ホペイロって何?私がこの職業を目指したきっかけ




突然ですがホペイロって聞いたことがありますか?

 

私が目指している職業なのですが、多くの人はあまり聞き慣れない言葉かと思います。

ホペイロはポルトガル語で「サッカー選手の用具係(roupeiro)」を意味します。

ホペイロ(ほぺいろ)とは

プロサッカー選手の用具や身の回りのものを管理・ケア・準備する人、仕事のこと。ポルトガル語で「用具係」の意味。 (引用:コトバンク)

 

ホペイロってどんなお仕事?

日本のJリーグでもホペイロという名前でチームに属している人は少なく、「エキップメント」や「キット」という名前で同じような仕事をしている人もいます。

仕事内容は多岐にわたります。

  • 選手のユニフォームやスパイクの管理
  • ボールやマーカー、ビブス等の管理
  • 試合時の荷物搬送

…etc

選手が心地よくサッカーをできる環境を作るお仕事とも言えます。

 

わたしがホペイロという職業を目指したきっかけ

私がこの職業を目指したきっかけは幼少期まで遡ります。

すでにサッカーが生活の一部となっていた幼少期

物心ついた頃から兄2人がサッカーをしていたこともあって、サッカーがある生活が当たり前となっていました。テレビで試合が放映される際はもちろん観戦、休みの日は兄の試合観戦に連れて行かれていました。

小学生のときは兄と一緒に毎週月曜日に海外サッカー5大リーグの試合結果を スカパー で観ていて、

小学生のMayu
レアル・ソシエダ、レアル・マドリード、アトレティコ・マドリード…似た名前ばっかりでややこしいな。

なんて思っていたのを覚えています。

つまり今こうして海外サッカーに詳しくなれているのも、幼少期に スカパー で鍛えられたおかげなのです。

 

その頃は日本版黄金カルテットと呼ばれた、中村俊輔さん•中田英寿さん•稲本潤一さん•小野伸二さんが日本代表を形成していた時代。

家にあった日韓W杯の本を熟読して、各国の選手の名前やクラブチーム名を覚えたりしてました。

小学生のMayu
オランダのリーグってエールディビジっていうのか

わりとコアな部分まで突っ込んでましたね。

 

憧れの職業に出逢った中学校時代

まだまだそのときは女子サッカーが今のように普及していなかったため、女の子である私は「サッカーへ関わるにはマネージャーだ!」という発想しかありませんでした。

中学校に進んでからサッカー部の顧問の先生にマネージャーになりたいと伝えたものの、マネージャーという役職は高校生〜といった状態で願いは叶いませんでした。

 

私は元々現実的に物事を考えるタイプではなく、夢を持ち精神論を掲げるタイプでした。

そのときの私は並行して5歳の頃から続けていた水泳に真剣に打ち込んでいたのですが、水泳に対しても精神論はむき出し。努力すれば必ず叶う!と思っていた私は中学校時代1日も欠かさず寝る前に筋力トレーニングを1人でしていました。

Mayu
もはや授業中も身体を柔らかくするため隠れて足首のストレッチをしていたこともありました。笑

 

そんな私の情熱はある日、大好きなサッカーにも向けるようになりました。

当時は日韓W杯で盛り上がっていたとき。

Mayu
なんで日本サッカーは世界に追いつけてないのかな?

と思い、単純な私は

Mayu
日本サッカーに関わる人たちがもっともっと本気で取り組めば何か変わるはず!

という壮大かつ中身のない考えに至りました。(そのうえ本気で取り組んでいないというとんでもない上から目線。笑) 中学校時代にキャプテン翼にハマっていた影響も間違いなくあります。

 

そこから私の夢は「サッカー関係に携わって、日本サッカーを強くすること!」になりました。

 

そんなときふと深夜のやべっちFCを見ていたら、デジっちというコーナーに湘南ベルマーレの広報の女性の方が出ていました。

それを見た瞬間、

中学生のMayu
こんな職業があったなんて……

と衝撃が走り、サッカーのクラブスタッフという職種に一気に興味が湧きました。

もう深夜だったので寝なければならない時間でしたが、夢のような職業に出逢ったわたしは興奮して眠れなかったのを覚えています。

 

念願のマネージャーになった高校時代

高校に入ってからは念願のサッカー部のマネージャーへ。

サッカー選手のサポートをしたいという、かねてからの憧れが実現することに。

マネージャー活動を続けていく中で、選手のサポートをするには常にアンテナを張って細かな心配りを忘れないことを心がけていました。

Mayu
高校時代のマネージャー活動はホペイロへの小さな一歩になりました。

クラブスタッフという職種に憧れを抱いてからは、サッカー関係の仕事について日々調べていました。

この「愛するサッカーを仕事にする本」は何度も読み込みました。

 

数ある職種の中でなぜ「ホペイロ」なのか?

まず第一に日本のサッカーを強くするために私は現場に近いところでサッカーに携わりたいから

チームに属するという点では、営業や広報といった仕事もあります。もちろん女性にとってはそのような仕事が向いているというのも理解できます。

しかし私はもっとプレーに近い部分で、監督や選手に直接的に力になりたいと思いました。団結意識の強い日本(特にサッカー日本代表)にとって、そのチームの和の中で私にできることを全力でしたいと考えました。

しかし私は選手経験もあまりないため(大学時代のみ)、監督やコーチという職業をするには説得力がないと思っています。(もちろん選手としての実績なしに監督として活躍している方もいらっしゃいますが) その他トレーナー等の仕事も考えましたが、専門知識を一から勉強するには少し大変。。

そこでマネージャーの経験を生かして、ホペイロを志すことにしました。

 

現状のホペイロのお仕事は?

今現在ホペイロとして活躍されている、もしくはエキップメントという役職で活動されているのは国内外問わず男性ばかりです。

もちろん体力仕事なのでチカラや体力もある男性の方が良い、かつ男性チームの中に女性が入るべきではないという考えがあるのもわかります。だがしかし、女性がホペイロをすることによる利点も少なからずあると思っています。

あくまで私の考えなのですが、ホペイロは選手が快適にサッカーをすることができる環境づくりも担っていると考えています。それはチームの選手を一括りに考えるのではなく、1人1人に合わせたサポートが必要だということです。

そのサポートは女性だからこそ出来る細やかな気配りや視点が功を奏すこともあります。だからこそ私は女性ホペイロが男性チームにいてもいいのではないかと考えています。

 

その想いを胸に、私は今経験を積むためバルセロナでUtilera(スペイン語で用具係)として修行をしています。なぜスペインに行くことになったのかはこちらの記事をご覧ください。

脱サラして海外・スペイン移住に挑戦した女性ホペイロの話

2017.04.29

 

Jリーグで女性ホペイロとして活躍し、日本サッカーを強くすること。

この夢がいつか叶うことを願って、修行を積み重ねようと思っています。

Muchas gracias por leer♡

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4 件のコメント

  • こんにちは。
    日本に住む大学生19歳です。
    自分はサッカーをしていたのですが、怪我の影響で続けることができなくなりました。しかし、サッカーに対する愛情は募る一方で、もともとバルセロナの大ファンであるのも加えて、いつしかスペインでサッカーに携わる仕事に就く。というのが幼い頃からの夢でした。
    そして、高校の時に手術リハビリ中の半年間、チームのホペイロ的な役割をしていて、そこでチームの為に裏で頑張る楽しさを知り、ホペイロを目指したいと思いました。
    本当にスペインへ行ってホペイロになりたいのですが、Mayuさんはどのようにしてスペインへ行き、ホペイロになられたのですか?お話を聞けたら嬉しいです。

    • こんにちは。コメントありがとうございます。
      私は学生としてスペインへ渡り、語学を学びつつ色んなチームにアクションをかけました。
      飛び込み営業のような形です。
      私の場合まずは自分の手で道を切り開きたいという思いがあったのでこのような方法でしたが、選手やコーチを目指されている方は現地の知り合いの紹介という方法が多いようです。
      野中さんのお気持ちとてもわかるので、コメントしていただいて嬉しいです♪ もし何か他に相談等あればお問い合わせからでもご連絡ください。

  • はじめまして。初めてブログ読ませてもらいました。私も、高校でマネージャーをし、松浦さんを知ったことをきっかけに、JリーグでホペイロやMGになること目指しています。そして、今年度から日本のある学校のマネージャートレーナー科に進学します。同じ夢を持たれているMayuさんを知ることができて嬉しいです!そして、夢の実現のため行動に移されてることにとても尊敬します。
    一つ質問させて下さい。MayuさんがUtileraとして修行されるなかで、ホペイロなど選手をサポートする仕事をする上で必要だと感じたことはなにかありますか?
    長々とすみません。最後に、これからもほぺろぐ楽しみにしています!

    • 初めまして、ブログを読んでいただきありがとうございます。
      専門学校のようなところに進学されるとのこと、羨ましいです。
      わたしもスペインに渡る前、その道を考えてました。

      必要だと感じたことは、観察力でしょうか。
      サッカー現場の状況をよく見て、何が必要かを気づく力が大事だと思います。
      それと選手一人一人のクセなどを観察することもよくしています。
      ぜひこれからもほぺろぐをよろしくお願いします!

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    ABOUTこの記事をかいた人

    スペイン在住のホペイロ(エキップメント)×ブロガー。 大企業を辞めスペイン語英語ゼロでバルセロナのサッカーチームに1人で乗り込み、マネジメント活動中。 現地スペインのサッカー情報、人生を楽しむ達人らとのラテン生活を発信。 九州女子。