スペイン留学に向けて、日本でスペイン語の勉強を頑張っているあなたへ伝えたいこと

こんにちは、スペイン語と日々戦っているMayu(@Jope_Mayu)です。
先日こんなツイートをして思いのほか反響を頂きました。
スペイン語で元気?と聞く表現、座学で学ぶと
Qué tal?
Cómo estás?
とかが普通やと思うでも実際スペイン人と話してみると
Qué pasa?
Qué dices?
Cómo estamos?
とか繰り出してくる結局スペイン人同士の会話に入るには、日本で準備に時間をかけるより、そのまま飛び出しちゃう方が圧倒的に伸びる
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸⚽️🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年9月14日
スペインで暮らし始めて思うこと、それは座学で学ぶスペイン語と実際にスペイン人同士の会話で使われているスペイン語には大きな違いがあるということ。
いまスペイン留学に向けて、日本で一生懸命スペイン語の勉強に時間をかけているあなたに読んでほしい。

座学で学ぶスペイン語とスペイン人の会話は大きく違う
最近スペイン語の口語表現を浴びせられるたんびに、自分の学んでいるスタンダードなスペイン語ってなんなんだろうと思ってしまう。それくらい違う気がする。
もしかして日本にあてはめると、若者言葉を話すグループの中に敬語で話す外国人が1人混ざっているレベルでギャップがあるんやろうか。— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸⚽️🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年1月8日
スペイン語を学びはじめのときって、周りの環境が一緒に学んでいる学生だったり、スペイン語の先生だったりします。
スペイン人相手に話すといっても、相手が外国人にスペイン語を教えている先生であれば、わりと普段から話す彼らのスペイン語ってスタンダードなもの。
わかりやすい単語を使ってくれたり、単語ごとに少し区切って話してくれたり。
だから学生からすると、スペイン語の先生が話すスペイン語ってすごく聞き取りやすい。
スペイン語を学ぶ目的は授業が理解できるようになることではない
しかし多くのスペイン語学生は、スペイン語を実践で使えるようになりたいから勉強しているはず。
スペイン語の先生と話す≠スペイン人の会話にまじる
これは自分の体験からすると、イコールではありません。
わたしの個人的な意見では、スペイン語の授業がわかるようになってからがスタートライン。
スペイン語の先生と話せる時点ではまだ、スペイン人から



と言ってもらえるレベルだと思います。
自分が外国人であることをスペイン人に忘れられるレベルになって、やっとスペイン人同士の会話に自然と入れるようになる。なんとか話せるレベルだと、相当な勇気がなければスペイン人の会話に割り込んでいくのは難しいのです。
スペイン人との会話で理解できなかった口語表現の具体例
実際にわたしがスペイン人と生活を共にして、理解できなかった表現をまとめました。
あまりポピュラーではない単語が使われるスペイン語表現
〜理解できなかった口語表現〜
Estar chorreando
→ずぶ濡れになっているMis zapatos están chorreando por la lluvia.
chorrearは「したたる、噴出する」の意味も。理解できなくて聞き返したら
「あ、ごめん笑。mojadoのことだよ」って言われた。
無意識に口語を使っていることに自分で笑ってた。— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸⚽️🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年1月7日
学校で話すときは多くの人が「濡れている」と言いたいとき「Estar mojado/a」という表現を使いがち。
こういう表現にしか慣れていなければ、突然出てくる「chorrear」という言い回しにとまどってしまいます。
他にも「怒っている」という表現。
おそらくスペイン語を学んでいる段階では「Estar enfadado/a」という表現を使いがち。
でもスペイン人の会話で出てくるのは「Estar cabreado/a」という表現だったりします。
【怒っているときの表現(状態)】
Estar cabreado
Estar que echo chispas
Estar hasta el gorro(las narices, el moño…)-No puedo más, estoy que echo chispas con la situacion.
これはあくまで一例、挙げるとキリがない。
chispa=火花、moño=お団子の髪型#ほぺまゆスペイン語講座 #スペイン語— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸⚽️🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年1月29日
単語の意味はなんとなくわかるけど、いまいち想像がつきにくいスペイン語表現
〜理解できなかったフレーズ〜
¿Dónde te has metido?
→どこにいたんだー?(¿Dónde estabas?)meterse=入り込む、隠れる
という意味から、「(あなたを見かけなかったけど、)どこに隠れてたんだー?」といった意味合い。学校では聞けないような口語表現。#スペイン語— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸⚽️🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年1月7日
¿Dónde te has metido?と聞かれて、自分がいた場所を答えられるでしょうか。。
【辞書にも載っていないおもしろ口語表現】
*Tener marrón = 問題がある
直訳すると「茶色を持っている」だが、この表現ができた由来は”茶色=💩”から来ているらしい。辞書に載らない理由がわかる。
例:Este arbitro tiene marrón.#ほぺまゆスペイン語講座 #スペイン語
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸⚽️🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年3月19日
Tenerもmarrónも聞き覚えのある単語。
だけど組み合わさったら、どういう意味になるの?と思った人も多いはず。
なぜ違うのか?日本語に置きかえて考えてみよう



そう思う人も多いはず。
そこで一旦日本語に置きかえて考えてほしい。
日本語を学ぶスペイン人と会話してると、
「元気ですか?」とか「〇〇に行きたいか?」っていう話し方をしてる。文法的にはそれが正しいし、理解もできる。
でも実際に日本人の友だち同士で話す話し言葉って結構違う。もはや方言が入ったら尚更。
たぶんそのくらいのギャップがあるんやと思う
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸⚽️🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年9月14日
日本人同士の会話なら
「元気してた?」とか「〇〇に行ってみない?」
が自然やと思うわたしの場合は方言が入るから尚更
「元気しちょった?」「〇〇に行ってみらん?」に変わるその土地の言葉に慣れるには、方言を実際に聞くしかない
それと同じようにスペイン語にも向き合うべきな気がしてる
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸⚽️🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年9月14日
例えばデートに誘おう!という場面。
日本語を文法的な視点で考えたとき、「行きたい(願望)」+「か?(疑問)」という組み立てをして「〇〇に行きたいか?」になる。
でも実際に何かを提案するときって、日本人だったら「〇〇に行ってみない?」といった自然な表現をしますよね。
そして地方出身の人は、方言が加わってさらに変化する。(例:行ってみらん?)
これが座学で学ぶ語学と実際に街中で聞こえる言葉の違いなのかもしれません。
まとめ:スペイン語ができるようになってからでは遅い、今すぐ飛び出そう
留学に出る前に、事前に日本でスペイン語を勉強しておくのはもちろんいいことです。
ただあなたの持っている日本語で書かれたスペイン語の参考書、現地の表現がどのくらい含まれているでしょうか。。



スペイン人の会話に慣れるには、現地の言葉にたくさん触れるしかありません。
スペイン語が全然しゃべれない状態で、海外に飛び出すのは怖いかもしれない。でも意外となんとかなるものなんです。



成長スピードを高めたいなら、スペイン人と会話できるようになりたいなら、今すぐ日本を飛び出してみましょう!
留学費用の稼ぎ方を下記記事でまとめているので、ぜひやってみましょう!
方法はたくさんあります、あとはやるかやらないかだけ!
Muchas gracias por leer♡