スペインでチップは必要?相場や渡し方をバルセロナ在住者が徹底解説!
スペインにはチップの制度はある?
スペインのチップの相場は?
海外旅行中はタクシー、レストラン、ホテルなどチップをあげるべきか迷う場面が多いですよね。
日本人には馴染みのないチップの文化。できるだけ失礼のないようスムーズに旅行を進めたい。
本記事ではスペイン・バルセロナ在住7年目の筆者が、スペインのチップ事情を解説します。
本記事の内容
- スペインにチップの文化はある?
- スペインのチップの相場や渡し方
- スペインのレストランやカフェのチップ
- スペインでタクシーを使ったときのチップ
- スペインのホテルに泊まったときのチップ
本記事の信頼性
ほぺまゆ
- スペイン・バルセロナ在住7年目
- スペイン語も英語もわからないまま単身渡西
- スペイン渡航後半年で現地の仕事を獲得
- 累計120万人以上に読まれているブログを運営
スペインにチップ制度や文化はある?
スペインにチップの制度や文化はありますが、義務ではありません。
スペインのチップに対する考え方は、あくまで「心づけ」の意味が強いです。
そのためチップは義務でもありませんし、アメリカのような会計10〜15%といった金額が決まっているわけでもありません。
現地のスペイン人とよく食事をするのですが、チップを渡したり置いたりしている場面はあまり見かけません。
スペインには日本のおもてなしのような文化があまりなく、店員さんのサービスはあっさりしたものが多いのです
【場所別】スペイン旅行のチップの相場や渡し方
スペイン旅行の各場面でチップをどのように渡すべきなのか、解説します。
レストランやカフェで食事をしたときのチップ
バルやカフェでの休憩や軽食の場合
バルやカフェでビール1杯とおつまみ、コーヒー1杯とパンなど立ち寄る程度ならチップは気にしなくてOK。
チップを置いてもいいケースの例
- 心地よいサービスを受けた
- 安いのに美味しかった
ファーストフード店で食事をした場合もチップは不要です。
一般的なレストランの場合
レストランで食事をしたときもチップは気にしなくてOK。
ただ良いレストランで満足したなら、お会計の端数を残して置いていくのは◎。
チップの渡し方の例
- お会計が38.5€……40€を払って残りはチップ
- お会計が20€……20€払って1€前後の小銭を置いていく
レストランでの食事はテーブル会計が多いので、支払いをする際に「お釣りはいらないよ」と言ったり、お釣りをそのままテーブルに置いて帰ったりするのがスマート。
いずれも温かいサービスを受けたときやお店が気に入ったときで十分です。
あくまで感謝の気持ちを表現するものとして考えましょう。
高級レストランの場合
高級レストランで食事をしたら、お会計の5〜10%をチップで渡すと◎。
高級レストランなら接客もきちんとしていることが多く、心地よいサービスを受けられることが多いです。
クレジットカードの支払いでもチップを渡しましょう。
レストランでクレジットカード支払いをする場合
クレジットカードで支払いたいときは、店員さんがカード決済端末の機械にお会計金額を入力して見せてくれます。
クレジットカード支払いのときのチップの渡し方例
- お会計前にチップを含めた金額に設定してもらう
(例:お会計が76€……「80€で請求してください」と伝える) - 支払いを済ませたあとに少額のお金を置いて帰る
基本的にカード決済ではチップを乗せない金額でスマートに支払いができるので、
チップを払いたくないけど、何も残さずに立ち去るのは気まずいなあ…
というときにおすすめ。
通常のレストランではカードで支払う際、店員さんがカード決済端末を持ってきてその場で処理をしてくれます。
カードを提示したらそのままお店の中に持って行かれた、なんてときはあなたのカード情報をこっそりと抜かれる場合もあるので注意しておきましょう。
身に覚えのない金額が毎月カードで引き落とされていた、なんてケースもあるので注意を。
タクシーを使ったときのチップ
タクシーに乗ったときもチップを気にしなくてOK。
チップを渡してもいいケースの例
- スーツケースなど重い荷物を持ってくれた
- スマホの充電をさせてくれた
逆に観光客だからと、通常の料金に上乗せした高額の請求をしてくるタクシーに注意しましょう。
バルセロナのタクシーは基本的に乗車料金に違いはありませんが、タクシーの車種や大きさによって少し金額が変わることも。
タクシーを使うときはどのメーカーの車か、何人乗りかなどに目を向けると節約できますよ。
タクシーの乗車料金が高くなる例
- ワゴン車の大きいタクシー
- 車種がメルセデス・ベンツなど高級メーカー
- 夜遅い時間の利用
- 空港への移動で利用
スペインにはベンツの車がいくらでも走ってます。ちなみに市営バスもメルセデスベンツだった。
バルセロナの市内バスはメルセデスベンツだということが判明。
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸 (@Jope_Mayu) January 16, 2018
気づかぬうちに毎日ベンツで学校通ってたらしい。 pic.twitter.com/LcRWWnUER1
ホテルに泊まったときのチップ
ホテルに泊まったときはチップを置いていく必要はありません。
部屋のクリーニングをしてくれた方向けの「枕チップ」の文化はなし。
むしろそういった習慣に慣れておらず、忘れ物だと勘違いされてしまうケースもあります。
お掃除が行き届いていて感謝の気持ちを伝えたいときは、何か一言メッセージを添えてチップを置いておくと◎。
まとめ:スペインでのチップは感謝の気持ちとして渡そう
スペインのチップ事情を在住者の視点で解説しました。
- チップは「感謝を表現したいとき」に渡す
- バルやカフェに立ち寄るときは不要
- 高級レストランはお会計の5〜10%が相場
- タクシーやホテルでは基本的にチップ不要
ヨーロッパ、スペインでのチップはそれほど身構えるものでもありません。
「〜しなければならない」と思う必要はなく、自分が快い気持ちになったら感謝の気持ちとして渡す。
美味しい食事に出会えたら、作ってくれた人にありがとうという気持ちで渡す。
素敵なサービスへのお礼として、相手も自分も気持ちよくなれるチップの使い方をしましょう。
Muchas gracias por leer♡