【暴露】サッカー留学の失敗談!スペインへ来て後悔したことを正直に告白
サッカー留学したいけど失敗しないか不安……
スペインへサッカー留学して後悔した人の体験談を知りたい!
サッカー留学をしたいけど、せっかく行くなら失敗したくないと思いますよね。
体験談を読んでもいいことしか書いてないケースが多く、実際にネガティブな意見が気になる人も多いはず。
サッカー留学の斡旋会社やエージェントはもちろんいいことしか書かないので、私個人の経験として「後悔したこと・辛かったこと」を共有したい。
本記事ではスペインサッカー留学経験者の筆者が、サッカー留学の失敗談や後悔したことを紹介します。
本記事の内容
- サッカー留学の失敗談①安定の人生を捨てた
- サッカー留学の失敗談②精神的にやられることばかり
- サッカー留学の失敗談③お金がかかる
- サッカー留学の失敗談④もっと若いうちにやっておくべきだった
- サッカー留学の失敗談⑤日本の友人と疎遠になる
- おまけ:恋愛や婚活のチャンスをかなり逃します
本記事の信頼性
ほぺまゆ
- スペイン在住8年目
- スペイン語も英語もわからないまま単身スペイン留学
- スペインのユーストップリーグでホペイロ経験
- 累計120万人以上に読まれているブログを運営
- 辰巳出版『旅の賢人たちがつくったスペイン旅行最強ナビ』共著
サッカー留学の失敗談①安定の人生を捨てた
新卒で大企業に勤めていた会社員時代
筆者はスペインへサッカー留学に行く前、大企業で働いていました。
十分といえるほどホワイト企業で、かつお給料もいい。企業のボーナスランキングでトップ3に入ることも。
10年以上働いている先輩方はたくさんいて、女性が結婚して子どもが出来ても働きやすい環境。
長く働き続けることを想像できました
おそらく女性のキャリアとしては満足といえるものだし、そのまま働き続ければ安定の人生を歩めたとさえ思います。
そんな会社をわたしは2年半で辞め、すべてを捨ててスペインに渡ってきました。
スペインには「安定」という文字はひとつもありません。
まして「こうすればいい」というマニュアルなんてあるわけもなく、自分自身で考えチャレンジし、なんとか道を切り開いていくしかないのです。
指示待ちじゃなく、主体的に動かないとだめ!
先の人生がどうなるか、全く想像がつかない
サッカー留学をすると人生設計なんてなかなか出来ません。
夢や目標を定めることはもちろん出来ますが、もはや1年後に何をしているかなんて想像すらできません。
「お金が尽きてしまった」「ビザ更新ができなかった」などの理由から、急遽日本へ帰ることを余儀なくされてしまうことも。
もちろん1年後が想像できなければ、5年後も10年後もわかりません
周りの友人がだんだんと結婚して子どもができ、家族ができていく中で、自分は1人スペインで戦わなければいけない。
会社に属して毎月一定のお給料(生きるのに必要な十分なお金)をもらえるわけではないので、アルバイトもしくは自分で稼ぐ術を身につけなければいけない。
約束されたものは何ひとつとしてない。
そう考えると、日本で働き続けていたらどんなに楽だったろうかと今でも思います。
サッカー留学の失敗談②精神的にやられることばかり
日本語ひとつ提げて単身スペインへ
スペイン語も英語も喋れない・知り合いもいない状態で、スペインのサッカーチームに1人乗りこんで活動をはじめた
と聞くと、もう説明しなくてもいいかもしれませんが。
精神的には相当やられました。いや現在進行形で今でも精神的にやられます。
- コミュニケーションを取るにも一苦労
- 全く違う文化の人たちと馴染むのにも一苦労
- 誰1人として知らない場所に飛びこんで、つたない言葉でアピール
- 交渉しても何度も断られる、そもそも通じない
- 1人ぼっちの疎外感を味わう
- 貯金は減っていく一方で、いつ底がつきるかわからない
- 湯船につかってゆっくりできない
- 慣れ親しんだ日本食はない
- 気軽に病院も行けないから体調は崩せない
- 何があろうと、頑張るしかない
>>関連記事:単身スペインに渡ってきた当時は本当に辛い日々だった
挙げだしたらキリがありませんが、悩みなんてつきません。
日常生活を送るだけでも悩みだらけなのに、まして挑戦をしに来ているため悩みは2倍。
ちょっと耐えられる自信ないな……
という人はやめておいたほうがいいかもしれません。
サッカー留学の失敗談③お金がかかる
スペインへ渡る前になんとかお金を集める
お金。はー、お金。お金かかります。はい。そこはもうしょうがない。
留学斡旋会社の料金とかを見てみると、何百万もする……。
わたしはこの金額を見て、「無理だーー貯めるまで待てないーー!」という言葉しかなかったので、エージェントに頼らずできる限りの最低の金額で留学をすることに。
もう正直「今だ、今しかない」くらいの気持ちだったので、長期ビザの最低ラインである6ヶ月以上を満たす、7ヶ月という中途半端な期間で現地の語学学校に申し込み、ビザを発行してもらってスペインへ。
普通1年でやってくる人が多い中、予算の関係で7ヶ月でも来ちゃうという必死さ
ちなみに留学のため事前に払った費用(7ヶ月分の学費と3ヶ月分のホームステイ代)は約90万くらいでした。現地での生活費は別です。
上記の金額も正直今考えると、もう少し落とせたかなと。
もしもお金を自由に使える会社員時代を過ごしていたら…
スペインサッカー留学の費用は会社員になってから全て貯金しました。(大学卒業時は卒業旅行で見事使いきってた……)
正直会社員時代の2年半で必要なお金を集めるのって、結構大変です。
学生のときと違って働き始めてお金に余裕ができても、留学のために常に節約しなければなりませんでした。
でも節約する必要がなかったら……。
ボーナスが出たときはパーッとお金使えたのかな〜と思うと悲しい。それもちょっと後悔している部分です。
サッカー留学の失敗談④もっと若いうちにやっておくべきだった
20代中盤で海外へ渡るという選択
筆者がスペインへ渡ったのは25歳のとき。
おそらくスペインにいる日本人サッカー関係者に比べると、遅い方だと思います。
多くの人は大学生もしくは大学卒業してすぐの年に渡欧しているはず。サッカー留学にかかわらず、語学留学の人にも言えます。
そのため出会う人は年下の子が多く、年上であればもう何年もスペインにいる人ばかり。
周りと比べると、ちょっと出遅れた感は否めない。
ただそれよりもダメージが大きいのは、20代があとわずかしかないという点です。
もうすぐ27歳を迎えるので、残り3年。この3年ってほんとうに一瞬。
自分の夢に向かってチャレンジできる時間は多く残されていませんし、30歳を迎えるまでにある程度しっかりとした生活の基盤を作っておかなければなりません。
ましてワーホリビザを使って他の国にも行ってみたいな〜なんて考えていると、31歳までの4年間をどう使うか、非常にシリアスな問題になってきます。
20代3往復くらいしたい
お仕事とは関係のない、女性としての人生
サッカーとは別の夢。それは女性としての道。
結婚して家族を作り、子どもは3人ほしいという謎の野望があります。しかも3人とも男の子がいい。。
若いうちじゃないと男3人育てられんたい。。
サッカー以外の夢もあるからこそ、残りの20代ってほんとうに大切にしなきゃいけない。
もう少し早くスペインへサッカー留学していたら余裕があったのにな……なんて思ってしまいます。
サッカー留学の失敗談⑤日本の友人と疎遠になる
これまでの友人と一気に交流が減ってしまう
当たり前ですが、海外にいると日本の友人に会う機会がなくなってしまいます。
会えるのはわずかな日本一時帰国時のみ。
海外で語学力向上のために、できるだけ日本語を排除した生活をしたい!
と考えるストイックな人は、普段からメッセージや電話のやりとりさえ減ってしまいます。
悲しいことに違う世界に行ってしまうようなもの。
仲の良かった友人の近況を突然Facebookで知り、なんとなく距離感の違いを感じて悲しくなってしまう。
結婚式に呼んでもらっても気軽に日本に帰れず、仕方なく断ってしまう。
今年は友人の結婚式が計4回ありますが、なんとか行けても2回ほど……
友人同士が集まって楽しそうにしているのを、わたしは写真越しに見ることしかできません。
そしてきっと日本に帰る頃には、色々なことが変わっているんだろうなあと。
ほんとうに大切な友人とだけ接することができて断捨離になる、というポジティブな考え方もできますが、やはり友人らと疎遠になってしまうのは悲しいことです。
おまけ:恋愛や婚活のチャンスもかなり逃します
20代という若々しい時期!まさに恋を楽しむのにふさわしい時期です!
が、しかし……日本とスペインという距離が邪魔をして、何度も恋のきっかけを逃してきました……
遠距離になったら関係を続けていく自信がない…
日本にいてくれたら付き合ったのに…
まじでこのボディブローはかなりくらいます。ボコボコにされます。
しかも婚活だの何だの言われだす時期にこのパンチはかなりのダメージ。
わかってるよー、わたしに圧倒的な魅力があれば遠距離なんて関係ないと言ってくれただろうよ……。
ただ愛する人が1万km先にいるのは辛いよね。わたしもやってける自信ない……。
これも運命なのである
まとめ:サッカー留学の失敗談は人それぞれ!強い覚悟で海外へ行こう
サッカー留学の失敗談を実体験ベースで紹介しました。
- 安定の人生を捨てた
- 精神的にやられることばかり
- お金がかかる
- もっと若いうちにやっておくべきだった
- 日本の友人と疎遠になる
サッカー留学をしたい気持ちもわかりますが、安易な気持ちで行ってみて後悔するのはとても辛いこと。
少しでも迷いがある人は、本当に覚悟があるのか自分自身に確かめておきましょう。
筆者は全く迷いなく飛び出してしまったタイプなので、もはや悲しいことも乗りきれないわけがないと勝手に思っています。
この記事を読んでも、「この程度か」くらいに思った方は大丈夫!そのまま一歩を踏み出しましょう!
Muchas gracias por leer♡