スペインサッカーの練習を毎日見ているわたしが気がついたこと

 

こんにちは、サラゴサ遠征で疲れ果てているMayu(@Jope_Mayu)です。

 

昨日はユースチームの試合帯同でサラゴサまでいってきました。

バスで片道3時間。サラゴサは寒くて風も強く、心身ともに疲れました。。

 

 

さて今日はスペインサッカーの練習を毎日見ているわたしが気がついた、トレーニングの特徴を綴りたいと思います。

 

わたしが毎日見ている練習について

以前からブログで書いていますが、わたしは現在2つのカテゴリーのチームに属しています。

それぞれ練習日は異なるのですが、見事に分散しているため必然的に毎日練習を欠かさず見ています。

 

ここでざっくりとした練習スケジュールです。

月曜日→Juvenil(U-19)チーム

火曜日→Infantil(U-14)チーム

水曜日→Juvenilチーム

木曜日→Juvenilチーム、Infantilチーム

金曜日→Juvenilチーム、Infantilチーム

土曜日、日曜日→試合

 

毎日サッカー、毎日グラウンドに通う日々です。

 

練習で多くみられるルールやシステム

何かと競わせる練習内容が多い

練習を見ていると、いつも個人同士で競わせたり、チーム間で競わせたりする練習方法が多く見られます。

 

それは最初のウォーミングアップのときからです。

軽いジョギングに始まり、そのあとはステップ練習(アジリティトレーニング)をおこないます。(日によりますが)

はしご状のラダーを用いたり、ミニハードルやマーカーコーンを用いたりするのですが、基本的に2つの列をつくり隣の人とスピードを競わせるのです。

 

もちろん勝負となると、どんな内容であろうと負けたくない選手たち。

必然的にスピード力や集中力があがります。

 

 

ほかにもスペインサッカーのトレーニングでは、必ずといっていいほど4対1や8対2などロンドのボール回しがおこなわれます。

このときも小さな枠組みで相手との勝負が始まります。

中にいる選手が奪えない状況が長く続くと、パスの回数によって腕立て伏せ等の罰があたえられます。(その間もロンドは続行)

 

全体を3チームに分けて、ロンドでボールを奪う時間を競うことも。

 

 

その他ミニゲーム等でも必ず得点をカウントし、常にチーム内で競わせるのです。

結果が均衡している状態でミニゲームが終わる時間のカウントが始まると、自然と「勝つためにはこのプレーで必ず決めなければいけない」という状況が作られます。

これにより試合終了直前の時間の使い方(パワープレーでゴールまで持っていく、大事な場面での決定力)が養われるのです。

 

 

何事にも熱くなり、勝負事では常に真剣になるスペイン人の特徴を生かした練習といえるのかもしれません。

 

 

タッチ数の制限を課すケースが多い

先ほど述べたロンドでのボール回しでは、常に2タッチ以内もしくは1タッチのみというルールが存在します。

これは10歳の選手だろうが、18歳の選手だろうが関係ありません。

どのカテゴリーのチームでも採用されているルールです。

 

またミニゲームでもタッチ数の制限があります。

中でプレーしている選手は常に2タッチまでしか触ってはいけない、外野にいる選手は1タッチのみ。

側からみると一見普通のゲームなのですが、実はタッチ数の制限のもとおこなわれていたのです。

わたしは恥ずかしながら、最近気づいたほどです。。

そのくらい普通のゲームなのです。

 

スペインのパスサッカーはこうして作られているのかなと感じます。

ボールを受ける前と受けた後で、瞬時に次のパスコースを探しパスをする。

ひとりがだらだらと長く持つようなことはあまり見られません。

 

 

スピード感やサッカーのリズムを大事にする

スペインでサッカーを見ていて思うのは、プレーのスピードが速いということ。

 

ボール回しや複数チームによるゲーム形式の練習などでは常にスピード感を高く保つことが求められます。

クリアしたボールが遠くにいってしまった場合もすぐにコーチから新しいボールが供給され、新たなプレーが開始されます。

 

プレー中も常にコーチから「リズムを大事にしろ!」という声が飛びます。

 

練習途中で水を飲んだり、ボールを取りにいったりということはしません。

メニューをこなしているときは常に練習に集中し、水を飲む休憩時間や遠くに散らばったボールを集めるときは別に時間を設けるのです。

 

タッチ数の制限とかけ合わせて、練習のうちからスピード感のあるサッカーを作り上げています。

 

 

各練習メニューの目的や意味を確認しながらこなしていく

練習メニューが切り替わるたびに監督から次の練習方法の説明がされます。

その際に必ず「この練習内容の目的は〜」「何を意味しているのかというと〜」といったように、練習メニューの目的を必ず共有し、何を意識しなければいけないのかを確認します。

 

ただやみくもに3対3の練習をするのと、ボールが**にあってサイドを突破しながら最終的に相手の背後を狙う3対3の練習をするのでは、大きく質が変わってきますよね。

 

試合のどんな場面で実際に生かされるのか、練習と試合の内容を繋ぎ合わせる役割を担っています。

そして監督が求めている戦術を理解する時間にもなります。

 

 

ある程度プロになると言われなくてもわかるよ、ということもあるかもしれませんが、育成年代になると意識を統一させるのは非常に大変です。

だからこそしっかりとした指示、練習内容の解説が大事になってきます。

 

 

ちなみにスペインサッカーでは、練習中に監督が座ってじっと見守るということはめったにありません。

常に声を出して指示をし、細かく説明しています。

そして良かったプレーには全力で褒め、悪かったプレーにはきつい言葉を投げかけます。

静かな練習とは無縁なのです。

 

 

まとめ

スペインのサッカーでは練習を見ていると、常に質の高さを追い求めているといえるでしょう。

なんとなく、だらだらと練習するのではなく、要点を抑えながらスピード感をもって練習にのぞむ。

勝負をさせる状況を自然と作り出し、負けず嫌いな選手たちの性格を生かして温度感の高いプレーをさせるのです。

 

試合で求められるプレーを、練習のうちから自然と身体に叩き込みます。

これらが基盤となってスペインの質の高いパスサッカーは作り上げられているのかもしれません。

 

Muchas gracias por leer♡

 

under-pc

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

2016年に大手通信企業を退職し、夢を抱いて単身スペインへ。“とにかくやってみる“を基本に、自分なりにできることをチャレンジ。サッカーをこよなく愛する。スペインにとどまらずヨーロッパへの一人旅も。見た目は子ども、頭脳は体育会系のなでしこジャーニー。