こんにちは、リーグ戦の終わりが近づいてきて寂しさを感じているMayu(@Jope_Mayu)です。
このまえ開幕戦があったような気分、、時が経つのは恐ろしく早い。
わたしのスペイン生活も、かれこれ1年半が経ちます。
この期間で日本にいた頃の自分と比べて、わたしもだいぶ変わったんじゃないかと。
そこでスペイン生活を経て成長?した点をレベル別にまとめてみました。
海外移住を密かに企んでいるあなた、ぜひ参考にしてみてください。
なお、よくある「外国人と話せるようになった!」「他の国のことに関する知識が増えた!」とかそういう定番なものじゃありません。
そういうのを期待していたらごめんなさい。
ざっくり言って
クセあり・具体的・個人的
ご容赦ください
Sponserd search
目次
海外生活を経て変わったこと
レベル1:果物を丸かじりするようになった
手始めのレベル1。
わたしは、
農園に住んでいるわけではありません。
山の上に住んでいるわけではありません。
八百屋さんでバイトもしていません。
スペインに来てすぐびっくりしたこと、それは道ゆく人やクラスメイトがりんごを丸かじりしていたこと。
歩きながら。バスを待ちながら。授業を受けながら。携帯を見ながら。

これぞ外国人のワイルドさ。
〜Mayuの心の声〜
手汚れない?洗いたくならない?
切らなくて食べにくくない?
あ、手軽に食べれる点ではいいのか
え、そのままノートも取れちゃうの?
え、友だちが目の前でりんごかぶりつきだしても普通なの?
え、え、りんごの芯そのままゴミ箱に?生ゴミーー
……
いろんな想いが駆け巡りました
果物は朝食やおやつで切ってお皿に盛るもの、というイメージのわたし。

しかし、海外生活をこなしていくうちに……
今じゃ、りんご丸かじりなんて普通です。
柿も丸かじり。
洋梨も丸かじり。
順応するとはこのことです。
洋梨の丸かじりとかあんまり日本ではやらないと思うので、ぜひやってみてください!

レベル2:バルで1人ビールとともにサッカー観戦し、友だちを作るようになった
わたしはみんなでワイワイお酒を飲むのが好きなんですが、それと同じくらい1人で落ち着いてお酒を飲むのも好きです。
これは日本にいた頃から。
仕事帰りにお酒を買って、家でゆっくりと晩酌。
気になった焼き鳥屋さんがあれば(焼き鳥が大好きなので)、1人で入って楽しむこともありました。

1人で何かすることに抵抗はないタイプ。
そんなわたしがスペインに住みだしてから……


みたいな声が聞こえるかもしれません。なんと心温かい声。感謝
おそらく両親の気持ちを汲み取ると、控えるべきかもしれませんが(心が痛い)
スペインに来てもこのスタイルは変わりません。
むしろ1人でバルに入ってお酒を飲みながらサッカー観戦し、友だちを作るまでに。
わたしは話しかけることにあまり抵抗がないというのもありますが、それ以上にめっちゃ話しかけられる。
それもそのはず、スペイン人らにとってみれば
- 日本人女子がいる時点で珍しい
- その珍しい日本人女子が1人でバルでお酒を飲んでいる
- そのうえ女の子なのにサッカーに釘づけになっている

こんな珍しいトリプルパンチはありません
どんな奴だと話しかけるのも不思議ではない。
そこで仲良くなり、いつしか出逢うたびに名前を呼び合うほどの友だちに。
海外に出てきて「友だちができない……」という悩みは、意外とこういうところで解決されるかもしれません。
レベル3:クラブの会長に自分の意見を主張できるようになった
先日クラブの会長に怒りました。

というのもクラブの会長と管理人のおいちゃんがいつものように言ってきた冗談に対して、「それはどうなの?」と思い、
それは冗談にしても敬意がない!
と理解できないことを伝えました。(詳しくは聞かんといて〜)
とりあえず日本の会社に当てはめていうと、
会社の社長が言ってきたことに対して
何を言ってるんですか、わたしにはその考えが理解できません。敬意が足りません。
と突っかかっているようなものです。

わたしが日本で働いていたときは、そんなことしない、もはや考えつきもしませんでした。
上の言うことは絶対、みたいなところがありますからね。
ただ今回はクラブの会長だろうが、躊躇せず自分の意見を言えました。

それまで築いてきた信頼関係があったからともいえますが、自分の意見がすっと言えるようになったことも確かです。
特に海外では年齢はただの数字ですし、上下関係はありません。
そういう環境に身を置いてきたことも関係しているのではないかと。

自分の意見を主張し、理不尽にクビを切ってくるような関係はそれまでです。
議論を交わすようになって、さらに強い絆を結べるようになる関係が本物です。
練習中や試合中は邪魔しないようそっとサポートするのを心がけているけど、その他の時間はチームを良くしたいメンバーの1人としてコーチ陣にも思ったことや改善すべきことを話すようにしてる。何もせずそっとしてる方が楽だとは思うけど、アクションを起こして何か少しでも変わるならそっちを選びたい https://t.co/JMP7wHlhPT
— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年1月30日
何もしなければ関心を持っていないのと一緒です。
嫌うよりも残酷なのは無関心。
レベル5:ボール泥棒を追いかけ奪い返し、怒鳴れるようになった
甘いものが好き。可愛いものも好き。
わたしは普通の20代女性です。(のはず)
がしかし、ほぼ毎日サッカーグラウンドに通います。
たまに服に人工芝がついていたり、靴にゴムチップが入っていたりします。
グラウンドではえぐいシュートをよけています。
今日は雲ひとつない快晴で暖かったから、外の広場で読書。
すぐ近くでサッカー青年たちがボールを蹴ってて、こっちに飛んで来たとき「(人いるから)気をつけろよ!」と言われてた。
彼らはまさかわたしが普段、人殺しさながらのシュートをよけているなんて思いもしないだろう。
— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年3月28日
そんな感じでいつもボールは友だち状態の生活を送っていますが

以前こんなことがありました。
試合終了間際にグラウンドの柵を飛び越えたボールを盗もうとした若者4人組を追いかけて、「コラァアアア!!!」と叫び散らかし、ボールを奪いとる。「それ俺のボールだ」とワケのわからない事をぬかす彼らに「黙れ!!!」と怒鳴り散らかすワタシ。あんなどぎつい声量が出るなんて。強くなりました。
— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2017年11月26日
普段から声を張り上げることはまずしないですし、怒ることさえほとんどありません。
そんなわたしですが、友だち(ボール)が盗まれたときばかりはお腹の底から声が出ました。

怒鳴り声に気づき、逃げるのをやめて足が止まった彼ら。
さすがにチームジャージを着たやつに見つかったので、大人しくボールを置いていこうとしました。
しかし相手が女だからと若干なめていたのでしょう、

と誰がどう見ても、みやぞんさんでも嘘とわかる、くだらないことをぬかしてきました。
それを聞いて笑う周りの若者3人衆。
わたしは彼らに怒るという労力さえ使いたくなかったので、「このクソガキが」と心の中で思いながら黙って立ち去ろうとしていました。
が、なに必死になってんだこの姉ちゃん、みたいなからかっている雰囲気を感じたので
「Cállateeeee!!!!(黙れ!!!!!)」
と最後に叫び散らかして終わりました。
これもいい経験です。
レベル7:選手同士のケンカに身体を張って止められるようになった
選手同士のケンカに身体張って止めに入れるようになったわたしはスペインでだいぶ逞しくなっている。(もはや女性ホペイロではない)
— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年3月31日
先日の試合相手、うちのチームとの対戦が降格するかしないかをかけた大事な試合でした。
その大事な試合、かなりの攻防戦で点を決めて入れられての繰り返し。
最終的に試合終盤、うちのチームが同点に持ち込んだものの、そのあと勝ち越し点を奪われ2-3で試合終了。
終わり際ロッカールームの近くで、選手がケンカを吹っかけるようなことを相手チームに言ってしまい、ケンカが始まるまさにそのとき…
近づいていく選手の間に止めに入ったわたし。
うわー入ったら危ないぞ、みたいな発想に至らず身体が勝手に動きました。
怒り狂った選手は間に入られ近づけないため、相手チームにツバを吐く始末。あかん
今になって

と冷静に振り返れます。
フォロワーの方に
と言われたときは、わたしもいよいよだなと思いました。
<思い描いていた一般的な女性>

気づかぬうちに程遠い女性になってた
スペイントップリーグの18−19歳の選手らの練習に帯同していると、結構危険な場面に出くわします。
次々とボールが放たれるシュート練習で、ゴール内に自ら入ってシュートを避けながら中に残ったボールを外にかき出すという仕事がいちばん腹くくった。
・シュートに背を向けてボールを一瞬で拾う勇気
・飛んでくるボールをよけながらボールを供給すべき場所を見極める力
・キーパーの邪魔をしない配慮— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年1月27日
このときばかりは監督も見かねて「Mayu、代わるよ!」と言ってくれました。

普通にボールが当たることも多々あります。
カメルーン人選手のシュートが頭に当たったことのある日本人女子はわたしだけなんじゃないかと思う。
— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年2月2日
わりと強烈なシュートで、みんなに心配されたレベル

若干クラっとなったのは事実
>>参考:スペインサッカーの練習を毎日見ているわたしが気がついたこと
レベル10:家の停電を1人で直せるようになった
いよいよレベル10に到達。
ついに家の停電を1人で直せるようになりました。
もうすっかりスペインの停電も1人で直せるほど、わたしはたくましくなったらしい。年末からの度重なる停電で鍛えられた。
ルームメイトからも勇敢だの電気工事屋さんだのと呼ばれるほど。可愛げはどこへやら。— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年1月13日
昨年末の12月31日の夜、誰もが1年のうちで最も働きたくないであろう日に停電が起こりました。
ブレーカーはあがったままで問題はなし。
スペインの電気工事士屋さんなんて、普段から早く対応してくれるような人たちじゃないのに、12月31日の夜なんてなおさら来てくれるはずもありません。
この状態で知り合いのスペイン人に助けられながら、どうにか停電を直しました。
しかし1回にとどまらず、時間が経って繰り返し停電になってしまう始末。
スペイン人に原因や対処法を教えてもらっていたため、もはや自分でなんとかできるようになりました。

いじっていた装置はこんなもの。

この画像を見て異変を感じた方は、スペインでもし停電になっても大丈夫です。
今でもたまに停電になったりします。
その度にわたしが直しているせいもあって、ルームメイトは電気工事士と呼んでくれます。

あなたのお家もいつ停電になるかわかりません。
自力で直すチカラはなくても、最低限灯りは必要です。
そんなときにスマホの懐中電灯だけに頼るのは危険!
携帯の電池は絶賛消耗しますし、停電してるので充電もできません。
念のため市販の懐中電灯は準備しておきましょう!

まとめ:海外生活を経てレベル10にまで辿りついたわたし
あなたは何レベルまでいけましたか?

一応わたし、嫁入り前の独身女性です。
なんだか結婚できるのか心配になってきました。
ちゃんと怖いものもあります。
飛んでくるボールは怖いですし、ジェットコースターとか虫とかも怖いです。

ただ一つ言えるのは、海外生活を経験すると間違いなく何かたくましくなるということ。
これから海外に飛び出てみたい!と思ったら、それは新しい自分と出逢えるきっかけになるでしょう。
Muchas gracias por leer♡
>>関連記事:海外へ一度チャレンジしたい!と思っているあなたに届けたいこと