自己肯定感を高める子育ては海外式の子どもとの接し方から学べ





子育てをしていると、こんな風に思うこともありますよね。
大事な我が子に「自分はダメだ……」なんて弱気になってほしくない。
自分に自信が持てなくて行動に移せない子になってほしくない。
子育ては子の将来にも関わる部分になってくるので、やはり心配になります。
そんなあなたに提案したいのが、
海外式の子どもとの接し方から学んでみよう
ということ。
外国人はみんな自分への自信に満ち溢れてるって言われるけど、これは性格じゃなくて環境が影響してるように思う。
家族も友だちも「あなたが好きよ〜大切よ〜」といつも全力で愛情表現してくれる。無条件に「自分は生きる価値のある人間なんだ」と思えるから、自然と自信を持てる。自殺する人も少ない— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸⚽️🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年11月12日
わたしはスペインで暮らして3年目ですが、仕事の関係上スペインの親子が接する場面によく出くわします。またスペイン人家族の家に遊びに行くこともあるので、子どもとの接し方もたくさん見てきました。
そこには子どもたちが自分に自信を持てる秘訣が隠されていたのです。
そしてわたし自身も海外で暮らしてみて、自己肯定感が高まるような感覚をたくさん味わいました。
無意識に自分に自信を持てるようになり、自分は生きる価値のある人間なんだと思わせてくれる。
こういった経験って、子ども相手だけじゃなくて大人同士の人間関係でも効果があるんです。
外国人はやはり自分に自信を持っているの?
わたしはスペインのサッカーチームでお仕事をさせてもらっているので、サッカー関係のスペイン人と出逢うことが多いのですが、やはりほとんどの人が自分への自信が満ちあふれています。
育成年代の子どもたちは自分は試合に出て当たり前といった感じで勝手にウォーミングアップを始めますし、大人の選手でも自分が正しいと言わんばかりに審判や相手選手さらにはチームメイトにも意見をぶつけます。
- サッカーチームで何してるの?と思った方はプロフィールから
- スペインサッカーの練習を毎日見ているわたしが気がついたこと
またサッカー以外でも、たとえば男性のアプローチなんて自信たっぷりです。
- 知り合って連絡先を交換したら、自分のありとあらゆる自撮りをたくさん送ってくる
- デートの日にちを2択提案したら「最初の日に俺に逢ったら、おかわりしたくなって結局両日逢うことになるよ」と言われる



ただもちろん、みんながみんな自信を持っているというわけではありません。海外でも日本でも色んな人がいるように、自信を持てない消極的な人もいます。
ここで言及しているのは自信を持っている人が多い傾向にあるということ。
こういう圧倒的な自信はどうやって形成されるんだろうか……と考えてみました。
そこには海外の人間関係の接し方が関係しているように思います。
愛情表現がダイレクトな人間関係
外国人は愛情表現が豊かでストレートっていう話はよく聞きますよね。
もちろんそれは人それぞれだとは思いますが、やはり日本人と比べて圧倒的に愛情表現をしっかりとしてくれる人は多いです。
私の個人的な体験によるけど、例えば子どもが何日間かのキャンプから帰ってきたとき
日本人の両親→「おかえり〜!楽しかった?」
外国人の両親→会ってすぐ長めのハグ、ほっぺにチュー、「元気だった?わたしの愛する〇〇ちゃん」みたいなリアクションの違いがある。愛されてることを常に感じる https://t.co/QoQFlWT57k
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸⚽️🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年11月12日
日本人だったら(特に古風な人)「言わなくてもわかるでしょ」「行動で示す」と考えるケースは多い。
でも外国人は「あなたと過ごせて嬉しい!」「あなたの〇〇なとこが素敵」「あなたがいなくて寂しかったよ」とたくさん表現してぶつけてくれる。
人に愛されている実感を湧きやすいんです。
よくそんなことさらっと言えるな〜と思ったシリーズ
日本だとちょっと照れくさくなるようなセリフをさらっと言えるのが外国人のすごいところ。
たまに逢う友人でも何年振りの再会みたいな感じで抱きしめてくれるし、ひさしぶりに逢ったら戦争から戻ってきたくらいの勢いで迎えてくれる。
恋人とかじゃなくても「逢うたびに可愛くなるな」とかさらっと言ってくれるし、「逢いたかったよ〜」と何度でも言ってくれる。— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸⚽️🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年11月12日
小学1年生くらいの女の子がビキニ姿で地下鉄に乗りこんできて(家族と一緒に)、「あなた何て可愛いの」と言ってくるあたりラテンの血は侮れん
— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸⚽️🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年7月10日
スペイン語の先生が生徒たちのことをamor,amores,cariño,guapa…って呼ぶのを聞くと、改めてラテンな人たちやなと思う。
日本語にすると愛する子、可愛い子ちゃん…日本だと大体あなたとかみなさんとかしか呼ばないような気する。
学校の先生が生徒に「アモール!」て呼んだらびっくりするやろうな— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸⚽️🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2017年12月21日
「僕が死んで生まれ変わったら、キミを僕の恋人として迎えにいくよ」
とさらっと言えるスペイン人がすごい。
ラテンの血はすごい。— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸⚽️🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2017年12月17日



ハグなどのボディコンタクトが幸せを生む
スペインだけでなく海外の傾向だと思いますが、握手・ハグ・ほっぺキスといいボディコンタクトめちゃくちゃします。
逆に誰かと逢ったときに何もしないと、そわそわするというか気持ち悪いというか。
もはや挨拶のときだけじゃなく、普通に話しながら急に肩を組んできたりすることも。
こういったボディコンタクトは幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」を分泌してくれます。
なにかちょっと悲しいことがあっても、誰かと逢ってハグしたりすると不思議と和らぐんです。
それと同時に「相手にとってわたしは大事な存在なんだ」と思わせてくれる。
無意識のうちに「安心感」や「信頼感」を得ることができ、幸せな気持ちにさせてくれます。
必要とされる感覚や生きる意味を惜しげもなく与えてくれる
自然と自分に自信を持てるようになる
外国に住んでいると「自分を認めてくれる」「自分は大事な存在なんだ」と思わせてくれる場面が多いんです。人と人同士の距離感が近い。
誰かのお家に遊びに行くと、自分も家族の一員かのように迎え入れてくれます。
たとえばスペインで仲の良い友だちにも



と誘ってくれます。家族との大切なイベントであろうクリスマスに。うちの実家に一緒に帰ろうなんて言ってくれるのです。
「さすがにクリスマスに実家へお邪魔するのは申し訳ないよ〜」と言うと、



なんて言ってくれるのです。申し訳ないと遠慮する気持ちも明るくぶっ壊してくれます。
そんな風に友人を大切に思ってくれる文化に囲まれて過ごすと、自然と自分のことを大切に思えるようになりますし、生きる価値があるんだと思わせてくれます。
ほかにも例えばデートを何回かしていた相手から連絡が来なくなったとき。
「わたしに魅力がなかったのかな、、何か嫌われるようなことしちゃったかな〜、、」
なんて気にしちゃいますよね。
でもそんなことを言うと、スペインの友だちはびっくりした様子で



とめちゃくちゃ自信を持たせてくれます。もはや自分を卑下するという考え方がないから、そんな風に思うなんてびっくり!といった様子。
みんな自己肯定感とか自分への自信をちゃんと持ってるんだなと感心しました。
自己肯定感を高める子育てに海外の人間関係の接し方を取り入れてみよう
子どもが自分の自己肯定感を高めるためには、「自分は愛されてるんだ」と自覚できることが大切です。
子どもが得る愛情として親からの愛情に勝るものはありません。
しかしそれは何もしなくても伝わって当たり前というものでもないのです。愛情を言葉にすること、行動で示すことで子どもは安心感を得られるとともに、自分は必要とされる存在なんだと生きる意味を見いだすことができます。
愛情は出し惜しみする必要などありません。どんどん表現していきましょう。
Muchas gracias por leer♡