サッカーだけじゃない!スペイン人の国民性がおもしろすぎる①

こんにちは、深夜1時になろうとしてるのにブログを書き始めてしまったMayu(@Jope_Mayu)です。
スペインで生活し始めて早1年半が経ちました。
街の至るところにサッカー文化を感じるバルセロナ、サッカー好きのわたしは楽しいばかりです。
ご近所さんの歓声でバルサが点を入れたことに気づける街、バルセロナ。
— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年1月28日
でもスペインが楽しいのって、サッカーだけじゃない。
そう、スペイン人自体がほんとに面白いんです。いやほんと。
たぶん日本人と真逆。

スペインが好きで移住してきた!っていう人は、スペイン人の国民性とか文化が好きっていう人が多いんじゃないかと。
>>関連記事:バルセロナ在住の日本人に聞いた、スペインに来た理由トップ3を分析してみた
そこで今回はわたしが遭遇してきたスペイン人のおもしろさを紹介していきたいと思います。



スペイン人をイジる部分がたくさん出てきますが、どれもスペイン人が大好きだという気持ちから来ています。あらかじめご了承ください。
なおこれらはわたしの周りのスペイン人という話なので、全てのスペイン人に該当するわけではありません。
わたしが出逢ったおもしろいスペイン人たち
1.話すのが好きなスペイン人たち
スペイン人=話題を生み出す達人
まさにこれです。センター試験出ます。
選手のママさんに新年の挨拶したら、「日本に帰った?」て聞かれたけん「いや帰ってないんよ」と言うと、
「遠いし高いもんね。この間知り合いがタイ人の子と結婚してね、年末年始はタイに帰ってて……高いし大変よね」
という一連の会話をして、つくづく話すのが好きな国民性だなと思った。— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年1月2日
日本に帰ったか?という話題から、タイ人の子と最近結婚した知り合いの話まで持っていきます。
この話題転換力は圧巻です。
またスペイン人はこちらが特に何も言わずとも急に1人で話し始めます。
これはサッカーの練習帰り、車で送ってもらっていたときの話。
今日のスペイン人との会話、この後お金を引き出して学校の口座に振り込まなきゃいけないとか、今晩は何食べよう冷凍している鶏肉を焼こうかな、ピザは週末にとっておこう、そのあとはシャワーを浴びて寝る……とか聞いてもいないのにひたすら話してて、つくづく話すのが好きな国民性なんだと思った。
— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年1月25日



こんな日もありました。
〜サッカーの練習終わり〜
Mayu帰るぞ!
→一緒に帰るAちゃんオフィスへ
→別のスペイン人がきて「Mayuビールごちそうするよ!」
→ビールを飲みながら待つことに
→Aちゃん戻ってきて電話し始める
→飲み終わり車へ向かう
→別の人と出会いAちゃん話し始める
→車に乗って急かす実際帰るまで計30分
— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年1月19日
スペイン人、別れ際も会話が止まらないので、帰ろうと言ってから実際に帰るまでが長い。
なんと会話の途中で突然、よし帰ろう!と言ってすぐに帰ってしまうと
急にどうしたんだろう?大丈夫か?
と思われかねないそうです。(スペイン語の先生いわく)



日本人のあなたは「外国人だから仕方ない」という特権を使えばすぐに帰っちゃうことも可能
わたしの分析結果でいえば、
会話の途中で、Bueno(ブエノ)、……と言ったときが帰るタイミングです。
ただこのBueno(ブエノ)は別れ際の会話で何度も登場しては、違う話題に切り替わってしまうことも多々あるので、そのチャンスを逃してはいけません。



そんなこと言ってたら



と心配しちゃいますよね。そりゃそうです。読めません。
そんなあなたも大丈夫!
こう思う人のために、スペイン語にはおもしろい表現があります。
スペイン語のおもしろ表現
*Me voy a ir yendo別れの挨拶をしたあとも喋り続けるため、実際に帰るまで結構な時間を要するスペイン人。
ほんとうに帰らなきゃいけない時間を計算して、その何分か前に前もって帰ることを知らせるための表現らしい。動詞のIrが3連チャンの最強表現
— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2017年11月29日
この表現は例えば実家に帰ったとき、
夕方17時に実家を出なければいけない、とします。
ただ17時に「母さん、俺帰るわ〜」と言っても、



という会話が始まり、すっと帰れない。
こんなときのために予め16時半くらいから、「俺そろそろ帰らなきゃいけないからね〜」というアピール、ジャブを打っておかなきゃいけません。
そのときの表現がこの「Me voy a ir yendo(メボイアイルジェンド)」
この表現で使われているvoy、ir、yendoは全て「行く」という意味です。



そんな彼らの話のネタはほとんど、誰かしらの噂話らしい。
以前スペイン語の先生が、



と言ってました。噂話はスペインで国民的スポーツらしい。
スペイン語の語学学校ではスペイン人のいろんな特徴や文化などを教えてもらえるので、本当におもしろい。
前にこんなこともありました。
「スペイン人は話しだすと止まらないので、あなたたちは上手いこと会話をさえぎるもしくは中断させるコツを身につけなければなりません。それでは始めましょう。」とスペイン語の先生が言って、ディベートの練習がはじまったのはなんだか腑に落ちた。
— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年1月31日



2.ちょっとお茶目なスペイン人たち
スペイン人と生活していてよく思うことは、おっちょこちょいだなということ。
何度笑わされてきたか。
ミーティングでチームの分析担当(アンドラ人)がカタルーニャ語を話して、監督がスペイン語で補足を加えるという状態に笑った。混同。
終わった後に「さっきカタルーニャ語話してたよね?」と聞くと、「え!俺話してた?!」といって他のスタッフに問題なかったか聞く。無意識すぎて更に笑えた。
— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2017年10月21日
カタルーニャ話者のスペイン語とカタルーニャ語の使い分け問題は根深いです。
これで1記事書けちゃうんじゃないかと。
彼らはこの切り替えを無意識にやってます。
昨日のチームの夕食会、コーチ陣がいつものようにカタルーニャ語で話してたから、思いきって
カタルーニャ語禁止!🙅♀️
って言ってみたら
そうだったごめんMayu…無意識だ🤦♂️🤦♂️
と言ってたけど5分後にはカタルーニャ語で話が白熱してて、もうこれはわたしが勉強するしかないと悟った
— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年2月18日



しかしついこの前、試合終わりにコーチ陣で話していたら



と言ってくれたのです…!
そのあと別のコーチ2人からも2回、計3回……!
(3回も言わなきゃ直らないのかということは置いておいて)この意識の変化がなんと嬉しいことか……!



それからはもちろんカタルーニャ語にまみれた会話ですが、もう構いません。
これはもはや常識という概念をぶっ壊された出来事です。
スペイン人がバナナ食べ始めたと思ったら最初に皮全部剥きだしたけん、「そうやって食べるったい!」てツッコミして、「普通半分まで剥いて食べて、もう一回剥くもんじゃない?」って言ったら「たしかに手汚れん」てびっくりしてた。
そこから違うったい。最終的に自らスペイン人はバカだと言ってた
— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年1月2日
先日バナナの食べ方を教えたスペイン人コーチがバナナを🍌のかたちでちゃんと食べてた!
学んでるやん!といじってみたら「日本式の食べ方いいな!」と言ってた。一皮目は一気に最後まで剥いてしまったけど、途中で思い出して他の皮を🍌のかたちでちゃんと止めたらしい。もう愛らしくてたまらない。 https://t.co/TgEfu32liZ— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年1月15日



学んだよ〜と言わんばかりの顔で自信気にバナナを見せてくるスペイン人。
「愛らしい」という言葉の定義に使ってください
これはもうおっちょこちょいというより、衝撃でした。
相手チームのサブのキーパーがこっちのフィールドユニフォームと全く同じ上下青のユニフォーム着てたから、審判が「それじゃ出られないよ」って試合前に言ってたにもかかわらず後半始まったらそのまま出てた。さすがに文句いって試合中着替えてもらったけど、思わず「彼はバカなの?」と言ってしまった
— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年1月21日
そもそもゴールキーパーのユニフォームに上下青を取り入れるという発想が、すでにイジるポイントではありますが、そこに注意を受けたにもかかわらず気にせず試合に出場しちゃうという。



さすがにユースのトップリーグでこんなことはありません、わたしが持っているもう1つの12−13歳カテゴリーのチームです。
ただ先日コーチが柄つきのTシャツを裏返して着てしまっている、という場面に遭遇したので、着ているものに対してあまり意識がないのかもしれません。仕方ないです。
たまにこんなメールも届きます。
スペインの父ちゃんから
Ar saque sxpd
というメッセージが届いたけど意味がさっぱりわからない。
いつも誤字が多いから予想しながら理解するんやけど、こればっかりはピンとすらこない。
ましてつい出たカタルーニャ語とかだったら、完全に守備範囲外。
聞き返したものの、おそらく正解は返ってこない— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年1月7日



3.踊るのが大好き、陽気なスペイン人たち
フラメンコで有名なスペイン。
ラテン系民族のスペイン人はもちろん踊るのが大好きです。
昨日は友だちと出かけたよ〜と話すと百発百中で、「踊ったのか?!」と言ってきてその場で軽く踊りだすスペイン人がすき。
— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2017年11月24日
このやりとりはもう数えきれないほどしています。
踊ると聞いて、若い子が六本木のクラブで踊るのをイメージしたかもしれません。
いいえ、ここスペインには歳なんて関係ありません。年齢はただの数字です。
結婚して子どもがいようが関係ありません。自分が楽しむことは忘れません。
今週の金曜日は選手のママ会ディナーに参加させてもらうことに。
夕食のあとはもちろんクラブに踊りに行くらしい。結婚してようが子どもがいようが、踊ることは忘れないスペインママ。
ちなみにディナーの場所は有名クラブから歩いて1分という徹底ぶり。 #bailar
— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2017年11月29日
最終的に夜の3時頃までクラブで踊っていたスペインママたち。
中には50歳を超えるママもいて、もう尊敬。みんなと踊るのが楽しくって、はじめてdiscotecaたのしい!と思った。
わたしもあんな風にノリノリでダンスできるようになりたい。
スペインで生きていくのにダンスは必須。— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2017年12月3日
もはや当初のディナーよりクラブがメインだったのではないかと。



クラブに行ける年齢の上限もありません。
いつも練習や試合を見にくる86歳のおじいちゃん(OBさん)が20歳前後の若者2人と仲良く話しながら写真を見ていたので私も見せてもらったら、土曜日一緒にクラブに行ったときの写真だった。86歳と20代の若者と40代のコーチも一緒にクラブに行ってたらしい。スペイン人の底力を見せられた気分だった。
— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年1月21日



ポップな音楽が流れたらリズムを取って踊りだすスペイン人。
Mayu、薬だ〜と言ってビールを差し出してくるスペイン人。
今日もみんなげんきです。— ほぺまゆ@バルセロナ⚽🇪🇸🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2017年12月19日
こんな楽しい日常を過ごしています。
これだけでは終わりません
3つのパターンを紹介しましたが、実はこれだけじゃありません。
文字数が6,000字に達しそうな勢いなので、記事を3つに分けます。すみません。
おもしろかった!という人は続編もぜひご覧ください。
続編>>サッカーだけじゃない!スペイン人の国民性がおもしろすぎる②
Muchas gracias por leer♡

