サッカーだけじゃない!スペイン人の国民性がおもしろすぎる③

こんにちは、スペイン語の上達の遅さが辛いMayu(@Jope_Mayu)です。
まだまだ聞き取れないことや話したいことがすっと出てこなかったりします。
悔しい!!!
語学学校の先生はわりとはっきり、っちゆうかスタンダードなスペイン語やけん問題ないんやけど、サッカー関係の人と喋るときとかは時々難しいんちゃな。。(なぜ急に大分弁)
まあ細かいことは気にしない!とにかくやるのみ!!
ということで前記事>>サッカーだけじゃない!スペイン人の国民性がおもしろすぎる②の続き行ってみます。一応これで終わりです。
わたしが出逢ったおもしろいスペイン人
細かいことは気にしない、ポジティブなスペイン人たち
お!前フリの語学の話と掛けてたんか!と思ってくれたそこのあなた、よく気づいてくれました。

そう、そうなんです、スペイン人は細かいことを全く気にしません。
いいんだいいんだ!そのくらい!が口癖です。
先日スペイン人と車に乗っていたらこんなことがありました。
スペイン人とワゴン車でギリギリのスペースに縦列駐車チャレンジ。お尻から入れてたら通りすがりのアラブ系おじちゃんが「もうちょい行ける!」と応援。結局切り返したときに前にドンっ、後にドンっ。なんとかねじこんだ。運転してたスペイン人は「いい運転した!」と喜ぶ。
いや完全にアウト。— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年2月6日
そして続き👇
「いや2回当たっとるやん!」と突っ込んでみると、「なーん、あのくらい気にすんな!👻」と言ってた。
今まで路上で見てきた「これどうやって出られるん?」て感じの縦列駐車は全てこうして成り立ってるんだと察した。スペインで運転できる自信はない。— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年2月6日
車を前後ぶつけようが、特に気にしません。
むしろ難しい縦列駐車ができたことを喜び、入れこんだ自分を褒めるくらいです。
他の人の駐車具合を見る限りだと前後の隙間ほぼなし、というのをよく見かけるので、たぶん彼だけじゃありません。まあだからいいんだと思います。



スペインでかっこいい車をぶいぶい乗ってやりたいぜ!という方は、器の大きい心がもれなく必須です。
先日レアル・マドリード対FCバルセロナのクラシコを観てて、レアル・マドリードが負けたとき
バルセロナでクラシコみるとマドリードファンの人は若干肩身狭そうなんだけど、試合の結果に対しては
「しょうがない!まあ俺たちはヨーロッパチャンピオンだからいいんだ」
て言ってた。置き換えが実に得意。— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2017年12月24日
サッカーになるとかなり熱くなる、いや熱くなりすぎるスペイン人ですが、チームが負けるときはやはり悔しい。だがそれ以上に周りにいる人に負けたくない!という想いからきた言葉でしょう。
負けた試合はもう気にしません、だってわたしたちチャンピオンズリーグ制覇してますから。ふふ
という気持ちが漏れまくりです。



これはある夜の地下鉄での様子。
23時を過ぎて乗った地下鉄。
往復8時間のバス移動で疲れと眠気からげっそりしているわたし。
そこにグラスのまま🍺を持ち込んで乗り込んでくる集団。
温度差といい、グラスごと持ち帰りアリなの?という疑問が止まらない
— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年3月17日
何人かのグループがどこかのバルのものであろうグラスを手に、ビールを飲みながら入ってきました。
地下鉄の中でお酒飲むのアリなの?という疑問に始まり、
そのグラスはバルに返さなくていいの?
そもそもお金払った?
みたいな色んな疑問が湧き出ました。
まあ、いいんでしょう。
何でもアリ感満載な彼らですが、気にするところは変に気にします。
授業中に「🇪🇸では別れ際に時間をかけるべき」という話になり、「食事の途中で帰りたいときはどうすればいい?」という質問に対して先生が
・普通の日か特別な日か
・何番目の料理か
・何人の食卓かと実況見分かのように聞いてた。全てのパターンで違うらしい。スペインの社会性を学ぶのは難しい。
— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年2月21日
以前の記事スペイン人がおもしろすぎる①でもご紹介した、話すのが好きなスペイン人たち。
何人かで話しているときは角を立てないよう、別れ際に時間をかけるとされています。
そこは気を遣うらしい。
どうしても途中で先に帰りたいんだっていう方には、シチュエーションごとに所作が変わってくるみたいです。



働き方が自由すぎるスペイン人たち
スペイン人=働きたがらない国民性
これはもう揺るぎません。もはや結構有名な話なのでは?
- 生きるために働くがあたりまえ(日本人のように働くために生きる人はほぼいない)
- 家族の時間が削られるくらいなら出世さえしない
- 就業時間が終わったら、いくら仕事が残っていようが明日へ持ち込み
これらがスペイン人のモットーです。



働くモチベーションが高くない
効率があまりよくない
仕事を片づけてしまわない
という3本揃いなので、手続き系や各種工事などの進むスピードは亀レベルです。
うちのチームは地域の役所が管理しとるらしくて、電気が切れたとかドアが壊れたとか全部役所に問い合わせる。
ただ役所に問い合わせて、そこから業者に連絡するから直るまで程遠い道のりらしい。
用具倉庫には電気がないけど、つけるつける言いながらかれこれ1年経ってる。— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年1月4日
管理人のおいちゃんはこの状況を怒りながら話しますが、



といって終了です。催促することも特にありません。
以前家のWi-Fiが使えなくなって通信会社に観にきてもらうことになったのですが、1週間経っても音沙汰なしかついつになるかさえわからないという状態でした。
そんなときにルームメイトから言われたこと、



この言葉は忘れられません。
日本人のわたしたちが実感しやすいのはビザの手続き。
どの国もだいたいそうだと思いますが、ぜんっぜん進みません。
ビザの申請が通り、ようやく受け取る頃にはすでにビザの期限が迫っているなんてことも。



そもそもスペイン人って真面目に仕事してるの?
と思う人もいるんじゃないでしょうか。
もちろん、真面目にされている方はたくさんいます。
ただその
真面目の基準が、日本とは違うようです。
昨日昼食前のおやつalmuerzoの時間に、仕事中のスペイン人から「natural」という言葉とともにビールの写真が送られてきた。今日もalmuerzoの時間に「ビール飲んだの?」と聞くと、「うん、でも今日は冷たいビールだった。。」という返信がきた。いや違う、わたしがツッコミたかったのはそこじゃない。
— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年1月31日
ビールとお仕事の両立、これこそがスペイン人にしか成せない技です。



スペインのビールにはアルコールが入っていない訳ではありません
もしあなたが朝出社して昼食までの間に、ビールが飲みたくて飲んでしまったら
スペインでは普通です
と言ってみましょう。なんとかなるかもしれません。



そんな彼らですが、仕事仲間が仕事に出てこようが出てこまいが特に気にしない部分もあるようです。
スペインの学校にいてよくあるのが、先生が連絡等もなく休むこと。
今日はなんでかわからんけどあなたの先生来てないから、こっちの授業にはいって〜
と言われることがある。
先生たちも無断欠勤?に関して特に気にしてないし、わたしもそうなんだ〜程度にしか思わなくなった。とにかく自由。— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年2月21日
仕事に来ていない人がいて、他の人に理由を聞くと
いやー、よくわからん
という回答がほとんど。それで成り立ってるみたいです。



その人の評価がどうなるのか、というのはよくわかりませんが、怒られたりしているのは見たことありません。
接客業のお仕事だとしても、おもてなし文化の日本とは大きく違います。
お客様が神様という言葉は存在しません。
【🇯🇵と🇪🇸レジ店員さんの違い】
👨🏻💼🇯🇵お会計〇〇円です。……〇〇円をお預かり致します。お返しは〇〇円です。ありがとうございました。
👨🏼💼🇪🇸……12.55(合計金額)、お金を渡す→(おつりとともに)ありがと〜
単位のユーロは省略、ありがと〜もたまになし。
🇯🇵はめっちゃ丁寧だ
— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年3月21日
不必要な部分は全て削ぎ落とす、ある意味でミニマリストなのかもしれません。



もうなんだかよくわからないスペイン人たち
最終的な結論として、もうスペイン人がなんだかよくわからなくなってきました。
とにかく日本人の感覚とは大きく違うということです。
あなたは身体の調子が悪いとき、何を口にしますか?
おかゆ?おうどん?それとも……
👱🏻♀️🇯🇵何か食べなきゃだけどお腹痛い
👨🏻🌾🇪🇸生ハムのボカディージョとかお腹に優しいもの食べり
👱🏻♀️わたしにとってそれ優しくないよ
👨🏻🌾じゃあ普通のハムかハモンセラーノ
👱🏻♀️いや具の問題じゃなくてボカディージョ自体が
👨🏻🌾じゃあパンなし!
何が残るんだろう
— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年2月16日
ボカディージョ、つまりフランスパンにトマトとかすりつぶしてオリーブオイルかけて、生ハムとかサラミとかを挟んだサンドウィッチみたいなもんです。
フランスパン噛むのって、結構大変ですよね?
なんなら厚みもあるから、大きい口開けてパンやら生ハムやらを一緒に噛み切る。
ましてお腹に優しい具材かと言われたら特にそうでもない。
しかもこのやり取りの結末が「パンなしのボカディージョを食べなさい」



あと、紛らわしい言い回しには気をつけましょう。
メールでスペインのパパから夕飯のお誘いを受けたけど、行けなくて断ったら
父「OK、気にすんな!ハハ」
私「ごめんね、でも誘ってくれて嬉しかったよ」最後のこの返しのせいで、わたしが結局来ると思ったらしく夕飯が用意されていた。
むやみに誘ってくれて嬉しいと言わないようにしようと学んだ。— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年1月7日
誘ってくれて嬉しい、と受け取られて最終的にOKだと解釈される展開。
勘違いが起こりかねないので、今後は下手に感謝しないようにします
これはもうほんと小ネタなんやけど、
写真撮るときの「はい、チーズ」
スペインでは「パーターター」(じゃがいも、の意味)らしい。笑顔を引き出す言葉もうちょっとあったろうに。
— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2017年12月23日
なんでじゃがいも?
パーターターって口の開き方的には笑顔につながらなくない?
最後になってしまいましたが、こんなことがありました。
スペイン人は日頃から
👱🏻♂️🇪🇸Hola guapa!(ハイ、可愛い子ちゃん!)
みたいな挨拶してくるから、
👩🏻🇯🇵ぶっちゃけ可愛くないなーって人にも言えるの?
と聞くと
👱🏻♂️🇪🇸んー、まあそうだな☹️
って言ってたから、間に受けないようにしてる。でも言われたらちょっと嬉しい。
— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年3月1日
でも以前
👩🏻🇯🇵Adiós guapo!(じゃあね、イケメン!)
って言ってみると
👱🏻♂️🇪🇸ありがとう!
って喜んでたし、
👩🏼🍳🇪🇸Hasta pronto guapísimo!(またね、イケメン(最上級))
👱🏻♂️🇪🇸おいMayu、彼女俺のことイケメンだって
って驚いてたから、彼らはわりと単純なのかもしれない
— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年3月1日
自分たちは無意識に言っているようなことでも、実際にかっこいいと言われると喜ぶスペイン人。
わたしがつくづく思うのは、
スペイン人は単純なところがある
ということ。



思ったことは口にします。違うと思ったらちゃんと訴えます。
逆に口にしてくれないと、何を考えているかわかりません。
正直で清々しい部分がある。
それがわたしのスペイン人の好きな部分かもしれません。
まとめ:わたしが出逢ってきたスペイン人たち
これまで大きく3つの記事、9つの種類に分けて紹介してきました。
日本人と真逆だな……と思ったあなた、その通りです。
スペイン人面白いな……と思ったあなた、ありがとうございます。
違う文化を持つ人たちと共に生きるのって、小さなストレスが積み重なったりしますよね。
でもそんなときこそ「逆に楽しい」「おもしろくて興味がわく」と思えば、すっと心が軽くなって生活を楽しむことができます。
3つの記事を全て読んでくださったあなたに、スペイン人って面白いな、スペインっていう国行ってみたいな、なんて思ってもらえれば嬉しいです。
Muchas gracias por leer♡