サンジョルディの日って何をするの?発祥の地スペインで体験してみた

こんにちは、スペイン生活3年目のMayu(@Jope_Mayu)です。

日本ではあまり知られていませんが、スペインのカタルーニャ地方には「サン・ジョルディの日(Dia de Sant Jordi)」というものがあります。
毎年4月23日に男性が愛する女性に1本のバラを送り、女性はお返しに1冊の本を送ります。
またこの日はユネスコで「世界本の日」に制定され、現在は「世界図書・著作権デー」という名前で制定されているようです。
サンジョルディの日の由来は?
このサンジョルディの日は、カタルーニャの守護聖人である騎士サン・ジョルディの伝説に基づいているといわれています。
スペインの友人に聞いた由来を少しお話します。
ある街に獰猛なドラゴンが現れ、落ち着かせるために住民は街の牛や豚などの家畜や食料を与え続けたそうです。しかし食料も底を尽きてしまい、次にドラゴンの餌となるのが人間となってしまいました。
犠牲になる人間を選んでいくため抽選がおこなわれていましたが、その際王女が選ばれてしまいました。そこで捕らわれようとしたときに騎士サン・ジョルディが現れ、ドラゴンを槍で刺して無事退治。槍で刺したときにドラゴンから流れた血が赤いバラに変わり、そのバラを王女にプレゼントしたというのが由来です。



上記の像はバルセロナにあるカタルーニャ州庁舎で実際に飾られていたものです。
サンジョルディの日、スペイン・バルセロナの街はどうなる?
街のいたるところで古本屋さんやバラを売る人たちが
バルセロナの中心部では至るところでバラの花や本が青空市場のように売られていました。
- グラシア通り(カサ・バトリョ)(Paseo de Gracia)
- ランブラス通り(La Rambla)
- サン・ジャウメ広場(Plaça de Sant Jaume)
- カタルーニャ州庁舎(Ajuntament de Barcelona)
世界遺産カサ・バトリョはサンジョルディ仕様に
サンジョルディの日はバルセロナにある世界遺産「カサ・バトリョ」もサンジョルディ仕様でバラのデコレーションがされていました。



まとめ:日本でもサンジョルディの日にバラと本を贈りあおう
スペイン・バルセロナにはよく何かのお祭り行事や記念日などがあり、一年を通して色んな行事を楽しむことができます。日本でもぜひこの記念日を取り入れて、カップルや夫婦が愛や感謝を伝える機会を増やしてみるのもよいのではないでしょうか。



しかし2月14日にバレンタインデーがあり、3月14日にホワイトデー、4月23日にサンジョルディの日となると、毎月プレゼントで忙しそうですね。。
Muchas gracias por leer♡