こんにちは、日西翻訳家のMayu(@Jope_Mayu)です。
最近、翻訳家としてのキャリアをスタートさせました。
これから翻訳家としてのキャリアをスタートさせたいという方、また翻訳家として仕事を始めたばかりだという方、色々な悩みが生じてくると思います。
おそらくこれはあなただけでなく、翻訳初心者の誰もが一度は経験することでしょう。。
今回は翻訳業をする上で出てくる悩みと、それを乗り越える方法を体験談に基づいて記事にしました。また翻訳家として仕事をする方法も記事の最後にご紹介します。
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目次
日常会話と翻訳はまったく違う?
はっきり言うと、日常会話と翻訳作業は異なるスキルが必要になります。
英語やスペイン語などの日常会話は特に問題ないという場合でも、実際に翻訳作業をしてみると

となってしまいがち。
これは
日常会話=自分が理解しやすい日本語にざっくりと置き換える(日本語に変換する必要がない)
に対して
翻訳作業=適した日本語表現を探すスキル、日本語の文章を組み立てるスキル
が必要になるためです。
そのうえ繰り返し同じ単語を使ってしまうと、単調な文章になってしまう。自然な日本語翻訳にするためには、程よく同意語をおりまぜる必要があります。つまり日本語の語彙力が非常に大事になるのです。
翻訳未経験者が陥りがちな悩み
スペイン語(わかりやすく英語と思ってもらっていいです)の文章を直接日本語に訳そうとすると、どうしても無理が生じてしまいます。どこかおかしい文章になってしまう……
また訳そうと思っても文章に合うふさわしい日本語が中々出てこない……
たとえ知っている単語だったとしても、日本語の何かいい表現はないかと、辞書を引いてヒントを探すことも。
頭ではどういうことかざっくりわかっていても、一つの文章にまとめるのが本当に大変です。
つまり外国語も難しいけど、やっぱり日本語の表現も難しい!
文章の中での対象者への敬意にも配慮しなければなりません。読む人がポジティブな気持ちになるかネガティブな気持ちになるかも、表現の一つで変わってきます。
実際にわたしが出くわした具体例
たとえば、わたしが苦しんだ文章。
La guinda ha sido un premio exclusivo para la 〇〇 Academy.
(例がスペイン語なので、わかりにくい人はこの部分読み飛ばしてもらって構いません!)
この文章はあるアカデミーさんのバルセロナでの合宿の最後の様子を記した文章の一つ。
この後に「メッシのサインが入ったFCバルセロナのユニフォームをもらったよ〜」なんていう文章が続きます。
主語となる部分の「La guinda」。意味は2種類あって「(果実)アメリカンチェリー」と「最悪(なところ)」。
このケースではアメリカンチェリーなわけがない、となると後者の「最悪」の意味になるわけですが。

何か言い換えが必要です。
この文章はざっくり訳すと
La guindaはun premio exclusivoだった。(〇〇 Academyのための)
un premio =賞
exclusivo =排他的な、独占的な
ここで私はPoner la guinda(有終の美を飾る)という口語訳のヒントを借りて、最終的に
「有終の美は限定1つの賞品でした。」
と訳しました。
ここまで持っていくのにだいぶ試行錯誤しました。

ただこれはあくまで私の訳し方なので、人によっては違う文章にすることもあるかもしれません。
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翻訳をするうえでの心の持ち方
翻訳をする上で大事なのは自分の訳し方、自分なりのスペイン語の解釈に自信を持つこと。
以前スペインで出逢った大切な友人から、ありがたい言葉をもらいました。

外国語への取り組みが初めての私に教えてくれたアドバイス。彼女は英語も話せて、第3言語としてスペイン語を勉強中でした。
私はときどき、スペイン語で話して伝わらなかったときに「自分のスペイン語間違っていたかな〜」と不安になることがあります。でもこのアドバイスを聞いて、もっと自信を持ってどんどん話していこう!と思いました。
思い返してみると、ネイティブのスペイン人の先生同士でもたまに言っていることが違うことがあります。これはスペイン語でなんて表現するのか聞くと、対象がただの単語であっても人それぞれ違う。だから必ずしもこれが正しいということはありません。
ですから、翻訳においても同じことが言えるでしょう。自分なりの表現に自信を持っていいし、他の人の翻訳の仕方を見て「こうやって訳す方法もあるのか〜」と参考にしてもいい。
また翻訳をする際は、すべての単語を訳そうとする必要はありません。単語の意味をすべて盛り込もうとせず、補える単語が他にある場合などは思い切ってバッサリなくすことだってできます。スムーズに読めることが優先です。
翻訳家としてのキャリアを積むためには?
翻訳家になるための心構えはできたと思います。
そして実際に翻訳家として実力を伸ばしていくには、やはり経験を積み重ねるしかありません。

翻訳家の仕事をするには①クラウドソーシングサイトに登録する
翻訳初心者や未経験者の方は、クラウドソーシングを使ってお仕事を探すのがおすすめです。
クラウドソーシングサイトは日々大量のお仕事が募集されており、無料で会員登録できるのも嬉しい点です。
空いた時間にお仕事を探してみると良いお仕事と出逢えるかもしれません。
登録を先に済ませておき、いつでもスカウトを受けられる状態にしておくのがおすすめです。
翻訳家の仕事をするには②翻訳関連の求人サイトに登録する
翻訳家として本格的に活動したいという方は、翻訳専門の求人サイトへ登録することをおすすめします。

アメリア は翻訳関連の求人を常時約300件掲載しており、そのうちの3割ほどは未経験者でも応募可能。
副業として始めて実力をつけていき、専業翻訳家としてステップアップする方もいます。

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翻訳家の仕事をするには③自分のスキルを売買できる出品サービスで売りこむ

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外国語ができるなら「文章の翻訳」を自分のサービスとして、仕事にできるでしょう。
登録は無料でできるので、損をすることはなし。
出品しておけば翻訳のお仕事が舞い込んでくるかもしれません。

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まとめ:自分に自信を持って、経験を積み重ねていこう!
今から翻訳業に取り組んでいこうと考えている人は、自分オリジナルの翻訳者として経験を積んでいきましょう。
周りの人の翻訳方法を気にしたり、迷う必要はありません。自分の語学力に自信を持って大丈夫。
上記で紹介した方法で実力をつけていけば、最初は副業で始めたお仕事も本業のお仕事につながっていくかもしれません。
チャンスはどこに転がっているかわかりませんよ。今すぐ行動に移してみましょう!
Muchas gracias por leer♡