【スペインのお酒一覧】有名なお酒・アルコール15種類を解説!都市別のバルや文化も紹介
スペインで有名なお酒の種類や銘柄は?
スペイン旅行でパーっとお酒を楽しみたい!
スペイン旅行に来たら、バルで飲み歩きしながらお酒を楽しみたい!と思いますよね。
お酒好きならスペインの有名なお酒や人気の銘柄が気になるはず。
そこで本記事ではスペイン・バルセロナ在住の筆者が、スペイン旅行におすすめのお酒15種類を紹介します。
本記事の内容
- スペインのお酒:ビール編
- スペインのお酒:ワイン・シャンパン編
- スペインのお酒:リキュール・カクテル編
- 【都市別】スペインのお酒が楽しめるバル・レストラン
- スペインの面白いお酒文化
本記事の信頼性
ほぺまゆ
- スペイン在住7年目
- スペインを北から南まで15都市以上旅行
- 趣味はスペインのバル飲み歩き
- 累計120万人以上に読まれているブログを運営
スペインのお酒:ビール編
最初の一杯目といえばやはりビール!
1. Estrella Damm(エストレージャダム)
生産地 | バルセロナ |
アルコール度数 | 5.4% |
価格(1缶あたり) | 0.66€ |
エストレージャダムはスペインのカタルーニャ地方で圧倒的なシェア率を誇るラガービール。
日本のアサヒビールのように少し苦味はあるものの、あまりクセがなく万人に親しまれる定番ビールです。
わたし自身バルセロナに住んでいて、最も多く飲んできたビールと言っても過言ではない
FCバルセロナの公式ビールにもなっているので、バルサファンは必見!
日本でも取り扱いがあるので、スペインで飲んでみて気に入った!という人は日本で飲むこともできますよ。
2. Mahou(マオウ)
生産地 | マドリード |
アルコール度数 | 5.5% |
価格(1缶あたり) | 0.65€ |
マオウはマドリード発祥の5つ星が目印のビール。
少し苦味はあるものの、万人ウケしやすいスタンダードなビールです。
発祥地でもあるマドリードのバルでよく見られます。
日本のスペイン料理屋さんでも見かけたことがある!
3. MORITZ(モリッツ)
生産地 | バルセロナ |
アルコール度数 | 5.4% |
価格(1缶あたり) | 0.77€ |
モリッツはパッケージからもすぐわかるように、バルセロナ発祥の地ビール。
カタルーニャ地方ではエストレージャダムにシェア率は劣るものの、近年よく伸びているビールです。
それほど苦味は強くないですが、ホップの風味をよく感じることのできるビール。
わたしが個人的にいちばん好きなビールです
黄色いパッケージのノーマルタイプの他に、エピドールという別種類のモリッツも売られています。
バルセロナにはモリッツが手がけたバル・レストランもあり、モリッツの色々な種類を飲み比べできるほか、ビール製造の様子をみることもできます。
4. Estrella Galicia(エストレージャガリシア)
生産地 | ア・コルーニャ |
アルコール度数 | 5.5% |
価格(1缶あたり) | 0.80€ |
エストレージャガリシアはガリシア州のア・コルーニャ地方のビール。
エストレージャダムと名前は似ていますが、製造元は異なるビールです。
完全にダムの系列かと思ってた
少し苦味があって、味は若干強め。
ガリシア地方のバルでよく飲まれています。
ちなみにバルセロナで提供しているバルもありますが、缶タイプのものをスーパーで入手するのは少し困難かも。
5. クララ(レモンビール)
生産地 | バルセロナ |
アルコール度数 | 2.8% |
価格(1缶あたり) | 0.75€ |
クララはビールにレモンジュースを混ぜたレモンビールのこと。
ビールが少し苦手な人や、軽めに飲みたい人にぴったり。
上の写真のモリッツラドラーはモリッツのクララバージョン。
ビールのホップの風味とレモンの味が強く出ていて、濃厚な味わいを感じます。
どのビールメーカーもクララバージョンがありますよ〜
スペインの他のビールについては、【スペインのビール】有名な11銘柄の特徴と味・値段を一覧で解説!で詳しく紹介しています。
スペインのお酒:ワイン・シャンパン編
スペインはワインの産地としても有名です。
6. 赤ワイン
スペインで定番の赤ワイン。
スペイン語で赤ワインはVino tinto(ヴィノ・ティント)と呼ばれます。
特にRioja(リオハ)という地域の赤ワインは評価が高いので、ワイン選びに困ったらRioja産のワインを選ぶと◎。
7. 白ワイン
さっぱりしていて飲みやすい白ワイン。
スペイン語で白ワインはVino blanco(ヴィノ・ブランコ)と呼ばれます。
スペインの夏はテラスで冷たい白のグラスワインを飲むのも人気です。
8. カヴァ(スパークリングワイン)
カヴァはカタルーニャ地方で作られるスパークリングワイン。
Freixenet(フレシネ)というカヴァは世界No.1と評されるブランドで、スペインでもかなり有名です。
日本で取り扱いのあるカヴァもありますが、スペインで買うと半額以下の値段で購入できるのでお土産にもぜひ!
9. サングリア
サングリアはワインが苦手な人でも飲みやすいワインで、スペイン発祥といわれています。
観光地のランブラス通りに行くとサングリアを飲んでいる人がたくさんいるはず。
ただ地元の人はあまりサングリアを飲みません……
現地のスペイン人は日常的にあまり飲みませんが、スペイン旅行の記念に頼んでみては。
10. ティント・デ・ベラーノ
ティント・デ・ベラーノは訳すと『夏のワイン』。
夏に赤ワインを飲むために、冷えた炭酸水と氷(たまにレモン)を入れたお酒のこと。
サングリアと違って砂糖やリキュールなどが入っておらず、スッキリとしたワインです。
赤ワインに炭酸水を入れて飲むのはスペイン人あるあるです
11. チャコリ
チャコリはスペインのバスク地方で飲まれている微発泡性のあるワイン。
写真のように高い位置から注がれるのが定番なので、バルに行って頼んでみると目の前でやってくれるかも。
美食の街サンセバスチャンで食べたピンチョスとチャコリのコラボは最強だった……!
12. ベルムー(ベルモット)
ベルムーは白ワインを主体として、香草やスパイスを配合して作られたフレーバーワイン。
オレンジ一切れとオリーブを添えて飲むのが定番で、スペインでよく飲まれているお酒。
ビールやワインを飲み飽きたら、趣向を変えてベルムーを試してみては。
スペインのお酒:リキュール・カクテル編
13. シードラ
シードラは日本語でシードルとも呼ばれる、りんご酒(りんごを発酵させて作るアルコール)。
あまりアルコールの風味を強く感じない、かつりんごのお酒なので、お酒が苦手な人でも飲みやすいはず。
まさにわたしのお酒(MAYU)、1本1ユーロのミニサイズもスーパーで買えるのでお土産にもぴったり!
14. オルホ
オルホとはぶどうの粕を使った蒸留酒。
スペイン北部で生まれたもので、ガリシア地方でよく飲まれています。
ハーブやコーヒー豆と一緒にオルホをベースにして作られたリキュールも数種類あるので、ガリシア地方に行ったらぜひ試してみては。
15. 43(クアレンタ・イ・トレス)
よんじゅうさん?!?!
名前が数字という斬新なリキュールの43。
読み方はスペイン語で43という意味の『クアレンタ・イ・トレス』。
スペイン語まったくわかりませんな日本人からすると???な名前で覚えづらいですよね、、、
ハチミツやバニラ、キャラメルなどで作られたスペインのリキュールで、想像通り甘みがあるのが特徴。
コーラを混ぜてカクテルとして飲むのが定番です。
アルコール度数は31度とかなり高めなので、飲みすぎには注意!
【都市別】スペインでお酒を楽しめるバル・レストラン
マドリード:Taberna Tempranillo(タベルナ・テンプラニーリョ)
マドリードの王宮近くにあるタパスバル。
カウンターの壁越しにずらーっと並べられたワインが印象的です。
おつまみのタパスも絶品なので、ぜひ立ち寄ってみてください。
Taberna Tempranillo
住所:C. de la Cava Baja, 38, 28005 Madrid
電話番号:(+34) 913 64 15 32
営業時間:13:00〜16:00、20:00〜24:00
Webサイト:なし
バルセロナ:Quimet & Quimet(キメット&キメット)
1914年創業の小さなタパスバル。
元来家族のワインを売るために開店したバルで、ワインをはじめとしたお酒の種類がたくさんあります。
タパスメニューやお酒の種類はWebサイトにも掲載されているので、参考にしてみてください。
Quimet & Quimet
住所:Carrer del Poeta Cabanyes, 25, 08004 Barcelona
電話番号:(+34) 934 42 31 42
営業時間:12:00〜16:00、18:00〜22:30(土日定休日) Webサイト:
セビージャ:El Rinconcillo(エル・リンコンシーリョ)
1670年創業の歴史がある、セビージャで最も古いバル。
セビージャの人気タパスや地元料理と一緒にお酒を楽しめます。
旧市街に位置しており、観光の合間でも立ち寄りやすいですよ。
El Rinconcillo
住所:C. Gerona, 40, 41003 Sevilla
電話番号:(+34) 628 15 09 95
営業時間:13:00〜17:30、20:00〜24:30(火曜定休日) Webサイト:
サンセバスチャン:Txepetxa Taberna(チェペチャ・タベルナ)
美食コンテストで数々の賞を獲得しているタパスバル。
「黄金のピンチョ」という賞にも輝いており、サンセバスチャン随一のピンチョスを楽しめます。
バスク地方名物のお酒チャコリも楽しめますよ。
Txepetxa Taberna
住所:Arrandegi Kalea, 5, 20003 Donostia, Gipuzkoa
電話番号:(+34) 943 42 22 27
営業時間:12:00〜15:00、19:00〜23:00(月曜定休日、火曜は夜営業のみ、日曜は昼営業のみ) Webサイト:
スペインの面白いお酒文化
スペインでは朝もお昼もお酒を飲む!
お酒といえば仕事終わりに晩酌で飲むイメージですが、さすがラテンの国スペイン。
明るい昼間っからでもお酒を飲みます。
昨日昼食前のおやつalmuerzoの時間に、仕事中のスペイン人から「natural」という言葉とともにビールの写真が送られてきた。今日もalmuerzoの時間に「ビール飲んだの?」と聞くと、「うん、でも今日は冷たいビールだった。。」という返信がきた。いや違う、わたしがツッコミたかったのはそこじゃない。
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) January 31, 2018
仕事の合間の休憩(朝11時頃)にビールを飲むのは珍しいことではありません
そしてさらに上をいくものが……!
スーパーで働いてたメキシコ女子が朝10時の休憩(おやつ)時間に、バルでテキーラのショットをくいっと流しこみ、そのあと普通にボカディージョを食べながらビールを飲んで仕事に戻ってたっていう話を聞いて、お仕事とお酒の概念を覆されたきぶん
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) July 11, 2018
いやなんならビールを飲むのはマシな方だった、、、
スペイン人はお酒を飲んでも運転しちゃう!
日本では運転代行サービスがあるほど、お酒を飲んだら車運転しちゃダメと考えられていますが、スペインではあまりそういう考えはありません。
以前中心地から少し離れたバルで友人らと終電がなくなるまで飲んでて(なんならウォッカとか)、
Mayu帰るぞーー!!!
と言われ、
いやどうやって?もうこんな時間だよ?
何言ってんだ?車だよ!
ええー!!お酒飲んだやん!!
という会話でみんなに笑われる経験をしました。
その後わたしひとりビクビクしながら帰りました。
車で来ても少しだけなら飲んじゃう、みたいなのが普通らしい
まとめ:スペイン旅行に来たら昼間からお酒を楽しもう!
スペインで有名なお酒を15種類紹介しました。
スペインのお酒:ビール編
- Estrella Damm(エストレージャダム)
- Mahou(マオウ)
- MORITZ(モリッツ)
- Estrella Galicia(エストレージャガリシア)
- クララ(レモンビール)
スペインのお酒:ワイン・シャンパン編
- 赤ワイン
- 白ワイン
- カヴァ(スパークリングワイン)
- サングリア
- ティント・デ・ベラーノ
- チャコリ
- ベルムー
スペインのお酒:リキュール・カクテル編
- シードラ
- オルホ
- 43(クアレンタ・イ・トレス)
日本とは違うスペインのお酒文化に触れてみると、国民性や価値観の違いを感じておもしろいですよね。
飲酒運転はもちろんダメですが、スペイン旅行なら車を運転するような機会もあまりないはず。
せっかくの旅行なので、スペイン人に混じって昼間からお酒をパーっと楽しんでみましょう!!
Muchas gracias por leer♡