サッカー留学したい!と思ったときに調べる7つのこと【経験者が語る】

こんにちは!サッカー留学を経てスペイン在住4年目のほぺまゆ(@Jope_Mayu)です。




海外へ行ってサッカーチームに所属する……なんて考えると、一体何から始めればいいのかわからないですよね。
わたしも日本で働きながらスペインへのサッカー留学に行こう!と決めたとき、一体何から始めればいいのか何をすればいいのかわかりませんでした。
そこで本記事では少しでもサッカー留学のハードルを下げられるよう、
個人でスペインへサッカー留学をしたわたしが3年の経験を経た上で初心者に伝えたい、サッカー留学前に調べるべき・やるべきこと7つを紹介します。



サッカー留学の準備①サッカー留学のプランを考える
まずは留学のコンパスのような役割となる留学プランを決めましょう。
どこの国へサッカー留学したい?
サッカーを学べる、チャレンジできる国といえば
ヨーロッパ
- スペイン
- イタリア
- イギリス
- ドイツ
- フランス
- ポルトガル
……etc
南米
- ブラジル
- アルゼンチン
- ウルグアイ
……etc
これらが代表的な国といえるでしょう。
決める要因は最終的に自分が惹かれる国というのが一番です。
もし複数あって迷う場合は、その国で話されている言語は将来自分のスキルになったら役立つか?なども考えてみると良いでしょう。
どのくらいの期間サッカー留学したい?
あなたがどのくらいの期間海外にいることができるかにもよりますが、やはり最低でも1シーズンは考えておきたいところです。
1シーズン通して戦うことで、レベルの高いチームの目に留まりオファーが来るかもしれません。
さらに最初は海外生活への慣れや語学の問題などで、サッカーを始めるまでに時間がかかることがほとんど。
トントン拍子に進むともちろん良いですが、なかなかそうはうまくいきません。
少しずつ、辛抱が大事です。
ただ短期間海外でプレーして、その経験をもとに日本で活躍したいというのであれば2〜3ヶ月もしくは半年でも大丈夫かもしれません。
どんなかたちでサッカー留学したい?
サッカー留学をするには個人で行くか、エージェントや留学斡旋会社にお願いするかになります。
わたしはお金がなかったのでほぼ個人でスペインへサッカー留学に来ましたが、個人手配の方が断然おすすめです。
コラム:サッカー留学エージェントや留学斡旋会社ってどうなの?
サッカー留学をしたいならエージェントやサッカー留学斡旋会社を通した方が圧倒的にラクですが、その分仲介手数料などで割高になってしまうのも事実です。
またエージェントさんによっては、『留学の手続きは代行しますが、実際に所属するサッカーチームは自分で探してください』という野放しなエージェントさんも。。



という人はエージェントに頼るしか方法はないと考えるのではなく、自分の力でなんとか留学を実現できないかと模索することも大事です。
ちなみにわたしは単身スペインへ渡り、自分の力だけで所属クラブを見つけました。
ここで1つあなたに考えてほしいのが、
- エージェントさんに紹介してもらったよく知らないサッカーチーム
- 自分で必死に交渉して、その熱意に負けて受け入れてくれたサッカーチーム
どちらのチームの方が愛着が湧き、そのチームのために頑張ろうと思えるでしょうか?
人生の大きな節目となるサッカー留学。
受け身の留学ではなく、積極的に自分から行動することが成功の鍵を握っているかもしれません。
サッカー留学の準備②滞在するためのビザを調べよう
留学先や期間などを踏まえて留学プランが決まってきたら、次はビザの申請内容について調べましょう。
今回はスペインへのサッカー留学を例に紹介します。



サッカー留学をするとなれば学生ビザもしくはワーキングホリデービザで渡航することがほとんどです。
ワーキングホリデービザの場合は1年経つと日本へ帰らなければならなくなるので、学生ビザで渡航するのが一般的。



- 90日以内→観光ビザでそのままスペインに滞在できるのでビザ申請は不要
- 3ヶ月〜6ヶ月→短期学生ビザの申請が必要
- 6ヶ月(181日)以上→長期学生ビザの申請が必要
ビザ申請方法については短期学生ビザか、長期学生ビザかによって内容が異なります。
短期学生ビザ・長期学生ビザに共通して必要な申請書類
- 査証申請書
- 顔写真
- パスポートとコピー
- 滞在目的を証明する書類(入学許可書など)
- 海外旅行保険
- 経済能力証明書
- 航空券の予約確認書
- 渡航同意書(申請者が18歳未満の未成年である場合)
上記に加え、長期学生ビザに必要な申請書類
- 健康診断書
- 無犯罪証明書
申請書類について、詳しくは駐日スペイン大使館へお問い合わせください。
ちなみに181日以上の長期学生ビザを選択した場合は、スペイン現地にいたまま学生ビザの延長(延長)も可能です。
サッカー留学の準備③サッカー留学にかかる費用は?
サッカー留学で最も頭を悩ませるのが、留学費用。
どのくらいの期間行くのか、どこの都市に行くのか、どんな学校に通うのか、どんなところで宿泊するのか、ユーロ円のレートはどのくらいか……
さまざまな要素で留学の費用というのは変わってきます。
まずは大体でいいので、あなたの留学プランはどのくらいの予算になりそうかを調べてみましょう。
- 12ヶ月分の学費:3200ユーロ(約38万円)
- 3ヶ月間の宿泊費(学校提携ピソ):1500ユーロ(約18万円)
- 1年間の海外旅行保険:約20万円
- 片道航空券代:約5万円
計:約81万円
※渡航後の3ヶ月間で長期で住むアパートを探す前提(4ヶ月目以降の宿泊費は含まず)
※ビザ申請に必要な証明書やパスポートの発行手数料、ビザ申請手数料は含まれていません
※上記金額のほか経済能力証明書(銀行口座に十分なお金が入っている証明)が必要です
※現地での食費や生活費などは含まれていません
上記はあくまで一例です。
どの学校に行くか、渡航先の都市はどこか、海外旅行保険のプランなどによって異なります。
算出した費用をもとに今あなたが持っているお金とどのくらい差があるのか、どのくらい貯めなければいけないのか、ある程度把握しておきましょう。
サッカー留学費用を準備しよう!
サッカー留学をしたい!と思ったと同時にすぐ始めてほしいのが、留学費用の準備。
ここが一番大事とも言えるでしょう。



先ほど把握した費用と照らし合わせて、留学資金を貯める方法を考えて取り組んでみましょう。
留学費用を満たすお金をすでに持っているという場合も、学費や宿泊費などを支払ったあと出発する頃には一文無し……という状況では、日々の生活費を賄いきれません。
できるだけ留学中のストレスが少なくなるよう、多めに貯金をしておきましょう。
こちら別記事にて留学費用を貯める方法を紹介していますので、参考にしてみてください。
サッカー留学中はどうやって生計を立てる?
留学費用を貯める段階で気にしてほしいのが、留学したあとでも継続的にお金を稼ぐことができるスキルを身につけておくこと。
正直言って、貯金が日々減っていくというのは精神的にかなりストレスになります。。
海外でも稼げる仕事というのはたくさんあるので、今のうちから留学中でも稼げるスキルを身につけておきましょう。
サッカー留学の準備④学校と宿泊先を決めよう
サッカー留学で通う学校と宿泊先を決めましょう。
学校選び
(なお90日以下の留学を予定している人は、学校に通わなくてもよいので飛ばしてもかまいません)
90日以上の滞在をする場合は、学校への入学許可書がビザ申請に必須です。
また90日以内であっても、現地でスペイン語を学んでみたい!という人は学校に通ってみるのをおすすめします。



スペインの学校探しなんて、ちょっと想像がつきませんよね。。
マドリードやバルセロナなどの大都市であれば、現地の語学学校のWebサイトで日本語表記をしてくれている学校もあるので、そこから直接入学の申し込みをすることもできます。
がしかし、慣れないスペイン語や英語。遠く離れたスペインの人とのやりとり。不安でいっぱいだと思います。
かつてバルセロナで4つの語学学校に通った経験のあるわたしが、学校選びをサポートすることもできるので、どうすればいいかわからない……という人はお問い合わせページよりお気軽にご連絡ください。



宿泊先選び
宿泊先はどのくらいの期間留学したいかによって選び方は異なります。
1週間〜10日程度の留学であればホテルでも良いかもしれませんが、それ以上となるとピソ(アパートのようなもの)やシェアハウスなどを借りると良いでしょう。
語学学校に通う予定の人は、学校提携のピソや学生寮を一緒に申し込むことができます。
特に長期留学を予定している方は、現地で部屋探しをしたい!という人も多いと思いますが、最低でも2ヶ月〜3ヶ月程度は学校提携のピソに申し込んでおきましょう。
都市によっては部屋探しにかなりの時間がかかってしまう場合もありますし、宿泊先がない状態というのはかなり精神的にストレスになります。
焦って部屋を見つけないためにも、事前に学校にお願いして宿泊先を確保しておきましょう。
Webサイトなどで日本からスペインの部屋探しをすることも可能ですが、実際に内見をしないまま決めるのはかなり危険です。また保証金などを最初に振り込ませて行方をくらますような詐欺も多くみられます。
実際に現地へ足を運んで、生活に慣れてきたところで部屋探しを始めるのが得策です。
サッカー留学の準備⑤海外旅行保険について調べよう
短期もしくは長期学生ビザを申請する人は、海外旅行保険の加入が必須です。
申請の際は英文もしくはスペイン語文への翻訳が必要になります。
「海外旅行保険 長期」「留学保険」などと調べるといくつか海外旅行保険のプランが出てきますので、どのプランが良さそうか調べてみましょう。
3ヶ月以下の短期留学を希望している人も海外旅行保険に入っておきましょう。
慣れない海外で体調を崩してしまったり、スリや盗難などに遭って持ち物を盗まれたりする場合もあります。
留学期間が2ヶ月以下であれば、海外旅行保険が0円になる無料のクレジットカードもいくつかありますので、渡航前に作っておくと良いでしょう。



サッカー留学の準備⑥留学先の情報網や人脈を作ろう
サッカー留学において意外と助けになるのが留学先の情報網や人脈です。
当たり前ですが誰も知り合いがいない場所に行くよりも、何かあったときに頼れる(もしくは質問できる)人がいる場所の方が安心です。
ツイッターなどのSNSで実際にスペインで留学している人をフォローしてみるとか、定期的にコメントをして仲良くなってみるとか。
それ以外にも留学エージェントさんがおこなうセミナーなどに参加して、(エージェントさんにお願いするしないにかかわらず)人脈を作っておくのも良いでしょう。
わたしのツイッターアカウントほぺまゆ(リンクはこちら→@Jope_Mayu)でも情報発信しているので、ぜひフォローしてみてください!
サッカー留学の準備⑦留学先のサッカーチームを調べよう
留学先のサッカーチームについて、事前に調べておくことも大事です。
できればテレビでもよく見かけるようなトップリーグのチームだけでなく、下部リーグ(セミプロやアマチュアなど)も調べておくと実用性が高いでしょう。
わたしの住むバルセロナ(カタルーニャ地方)の下部リーグや地域リーグなどのサッカーチームを調べる方法も別記事で紹介しているのでチェックしてみてください。
留学先に着いたら……①語学の習得に集中しよう!
いざ留学先に着くと、



と行動に移したくなるかもしれませんが、そこはちょっと待った。
留学先の言葉がほとんど話せない(会話ができない)状態であれば、まず先に語学習得を優先させましょう!
ほとんど話せない状態でサッカーチームへ足を運びコンタクトを取ろうとしても、相手からすると



と不審に思われて相手にしてくれない可能性も。
行って早々に空振りをしてばかりだと、効率がかなり悪いです。
まだ語学の基礎ができてない場合は、学校に通いつつ空き時間も勉強・練習にあてて語学習得のスピードアップを目指しましょう。



留学先に着いたら……②サッカーチームへアプローチしよう
ある程度会話ができるようになったら、現地のサッカーチームへアプローチをかけましょう。
クラブの代表メールアドレスへ連絡を入れてみるなどもできますが、返信が返ってくる可能性は低め。
直接サッカーチームへ足を運び、トライアウトを受けたい・アシスタントとしてチームに入って勉強させてほしいなど、懸命に熱い想いを伝えた方が相手は考えてくれます。



まとめ:サッカー留学は個人でも可能!やってみよう!
サッカー留学をしたいと思ったときに調べておきたい7つのことについてまとめました。
サッカー留学は『どうやって海外へ渡れるの?』『どうやって海外のチームでプレーできるの?』などとわからないことだらけに思えますが、
情報はネット上にたくさんあり、しっかりと調べるだけで個人留学(オリジナル留学)をすることも十分可能です。
このブログでもサッカー留学に関する情報発信をしているので、ぜひ定期的にチェックしてみてください!
ちなみにサッカー留学の前に一旦下見として1週間くらい行ってみたいなあという方は、スペインサッカー研修であればわたしが全力サポート致します!
こちらの記事【研修企画】スペインサッカーを生で学びたい方をサポートしますで研修の詳細について書いてますのでぜひ。
Muchas gracias por leer♡