンは特にピンチョスが有名なので、グルメ好きはぜひ!(あそこは本当に心が高ぶる)



ボカディージョ(Bocadillo)
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ボカディージョはバゲットの間に生ハムやチーズ、ロース肉やオムレツなどの具材を挟んだサンドウィッチのこと。
お昼ごはんや手軽な軽食としてよく食べられます。サッカー観戦時に持っていってハーフタイムで食べるのもスペインならではの伝統的な食べ方。



カルソッツ(Calçots)
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カルソッツはネギを丸ごと炭火焼きにし、カルソッツソース(もしくはロメスコソース)をつけてそのまま丸ごと一本食べる、カタルーニャ地方の冬の伝統料理。
もはや料理というより、一種のイベントのようなもの。
一度食べるとやみつきになって止まらなくなるので、冬のスペイン旅行を予定している方はぜひ!



<スペインの食べ物や伝統料理>デザート・スイーツ
チュロス(Churros)
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チュロスは日本でもおなじみの揚げたパンにホットチョコレートをくぐらせて食べるスイーツ。
出来たてのサクサクチュロスは格別な美味しさ!
スペインに来たらチュロス屋さんで出来たてを試してみて!
クレマ・カタラナ(Crema catalana)
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クレマ・カタラナはカタルーニャ地方の名物スイーツ。
クレームブリュレにも似ていて、とろとろのカスタードの上にパリパリしたカラメルがトッピングされています。
フラン(Flan)
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フランはスペイン風カスタードプリン。
フランと一緒に大量の生クリームが添えられて出てくることもしばしば。
アロス・コン・レチェ(Arroz con leche)
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アロス・コン・レチェはスペイン語でお米と牛乳という意味。
お米と牛乳を煮て、シナモンを上にトッピングしたスイーツです。
お米を主食として食べる日本人からすると、『牛乳と一緒にしたスイーツ?!』と困惑しそうですが、スペイン人にはわりと人気なよう。



タルタ・デ・サンティアゴ(Tarta de Santiago)
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タルタ・デ・サンティアゴはガリシア地方で有名なアーモンドケーキ。
聖ヤコブのケーキという意味で、ケーキの表面には聖ヤコブの十字を型抜いて粉砂糖がまぶされています。
トゥロン(Turrón)
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トゥロンはおもにアーモンドを使って作られるヌガー菓子。
柔らかいものから硬いものまで、チョコレートメインのものや卵黄・卵白メインのものまで種類はさまざま。
日持ちがいいので、お土産としても最適です。
まとめ:本場でスペイン料理を食べつくそう!
日本人の口に合うものが多いスペイン料理。
実際に住んでみてわかったのですが、日本のスペイン料理屋さんで食べるのとスペインで食べるのはやはり少し違いがあります。(手に入る食材も少し違いますしね)
スペイン旅行に来たら本場の味を食べつくしておきましょう!
Muchas gracias por leer♡