スペイン・バルセロナの年末年始がカオスだった話

こんにちは、日本で過ごす年末年始が恋しいMayu(@Jope_Mayu)です。
スペインでの年越しはかれこれ2回目を迎えました。

年末年始はスペインへ旅行に行く!という方は特に気になるのではないでしょうか。
そこで本記事ではスペインの年末年始の様子を現地在住者の視点からお届けします。
スペインの年末年始って?どんな習慣があるの?
スペインのクリスマス:Navidad
スペインのクリスマスは12月24日〜1月6日までの約2週間。めっちゃ長い。
12月24日のクリスマスイブはスペイン語でNoche buena(ノチェ・ブエナ)と呼ばれ、25日のクリスマスはNavidad(ナビダッド)と呼ばれます。
この2日間は家族と過ごすのが一般的。他の国からスペインに来ているヨーロッパの人たちも、この時期は自分の国に帰って家族と過ごすことが多いです。
25日はスーパーやレストランなど閉まっているところが多いので、この日観光やお買い物をする予定の方は注意しておきましょう。24日も営業時間を変更している場合が多いです。
バルセロナがあるカタルーニャ地方のみ26日も祝日のため、閉めているお店が多いです。注意しておきましょう。
スペインの大みそか:Noche vieja
スペインの大みそか12月31日は「Noche vieja(ノチェ・ビエハ)」と呼ばれます。
この日はスーパーも休みだったり、早めに店じまいをしたりという感じです。
年越しは家族とゆっくり過ごしたり、友人とカウントダウンイベントに出かけたり。
年をまたいだ瞬間はブドウを12粒、毎秒食べるのが伝統的です。
スペインの元旦:Año nuevo
スペインの元旦1月1日は「Año nuevo(アニョ・ヌエボ)」と呼ばれます。
この日は祝日で、レストランなどを除いて基本的にどこもお休みです。
スペインは正月三が日という考え方は一切ないので、2日から普通通りの生活がはじまります。
今年は元旦が月曜日だったので、ちょっとした3連休があっただけという感じでした。
あけましておめでとう!= ¡Feliz año nuevo!(フェリス・アニョ・ヌエボ)
スペインのクリスマス最終日:Reyes
スペインのクリスマス最終日の1月6日はReyes(レイエス)と呼ばれます。
スペインではクリスマスにプレゼントを持ってくるのはサンタクロースよりも、東方の三博士(東方の三賢人とも呼ばれる)と考えられているので、子どもたちにとってはこの日が1番大事だったりします。
1月5日の夜に東方の三博士が街にやってくることを表すパレードが各地で開かれます。
当日Google Mapなどでパレードの順路は調べることができるので、東方の三博士の来西をご覧になってみてはいかがでしょうか。



12月28日はDía de los inocentes(ディア・デ・ロス・イノセンテス)と呼ばれ、スペインのエイプリルフールにあたります。この日は嘘や冗談などを言ってもいい日とされているので、この日スペインにいる方は楽しんでみては。
スペイン・バルセロナで過ごす年末年始とは?
スペインの年越しは友だちとお家でプチパーティー
クリスマスは家族で過ごし、年越しは友だちとワイワイ過ごすのが一般的。
わたし自身2017年の大みそかの夜はなんとか停電が解消したところで、ルームメイトとロゼワインを開け、ピザとわたしの手作りトルティージャ(初作)でお祝いしました。
年越しの瞬間はテレビをみながらカウントダウン!
年越しをした瞬間のテレビ。
下に並んでいる数字とマークは12個のブドウを食べるためのものです。
年越しをしたら12秒のカウントダウンが始まるので、それに合わせてブドウを12個食べます。
マドリードのマヨール広場はこんな状態だったみたい。。
人で溢れかえっててゾッとする。。
スペイン・バルセロナの年末年始、街はどうなってるの?
2016年の年越しはエスパーニャ広場の年越しイベントに行ってきました。
バルセロナの年越しで圧倒的な人の数を誇るエスパーニャ広場。



年越しの瞬間の花火も見ることができました。
年越し後のエスパーニャ広場はこんな感じ。
こんだけ人が集まると、おもしろい人めちゃくちゃいます。外でもガンガンお酒飲んでて、ビールの缶とか至るところに。
若い女の子が近づいてきて「未成年でもお酒出してくれるお店知らない?」と声をかけてきました。



スペイン・バルセロナの年末年始:年越しのあとはクラブへ!
年越しをしてから着替えるなりお化粧をするなり身支度をして、バルセロナのDiscoteca(クラブ)へ!
スペインのDiscotecaはだいたい夜中1時か2時以降に営業開始します。
わたしは全く詳しくないのですが、コロンビア人のルームメイトとその友だちについて行くがままVila Olimpicaのクラブに行ってきました。
ここは入場無料なので、さっと入って踊り、飽きたら別の場所へといった感じです。(ドリンク代は別途かかります。)
色んな国籍の人であふれたカオスな場所
バルセロナの人はもちろん、他のヨーロッパの国の人や中南米出身の人、アフリカ出身の人、アジア出身の人など色んな国籍の人が集まった場所になっていました。



普段は遠くに住んでいるけど年末年始で遊びにきている人が多くいたように思います。
人が多いところでは人ごみにまぎれてスリに遭うケースも多いので、身の回りのものには注意しておきましょう
スペインで日本人が被害に遭ったうちの2人に1人はバルセロナで起きています。
色んな男性が女性を誘う手法がおもしろかった
周りの人間観察や声をかけてくる人などを見ていたのですが、それがめちゃくちゃおもしろかったんです。
【Discotecaで見かけたナンパの手法】
・出逢った瞬間にTe amo!(愛してる)と叫ぶ人
・徐々に踊りながら近づいてきて、手を取ってリードしながら踊る人
・遠くにいて目があった瞬間ウインクをしてくる人
・腕をぽんぽんと叩き、おいでとサインをする人
・「あなたは美しい」といきなり声をかける人— ほぺまゆ@バルセロナ🇪🇸⚽️🇯🇵 (@Jope_Mayu) 2018年1月2日
出逢って目があった瞬間、Te amo!(愛してる!)と叫び出すベネズエラ人。



そのあとわたしが日本人だと聞いて、なぜかさらにテンションがあがる彼。
色々話をして別れました。が、そのあともう一度見かけたとき、人混みの向こうでハートマークを手で作ってわたしに向けてきました。



そして今度は黒人の方がノリノリで踊りながら徐々に友だちに近づいて、一緒に踊っていました。
ダンスの上手さといい、あのさりげない近づき方といい、すごいなあと感心。



という友人の一言から始まり、わたしも少しだけ踊ってみることに。
笑顔の素敵なセネガル人の彼。
踊りながら



という言葉を投げかけられましたが、ありがとうと言って丁重にお断りしました。
ほかにも
- 女性に直接話しかけて「僕と一緒に踊りませんか」と誘う男性
- 遠くにいてもウインクをして女性を誘う男性
- 近くで踊っている人が無言でぽんぽんと腕を叩き、おいでとサインしてくる男性
……etc
それはもうさまざまな光景を目の当たりにしました。
スペイン・バルセロナの年末年始:クラブをハシゴをして夜が明ける
スペイン・バルセロナで見た初日の出
みんな元気だなあーと思いながらのんびり過ごしていたら、気づけば朝の7時に。
せっかくなので日が昇るのを見ようということになり、海へ。
初日の出をばっちりと目に焼きつけることが出来ました。
バルセロナで初日の出を見たい方は、Bogatell(ボガテル)の海がおすすめ!人があまりいないので、ゆっくりと見られます。
逆に人がたくさんいるところでワイワイ見たいという方はBarceloneta(バルセロネタ)の海へ行ってみましょう。



スペイン・バルセロナの年末年始まとめ
おもしろい光景をたくさん目の当たりにして、ある意味忘れられない夜となりました。
ラテン系の積極性というか、躊躇なく言葉にするあたり、つくづくさすがだなと。
最後は初日の出を見て綺麗に締めくくれたのでよかったなと個人的に思っています。笑
どんな雰囲気か味わってみたいという方は、特にお金もかからないのでふらっと寄ってみるのもおもしろいかもしれません。(年末年始かかわらずやってます。)
年末年始をバルセロナで楽しむ予定の方はこの近くでホテルをとっておくと帰りが安心です。



昼間はしっかりと観光をしたいという方はこちらのツアーをチェックしてみては♪
Muchas gracias por leer♡