こんにちは、スペイン在住のMayu(@Jope_Mayu)です。
2017年のクリスマスはスペイン人の家族と過ごすという貴重な体験をさせてもらいました!

日本に住んでるとなかなかヨーロッパのクリスマスが想像できないと思うので、今回はちらっとご紹介します!
もちろん各家庭によってさまざまなので、参考程度に。
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目次
スペインのクリスマスって?
スペインのクリスマスは12月24日〜1月6日までの約2週間。めっちゃ長い。
12月24日のクリスマスイブはスペイン語でNoche buena(ノチェ・ブエナ)と呼ばれ、25日のクリスマスはNavidad(ナビダッド)と呼ばれます。
この2日間は家族と過ごすのが一般的。他の国からスペインに来ているヨーロッパの人たちも、この時期は自分の国に帰って家族と過ごすことが多いです。
25日はスーパーやレストランなど閉まっているところが多いので、この日観光やお買い物をする予定の方は注意しておきましょう。24日も営業時間を変更している場合が多いです。
サンタクロースよりも東方の三博士

年越しを経た1月6日もReyes Magos(レイエス・マゴス)という祝日。
5日の夜に東方の三博士(Reyes Magos)がやってきて、プレゼントを届けてくれると言われています。
スペインではサンタクロースよりも東方の三博士がプレゼントを届けてくれると考えられているので、1月6日にプレゼントをもらう子どもたちが多いらしい。
カタルーニャ地方では12月26日もサン•セバステンという祝日なんです。
この日もクリスマスのようにお祝いをし、子どもたちもプレゼントをもらいます。
つまりカタルーニャ地方の子どもたちは12月25日、26日、1月6日の3回プレゼントをもらうチャンスが!

スペインで家族と過ごすクリスマスはどんな感じ?
みんなでおじいちゃん•おばあちゃんのお家に集合!
25日クリスマスの朝、12時においでと言われたのでその時間に一旦父ちゃん母ちゃんのお家へ。
行ってみると、前日のクリスマスイブにわいわいしたあとの後片付けをしてる途中。
後片付けが完了したら、いざおじいちゃんおばあちゃんのお家へ!
おじいちゃんおばあちゃんのお家は広いので、いつもそこで集まるんだとか。
行ってみるとおばあちゃんがせっせと料理の支度をしていました。
ちらっとダイニングテーブルをのぞいてみると、最後の晩餐を彷彿とさせるお部屋が。


PlayStationWORLDSで遊んでみた
みんなでご飯を食べ始めるのにはもう少し時間があるので、隣接して住んでいる親戚のお家を少し紹介してもらうことに。
おじいちゃんはピソ(アパート)一軒を丸ごと持っているらしく、他の階に家族が住んでいました。
そのうちの一軒に行ってみると、PlayStationWORLDSで遊んでいたのでわたしもさせてもらえることに。

PlayStationWORLDSの存在さえ知らなかったわたしは初めて見て「なんだこれ?」という感じでしたが、実際にやってみるとおもしろい!
いわゆる3Dみたいなやつで、写真にあるどでかいメガネをつけてみると360度海の世界が広がってました。
そのまま海の奥底まで潜っていってダイビング。
あまり時間がなかったのでこれだけでしたが、ほかにも敵を倒していくようなゲームもありました。

日本人なのにSONYのゲームを全く知らず、スペイン人に色々教えてもらいました。
このゲームはPlayStation VRというのを使っています。
年末年始に家族でPlayStationを使って楽しむのもいいですね。
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みんな揃っていざ食事開始!
みんなぞろぞろと美味しそうな匂いに集まってきたので、いよいよ食事開始!
お昼ご飯ですが、ここはスペイン時間の14時〜15時頃に始まりました。

最初の一杯はクリスマス恒例のCAVA(カバ、シャンパンのこと)と思いきや、
各自みんな飲みたいものを飲むスタイル。ビールとかワインとかVermutとか。
飲みたいときに飲み始めるスタイル。乾杯はなくゆるーく開始。
一人ひとりの自由を尊重する国、スペイン。
まずはおつまみから
最初はピカピカといわれるおつまみのようなものからスタート。
各皿にえびや貝類のつまみ、アーティチョークの上にアンチョビとオリーブを乗っけたもの、生ハムやチーズなどが並んでいました。

サラダと煮込み料理がやってくる
サラダとスープが運ばれてきました。

そのあとolla de cardoという料理がやってきました。
骨つきの豚肉や肉団子、野菜やひよこ豆などを底の深い大きな鍋で煮込んだもの。

先ほどのスープはこの煮込み料理のスープらしい。
このとき出てきた肉団子のようなものはPelota(スペイン語でボールという意味)と呼ばれてました。

ここでまさかのシャンパンとともに乾杯
そうこうしていると急にCAVAを持ってきてみんなで注ぎ出しました。

ここでシャンパンの登場らしい。
そして急に乾杯しようぜ!といい出す。

恐縮ながらみんな日本語を使って、「カンパーイ」と言ってくれました。
(結局このCAVAに限らず、ピンク色のCAVAなども飲みました。)
いよいよメイン料理がやってきた
みんなお待ちかねのメイン料理。

これが何かはもう見て一発でしょう。
子ぶたさんです。
オーブンで焼かれた子ぶたさんです。

そしておばあちゃんはもういっちょ、料理を運んできました。

今度は子ひつじさん。
原型はありませんが、子ひつじさんです。
つまりはラム肉ですね。
ほとんど好き嫌いのないわたしでも若干ラム肉の臭みは気になってしまうんですが、「食べ、食べ!」というおすすめ合戦には勝てません。もはやお断りする時間さえもなく、お皿に盛られます。
最初食べたときはやはり臭みが気になりましたが、そのあとは意外と大丈夫でした!

締めのデザート
最後はお口直しかのようにパインや黄桃、りんごにキウイなど色んな果物が入ったフルーツポンチが出てきました。嬉しい!(写真を撮り損ねましたが、あなたが想像した通りのフルーツポンチです)
そして食卓の真ん中にセッティングされるクリスマス菓子の数々。
トゥロンやポルボロン、フェレロロシェなどなど……
クリスマスを迎える前からトゥロンとポルボロンは食べてきて若干飽きてたので、フェレロロシェを食べてました。
何度も目にしていながら食べるのは初めてだった気がするフェレロロシェ。

食事も終わり、ぱらぱらと解散
「わたし薬局に行かなきゃいけないんだった!」
という孫娘の一言からぱらぱらと解散し始めました。
この自由さは家族間ならでは。

最後に記念にパシャり。
お次はどこへ?

どこに行くんだろう、と思ったらなんと少し離れた場所にあるもう一つのお家のクリスマスツリーの飾り付けをしに行くんだとか。

なぜ今さらツリーの準備?かと思いきや、あしたのお昼はその別荘でみんなでご飯を食べるとのこと。そのための飾り付け。
もう一つのお家に移動してクリスマスツリーの飾り付け
もう一つのお家がある場所へ向かいました。
スペインに住んできて思うのは、ヨーロッパの人たちってだいたい普段暮らし用のお家と夏のバカンス用のお家を持っている家族が多い。お家2つ所有。

お家がなにせすごい
山の近くにある別荘。着いてみたらビックリ。





開いた口がふさがらないとはこのことです。
なんと綺麗なお家だこと。
畑のようなものまで。

(みんなは家庭菜園だーと言ってたけど、わたしにはもう畑にしか見えない)
おじいちゃんは小鳥もたくさん飼っていました。


ツリーを出してきて飾りつけ
お家の中でツリーを飾りつけ。
ツリーはホンモノの木じゃなく偽物ですが。

無事完成してキッチンとダイニングの間のところに置きました。

外に出てみるとすっかり暗くなっていたのですが、
プールをみてみると、なんとロマンチックな仕掛けがされてありました!

他にも赤や青など色が変わるようになってました。

翌朝、再び別荘へ
朝の10時に待ち合わせて再び別荘へ。
着いたら支度をして近くの山へ3匹の犬とハイキングへ。


結局6km歩きました。
みんなで昼間っからパーティー開始!
別荘に戻って少しゆったりしたら、お昼のパーティーを開始!
この日もシャンパンのCAVAを開けて、みんなでお酒を飲みながら楽しみました。

スペイン人は相変わらずみんなよーく喋る。
それがまた楽しい!
最後のデザートのフィニッシュまで、前日と同様お腹いっぱい食べました。
そのあとはみんなでソファに座って映画鑑賞。
ゆったーりとした時間が夜18時頃まで続きました。
暗くなってきて、みんなあしたからお仕事なので解散。
スペインのクリスマスまとめ
この2日間スペインの家族と過ごして、ゆったりとした時間を過ごすことができました。
そして思ったことは、家族っていいなということ。
みんながいっぺんに集まることは普段なかなかできないですが、こうしてクリスマスをきっかけにみんなで集まって、わいわいガヤガヤできるのは幸せなことだなと思います。
何があっても家族がいれば、心強いし頼りになる。
クリスマスは家族の大切さ、かけがえのなさを実感させるものでした。
Muchas gracias por leer♡